十一面観音立像(光明院)
更新日:2021年10月15日
指定区分
堺市指定有形文化財
説明
堺市内に残る木造の仏像のうち、9世紀以前のものは極めて少なく、10世紀半ば頃から真言宗の寺院を中心に作品が見られるようになります。
本像は、厳しい表情や、膨らんだ胸など力強く表現された上半身から平安時代初期の仏像を思わせますが、下半身の臀部(でんぶ)の突き出しは非常に浅く緩やかに裾(すそ)へとつながり、平安時代後期の表現へと継承されていく要素が見られることから、製作時期はこれらの過渡期である10世紀頃と推定されます。
宗教法人 光明院
特徴・大きさ
一躯・木造・像高119.0センチメートル
時代
平安時代
指定年月日
平成6年6月24日
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