仏涅槃図
更新日:2021年10月15日
指定区分
堺市指定有形文化財
説明
墨書銘によって、江戸時代・元禄九年(1696)に制作されたことがわかります。京都の商人である施主の谷口法悦(たにぐちほうえつ)は、一族とともに、全国の街道筋に100基以上の驚異的な数の題目塔や仏涅槃図(ぶつねはんず)、板曼荼羅(いたまんだら)などを寄進しており、本図にはこの谷口法悦の名前と合わせて、堺の商人など約855人もの結縁者(けちえんしゃ)の名前が記されています。大幅の涅槃図として保存状態も良く、優れた作品であると同時に、制作当時、堺の町に居住していた人々の信仰のありようを知る上でも大変価値が高い作品です。
仏涅槃図 本紙
旧貼付文書
196.1センチメートル×149.4センチメートル
時代
江戸時代 元禄9年(1696)
指定年月日
平成24年4月26日
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