竜佐山古墳周濠

世界遺産構成資産

指定区分
堺市指定史跡

　竜佐山（たつさやま）古墳は、仁徳天皇陵古墳の南側に位置する、前方部を西に向けた墳丘長約61メートルの帆立貝形前方後円墳です。
　昭和59年の確認調査の結果によれば、後円部側の周濠（しゅうごう）の外肩、前方部および北側くびれ部の墳端を確認し、北側に造り出しを持つ可能性が生じました。さらに、前方部北西隅で地山の高まりを確認したことから、陸橋が存在する可能性が高いと考えられています。
　仁徳天皇陵古墳に付随する古墳のなかでも墳端や周濠が良好に残り、周濠から出土した埴輪（はにわ）からは、仁徳天皇陵古墳の後に築かれたことが判明しています。

　堺市堺区大仙中町 （大仙公園内）

　帆立貝形古墳

　墳丘長61メートル、後円部直径43メートル、同高8メートル、前方部幅26メートル、同高2メートル

　1,591.07平方メートル

　古墳時代（5世紀後半～末）

　平成28年4月11日