堺学シリーズ講演会<学芸員の活動>
更新日:2020年6月11日
学芸員の仕事は博物館内に限りません。時には博物館を飛び出して日頃の研究成果を講演会などで発表することもあります。
今回は公益財団法人堺市都市政策研究所が開催した「堺学シリーズ講演会」(平成29年度)における学芸員の活動を紹介します。
堺事件とは何かー150年の時を超えてー
日時
平成29年11月30日
担当
白神典之 学芸員
概要
慶応4年2月15日、堺の港に上陸したフランス兵に堺警護の土佐藩士が発砲してフランス側に11人の死者が出る大事件となりました。
この事件は多くの文学作品の題材とされ知名度の高い事件となりましたが、当時の地元史料は意外と知られておらず、未だに不明な部分が多く残っています。信頼できる史料を基に事件を振り返るともに、事件後の供養の歴史にも光りを当てて、この事件が今に伝えるものは何かを考えました。
堺市史史料などを丁寧に読み解き、史実に基づいて講演する白神学芸員
熱心に聴講する参加者の方々
堺県の時代ー明治の初めの堺を学ぶー
日時
平成29年11月30日
担当
矢内一磨 学芸員
概要
慶応4年から明治14年まで「堺県」という県があったこと、堺市堺区神明町東の本願寺堺別院に県庁が置かれていたこと、その時代に起こった事件や定められたことが、21世紀の現在にも影響していることは案外知られていません。今では忘れられている堺県ですが、そのような堺県とその時代について紹介しました。
堺県の成り立ちについて学ぶ 参加者の方々
堺県庁跡である本願寺堺別院について説明する矢内学芸員
このページの作成担当
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