古墳の謎5 埴輪
更新日:2018年8月20日
謎5 古墳の外には何があるの? ~埴輪~
埴輪とは、墳丘の平らな部分に置かれた焼き物です。粘土で形を作り、焼いたものがほとんどですが、木で作られたものもあったよう です。埴輪の中で一番数が多いのは、墳丘を一周するように立てられる、筒の形をした埴輪(円筒埴輪)です。これは、古墳時代の前の弥生時代にお墓に置かれていた、壺を載せる台(器台)を表現したものとされており、 壺が載った状態を表現したものは朝顔形埴輪と呼ばれています。
墳丘の頂上や前方部と後円部の境目(造り出し)には、様々な形を表現 した埴輪が置かれる場合もあります。 最初は、家や笠、船、鳥など、物や特定の生き物を表現したものが造られますが、徐々に馬や犬、人など種類が増えてい きます。埴輪の種類や作り方から、 古墳が造られた時期が推定できる場合もあ ります。
百舌鳥古墳群でも多くの埴輪が見つかっていますが、人の埴輪は少なく、動物や道具の埴輪が多いです。また、ニサンザイ 古墳からは、木の埴輪も見つかってい ます。
仁徳天皇陵古墳の埴輪はどんなもの?
鹿の埴輪
馬の埴輪
女性の埴輪
水鳥の埴輪
※水鳥の埴輪以外の埴輪は複製品を堺市博物館で見ることができます
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