御廟山古墳内濠
更新日:2020年4月1日
世界遺産構成資産
指定区分
国指定史跡
指定名称
百舌鳥古墳群 いたすけ古墳・長塚古墳・収塚古墳・塚廻古墳・文珠塚古墳・丸保山古墳・乳岡古墳・御廟表塚古墳・ドンチャ山古墳・正楽寺山古墳・鏡塚古墳・善右ヱ門山古墳・銭塚古墳・グワショウ坊古墳・旗塚古墳・寺山南山古墳・七観音古墳・御廟山古墳内濠・ニサンザイ古墳内濠
内容
百舌鳥古墳群のほぼ中央にある、古墳群内では4番目の規模を誇る前方後円墳です。埋葬施設や副葬品についてはわかっていません。
墳丘は3段に築かれ、くびれ部南側には造り出しが設けられています。現在、百舌鳥陵墓参考地として宮内庁が管理しています。
墳丘の周りには御廟池と呼ばれる盾形の濠と堤が残り、国史跡に指定されています。かつてはその外側にも濠が巡らされていましたが、現在は埋まり痕跡を見ることはできません。
平成20年(2008年)、宮内庁が墳丘を、堺市が濠をそれぞれ同時に調査し、墳丘1段目テラスには埴輪が隙間なく並べられていたことや、下段斜面には葺石が葺かれていることがわかったほか、造り出しとその周辺からは祭祀に関わる囲形埴輪や家形埴輪などの形象埴輪や土器類が出土しました。
なお、御廟山古墳の周囲には万代山古墳のほか、滑石製石製品などの出土で知られるカトンボ山古墳など陪塚(ばいちょう)と考えられる古墳が数基あったようです。
陪塚
大型古墳の周囲に位置する、同時代の小形の古墳。
南東の空から見た御廟山古墳内濠(堺市世界遺産課撮影)
所在地
北区百舌鳥本町1丁20-1他
所有者
百舌鳥本町自治会(共有地)
特徴
前方後円墳
大きさ
墳丘長203m、後円部径113m、同高18.3m、前方部幅136m、同高17.8m
時代
古墳時代(5世紀前半)
指定年月日
平成30年(2018年)10月15日 追加指定
このページの作成担当
文化観光局 歴史遺産活用部 文化財課
電話番号:072-228-7198
ファクス:072-228-7228
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館5階
(文化財課分室)〒590-0156 堺市南区稲葉1丁3142