美多弥神社のしりぶかがし社叢
更新日:2021年10月15日
指定区分
大阪府指定天然記念物
説明
美多弥(みたみ)神社は、泉北ニュータウン光明池(こうみょういけ)地区の住宅街の中にあります。ここには「しりぶかがし」が多く繁茂する社叢(しゃそう)が広く緑をたたえ、他に「くす」・「さかき」・「あらかし」などの照葉樹林(しょうようじゅりん)の姿もみえます。
「しりぶかがし」はブナ科マテバシイ属の常緑中高木で、近畿地方以南から台湾・中国大陸南部に分布し、以前は泉北丘陵にも比較的多く分布していたようです。秋には堅果が成熟し、この下部の中央がやや三角状に深くえぐれることから「尻深(しりぶか)」の名がつきました。
社叢に百本近くを数えるこの森は、造成前の泉北丘陵の原植生を知る貴重な手がかりを与えてくれます。
社叢
「やしろのもり」のこと。鎮守の森。
美多弥神社のしりぶかがし社叢
所在地
堺市南区鴨谷台1丁49-1
地図情報は「堺市e-地図帳」(外部リンク)をご覧ください。
所有者
美多弥神社
指定年月日
昭和48年3月30日指定
このページの作成担当
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