和泉長谷寺縁起
更新日:2021年10月15日
指定区分
大阪府指定有形文化財
説明
長谷寺は、大和長谷寺を総本山とする真言宗豊山(ぶざん)派に属しており、大和長谷寺の建立後、聖武天皇の勅命により諸国に建立された新長谷寺のうち最も早く、天平勝宝5年(753年)に徳道上人によって開かれたと伝えられています。
本縁起は三巻構成で、まず大和長谷寺の縁起を述べた後、開基である徳道上人の行状、本尊十一面観音の霊験などが説かれます。鎌倉時代に制作された徳川美術館本の図様を基本的にふまえながらも、比較的動きの少ない表現、丁寧に描かれた細部など室町時代後半の制作と考えられます。類本の少ない中世以前の長谷寺縁起のうち、比較的保存状態のよい作品です。
宗教法人 長谷寺
特徴・大きさ
紙本著色 三巻
上巻33.0センチメートル×1621.0センチメートル、中巻33.0センチメートル×1848.3センチメートル、下巻33.0センチメートル×1586.0センチメートル
時代
室町時代
指定年月日
昭和45年2月20日指定
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