板状塔婆
更新日:2021年10月15日
指定区分
大阪府指定有形文化財
説明
板状塔婆は普通、板碑(いたび)と呼ばれています。山形の頂きを特徴としますが、この板碑はやや丸みを帯びて船の形に似ています。碑の中央には阿弥陀(あみだ)をあらわす梵字(ぼんじ)が陰刻され、その上に地蔵菩薩、下に「明徳二年六月」「為阿弥陀佛」などの文字が刻まれています。碑の基礎部分は当初のものではなく、後でつけられたものです。
明徳2年は、南北朝の動乱期にあたり、この板碑は当時流行した阿弥陀仏と地蔵菩薩とを同体とする信仰を示す資料として貴重なものといえます。
宗教法人 十輪院
特徴・大きさ
一基 花崗岩 高さ187.0センチメートル 幅32.0センチメートル 厚さ18.0センチメートル
時代
明徳2年(1391年)
指定年月日
府規則・昭和37年10月22日
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