古墳の謎2 百舌鳥古墳群とは?
更新日:2018年8月4日
謎2 百舌鳥古墳群とは?
堺市の堺区・北区・西区・中区の4キロメートル四方にまたがる古墳群です。多くの古墳が5世紀ごろに造られたと考えられます。大きな古墳から小さな古墳まで集まっていることが特徴で、国内最大の仁徳天皇陵古墳(墳丘長486m・前方後円墳)、国内3位の履中天皇陵古墳(墳丘長365m・前方後円墳)、国内7位のニサンザイ古墳(墳丘長300m・前方後円墳)などがある一方、直径が15mの正楽寺山古墳(円墳)や、一辺が11mの天王古墳(方墳)など小さな古墳もあります。
古墳群は、大阪湾が見下ろせる台地上にあり、特に仁徳天皇陵古墳や履中天皇陵古墳は、海岸線と並行に造られることから、海から見える姿を意識して造られたと考えられています。
かつては100基以上の古墳が造られたようですが、田畑にするために壊されたものや、土を取ったり、家を作ったりすることなどで無くなった古墳もあり、現在では44基が残っています。
百舌鳥古墳群の分布
※濠は一部を除き省略
※緑は現存古墳、赤は消滅古墳を表す
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