木造 薬師如来坐像
更新日:2020年6月3日
指定区分
堺市指定有形文化財
説明
本像は堺南荘の鎮守社、開口(あぐち)神社境内の北東に位置する薬師社に祀られている薬師如来坐像で「瑞森(みずもり)薬師」として信仰を受けています。
一木造であるという構造や、三道から胸にかけての張りのある肉付きは奈良時代末~平安時代の古像を想起させますが、膝前のなだらかな衣文の表現などから、10世紀後半から11世紀初頭にかけての作と考えられます。
堺環濠都市区域では類例の少ない平安時代の仏像彫刻で、開口神社の神宮寺であった念仏寺に関連する像であり、現在も現地に伝えられている点においても貴重です。
木造 薬師如来坐像
所在地
堺市堺区甲斐町東2丁1-29
所有者
宗教法人 開口神社
材質・法量
一木造・像高56.0センチメートル
時代
平安時代
指定年月日
令和2年3月19日
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