反故裏書(真宗寺本)
更新日:2021年10月15日
指定区分
堺市指定有形文化財
説明
反故裏書(真宗寺本)
「反故裏書」(ほごうらがき)は、本願寺中興の祖・蓮如(れんにょ)の孫である顕誓(けんせい)により著わされた真宗教団の歴史書です。書名は、本文中に反故紙(使用済みの紙)の裏面を使って著わしたという記述があることによりますが、命名者が誰かは定かでありません。
本書は専修念仏の開祖法然(ほうねん)と親鸞(しんらん)など法然門下の信仰の相違、本願寺11世顕如(けんにょ)までの教団の変遷、真宗の諸寺院の由緒等が詳しく書き述べられています。
この真宗寺本は顕誓の自筆本ではありませんが、自筆本成立から間もない室町時代末期頃のもので最古の写本と推定され、資料的価値はすこぶる高いものである上、自筆本は現在のところ未発見であるため最も高い評価を得ています。
宗教法人 真宗寺
特徴・大きさ
紙本墨書・紙数 176紙
外装
縦28.0センチメートル
横22.4センチメートル
本紙
縦12.2センチメートル
横16.5センチメートル
製作年代
室町時代(16世紀末)、原本成立は永禄11(1568)年
指定年月日
平成9年12月15日
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