唐津鉄絵茶碗
更新日:2012年12月19日
唐津焼は現在の佐賀県西部から長崎県にかけての広範囲で生産された陶器である。桃山時代から江戸時代初期にかけて盛んに生産され、茶陶の優品も多い。
この碗は、腰部を三箇所押さえて歪みをつくる大振りの碗である。抹茶碗にしてはやや大きいかもしれないが、意匠などから茶碗と考えられる。胴部に鉄絵で籠目と鳥を描き、肥厚した口縁には檜垣文(ひがきもん)を描いている。
堺環濠都市遺跡(SKT84地点)出土
堺市堺区宿院町東1丁
慶長20年(1615)被災焼土層中から出土
口径:13.3から14.1センチメートル、器高:9.2センチメートル
文献:堺市文化財調査報告第34集 1990年3月
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