伏見天皇宸翰御歌集(冬百首)
更新日:2021年10月15日
指定区分
重要文化財
説明
伏見天皇(1265年から1317年)は、持明院統(じみょういんとう)の祖、後深草天皇の皇子で、大覚寺統(だいかくじとう)の後宇多天皇の後をうけて即位しました。書に優れ、上代様を基調にした豊調な書風を確立しました。その書は広沢切(ひろさわぎれ)と称され、鎌倉時代の仮名の名筆として珍重されています。また和歌は当時歌壇の中心であった二条派に対し、京極派(きょうごくは)の詠み手として多くの歌を残しています。
本巻は、春・夏・秋・冬・恋・雑の六部だての体裁にまとめるために書き留めた草稿の一部ですが、冬部がまとまって現存する唯一のものとして貴重であり、詞書の年紀から天皇が四十歳頃の筆かと思われます。
宗教法人 開口神社(あぐちじんじゃ)
特徴・大きさ
紙本墨書 一巻 30.8センチメートル×551.0センチメートル
時代
鎌倉時代
指定年月日
昭和18年6月9日指定
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