志野茶碗
更新日:2012年12月19日
桃山時代から江戸時代初期にかけて美濃地方(現在の岐阜県多治見市・土岐市付近)で焼かれた長石釉を施した白色の陶器は「志野」と呼ばれている。
白釉一色の「無地志野」、鉄絵の施された「絵志野」、鬼板(泥漿)を塗り文様をヘラで掻き落とした後に長石釉をかけた「鼠志野」、白土と赤土を層状に練り込んだ「練上志野」などの種類がある。
堺環濠都市遺跡(SKT263地点)出土
堺市堺区甲斐町東2丁
慶長20年(1615)被災焼土層中から出土。
口径13.0センチメートル・器高9.4センチメートル
文献:堺市埋蔵文化財調査概要報告第103冊 2003年3月
埋蔵文化財だより第15号 2002年3月
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