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堺環濠都市遺跡の地層剝ぎ取り標本

更新日:2024年3月19日

令和6年3月より常設展示場にて展示中!

地層剝ぎ取り標本の展示風景

地層剝ぎ取り標本とは?

 実際の地層の断面に合成樹脂を塗って固め、地層を薄く剥ぎ取った資料です。地層そのものであるため、各時代に埋まったモノや土が堆積し現代まで積み重なっている様子を、間近でじっくり観察することができます。

堺環濠都市遺跡とは?

 中世の堺は交通の要衝にあり、古くから商工業が盛んなまちとして発展してきました。現在はビルや建物が立ち並んでいますが、地下には中世以降のまちが遺跡として残っています(堺環濠都市遺跡・略称SKT)。
 堺のまちは、慶長20(1615)年の大坂夏の陣の前哨戦で、市中の大半が焼失しました。それ以前にも多くの火災が発生しましたが、そのたびに盛り土を行って復興を遂げてきました。火災の痕跡は焼土層として今も地中に残されています。

本展示について

 本展示は、SKT1389地点(堺区大町東2丁)の発掘調査で令和5(2023)年に採取した地層剝ぎ取り標本をパネルにしたものです。縦2.3メートル、横2.2メートル分の地層を剝ぎ取りました。
 発掘調査では、慶長20年の焼土層とともに建物や蔵、道などの跡が見つかっています。このパネルでは、現代の地表面から室町時代後期(16世紀前半)までの地層を展示しています。

このページの作成担当

文化観光局 歴史遺産活用部 博物館 学芸課

電話番号:072-245-6201

ファクス:072-245-6263

〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内 堺市博物館

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