地蔵菩薩立像
更新日:2020年7月17日
指定区分
大阪府指定有形文化財
説明
火災に遭う前の姿
一石のやや硬質の砂岩から、舟形の光背とともに彫り出された地蔵菩薩です。元々この像が伝えられていた善龍寺は行基の開いた四十九院の一つに数えられる清浄光院の跡と伝えられ、叡尊(えいそん)ゆかりの寺院でもあります。
光背には「建武二年乙亥八月晦」「願主沙弥西念仲八又三郎」等の銘文が刻まれ、建武2年(1335年)にこの像が制作されたことがわかります。
頭の大きさに比べて体部はつまり気味ですが、台座の蓮弁の表現や衣文線は力強く明瞭で、優れた作行きを示しています。
本像は平成16年度の火災により損傷を受けましたが、修復事業を経て、平成27年度に堺市に寄贈されました。
所在地
堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内 堺市博物館
所有者
堺市(堺市博物館保管)
特徴・大きさ
砂岩 一躯 像高118.0センチメートル 幅40.0センチメートル 厚30.0センチメートル
時代
南北朝時代 建武2年(1335年)
指定年月日
昭和40年2月12日指定
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