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第5章 計画を推進するための取り組み

更新日:2012年12月19日

 「第2次堺市地域福祉計画」は、市民・団体、事業者、堺市社会福祉協議会、市など、堺市の地域福祉に関わるあらゆる人の参加や協力のもと推進していくことが必要です。

 また、地域福祉について多くの人の理解と参加を得ること自体が、福祉コミュニティづくりをめざす地域福祉の目標のひとつでもあります。

 多くの人の参加や協力のもとで計画を推進していくため、つぎの事項に取り組んでいきます。

【1】市民参加で計画の推進や評価について検討するしくみをつくります

 計画を着実に推進するために、「地域福祉推進のために“ともに”取り組むこと」(第3章)について、年次的に優先的に取り組むことを決め、役割分担と協働により、具体的な推進方策の検討を行います。そして、実施状況を点検・評価し、次年度にフィードバックしていくしくみをつくります。

 このしくみは、市民・団体、事業者、堺市社会福祉協議会、市などの参加と協働によりすすめていくよう、計画推進懇話会で検討を行うとともに、市民に情報を公開し、広く意見を求めながら推進していきます。

【2】計画を市民に周知し、各々の実施計画づくりと話しあいをすすめます

 地域福祉は、わたしたちだれもが困ったときには支援の受け手となりつつ、それぞれができることで担い手としても参加していくことで成り立つものであり、そのことが魅力のあるまちにもつながっていきます。そのため、さまざまな機会を通じて、地域福祉の理解を広げ、計画の内容を多くの市民に知ってもらえるように取り組みます。

 そのうえで、計画の実現に向けて一人ひとりができることを考え、互いに協力できるよう、さまざまな地域や場面で地域福祉に関わる各種の活動や話しあいの場をつくります。

【3】区のまちづくりと連動した取り組みをすすめます

 まちづくりやしくみづくりをすすめるうえでは、行政単位としての区ごとに取り組むことが効果的な場面が多いと考えられます。区の計画である「まちづくりビジョン」や具体的な活動のなかでも福祉は重要なテーマであり、区のまちづくりと連動して取り組むことで、地域の状況に応じた地域福祉を計画的にすすめていきます。

【4】市の関係部局間の連携を強化し、地域福祉の視点に立った施策を推進します

 地域福祉はこれからの社会福祉の基本となる考え方であり、この計画は堺市における【健康福祉のマスタープラン】として位置づけています。こうした考え方を分野別計画にも反映させ、分野間や市民の主体的な活動と連携するという視点をもって、地域福祉の推進を図ります。

 また、健康福祉分野に限らず、市民の暮らしに関わるさまざまな分野についても、「だれもが安心して心豊かに暮らせる魅力ある地域をつくる」という地域福祉の目標の達成をめざし、関係部局間との連携を深め、「参加と協働」の視点で施策を推進していきます。

【5】次期計画を展望し、この計画を推進していきます

 この計画は、地域福祉を推進していくうえで5年間に取り組む目標とその方向を示した計画です。本計画では十分に取り上げられていない事項や、計画を推進していく中で新たに対応が必要な課題については、検討しながら取り組みをすすめるとともに次期計画に活かしていきます。

 また、生活にいっそう根ざした地域福祉を推進する観点から、より市民に近い区や地域でその独自性を大切にし、活動の状況を活かした地域福祉計画が策定されることが望ましいと考えます。そのため、次期堺市地域福祉計画は、区ごとの「地域福祉のまちづくり推進計画」を積みあげた計画として策定することをめざします。

 その実現のためにも、多くの市民が地域福祉に関心をもち、「自分達の地域は自分達でつくる」という思いで提案したり、地域での計画づくりに取り組むしくみづくりなども視野に入れて計画を推進していきます。

このページの作成担当

健康福祉局 生活福祉部 地域共生推進課

電話番号:072-228-0375

ファクス:072-228-7853

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館7階

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