短刀 銘国光
更新日:2012年12月19日
指定区分
重要文化財
説明
国光は通称を新藤五(しんとうご)といい、粟田口派国綱(くにつな)の子と伝えられ、相州(そうしゅう・現神奈川県)鍛冶の祖とされています。その作風は山城の粟田口吉光とともに直刃(すぐは)を得意とし、ことに短刀の名手として知られています。この短刀も引き締まった直刃を焼き、刃中の見所が多い作品です。
なかごには三個の目釘孔がありますが、そのうち二個は一部が重なっており、「国光」と切った銘の「国」の上部も目釘孔によって欠損しています。古はばきの表裏に「妙」と「法」の文字が透かし彫りしてあります。
- 附指定
(はばき)、黒鮫柄(つか)、白鞘(さや)
所在地
堺市堺区材木町東4丁1-4
(堺市博物館寄託)
所有者
宗教法人 妙國寺(みょうこくじ)
特徴・大きさ
一口 平造(ひらづくり) 丸棟 鍛え小板目 刃文直刃(すぐは) 長さ 24.2センチメートル
時代
鎌倉時代
指定年月日
大正13年4月15日指定
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