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企画展「昭和の記憶」<令和8年4月1日~6月14日>

更新日:2026年1月23日

堺市第1次疎開地区記録

堺市博物館では、太平洋戦争中の空襲に先立って実施された堺の建物疎開とその過程で行われた記録活動、そして空襲後に市民の暮らしがどのように復興したかを紹介する企画展「昭和の記憶」を開催します。

建物疎開は東京、大阪等などの大都市でも行われましたが、記録が取られることなく貴重な都市景観が破壊されました。一方堺では、壊されていく都市の姿を後世に伝えるための事業が行われました。市は堺市芸術報国連盟※に委嘱し、絵画・写真などによる景観の記録保存を図りました。こうした活動は全国的にも珍しい事例です。

本展では、堺市有形文化財に新たに指定された「堺市建物疎開記録関係資料」(堺市立中央図書館蔵)等などを展示し、堺の景観や文化を紹介します。

※ 堺の芸術家たちが戦時下の国策協力のために結成した団体。

会期

令和8年4月1日(水曜)~6月14日(日曜)

開館時間 午前9時30分~午後5時15分(入館は午後4時30分まで)
休館日  月曜日(5月4日は開館)

観覧料

一般 200円(160円)/高校・大学生 100円(70円)/小・中学生 50円(30円)


※( )内は、20人以上の団体料金
※堺市在住・在学の小中学生は無料
※堺市在住の65歳以上の方、障害のある方は無料(要証明書)

主な展示内容

第1章 昭和初期の堺の姿

昭和初期の堺の街の姿や文化を鳥瞰図等で紹介します。

資料名制作年所蔵

『堺市史』

昭和6年(1931)

堺市博物館   

吉田初三郎「堺市鳥瞰図」(原画)       

昭和10年(1935)

堺市博物館

第2章 消えゆく街の姿を残せ

昭和19年の建物疎開で堺の街はその姿を消しました。疎開前の景観を記録に留めた堺市疎開地区記録事業を紹介します。

資料名制作年所蔵

【新指定】岸谷勢蔵「堺市第一次疎開地区記録」

昭和19年(1944)

堺市立中央図書館

【新指定】「堺市疎開地記録写真帳」

昭和19年(1944)

堺市立中央図書館

岸谷勢蔵「堺市第一次疎開地区記録」(原画)

昭和19年(1944)

堺市博物館

岸谷勢蔵 堺市第一次疎開地区記録(さかいし だいいちじ そかいちくきろく)

岸谷勢蔵 堺市第一次疎開地区記録 (部分) 【新指定】

昭和19(1944)年 堺市立中央図書館蔵
堺区宿院付近の約2キロメートルの景観を25mほどの貼り継いだ紙に記録した作品です。昭和19年に堺市が芸術報国連盟に委嘱した疎開地区記録事業の一環として画家の岸谷勢蔵が制作しました。掲載部分は、宿院の繁華街にあった映画館「卯之日座」の景観です。

堺市疎開地記録写真帳 (部分)【新指定】

昭和19(1944)年 堺市立中央図書館蔵
疎開地区記録事業では、多くの記録写真が撮影されました。現在、堺市立中央図書館には、昭和19~20年にかけて撮られた写真210枚が残されています。掲載部分は、疎開作業で壊される「卯之日座」を撮影したものです。

第3章 不死鳥(フェニックス)のはばたき

壊滅的な被害からたくましくよみがえり、不死鳥にたとえられる戦後の堺を紹介します。

資料名制作年所蔵

岸谷勢蔵「堺市民踊りスケッチ帖」      

昭和23年(1948)

堺市博物館   

岸谷勢蔵「鯨まつり」

昭和29年(1954)

堺市博物館

堺市民踊りスケッチ帖

岸谷勢蔵 堺市民踊りスケッチ帖

昭和23(1948)年 堺市博物館蔵
戦時下では、麻雀・登山・野球・相撲・盆踊り等あらゆる娯楽や行事が中止されていましたが、戦後、それらが一斉に復活し、市民の暮らしは一気に明るくなりました。この絵は、昭和23年9月に催された堺市民による踊りの様子を岸谷がスケッチした作品です。地域ごとにチームを編成して踊りのうまさを競いました。成人だけでなく児童も参加していました。

岸谷勢蔵 鯨まつり

昭和29(1954)年 堺市博物館蔵
鯨まつりは、出島浜(堺区)で催されていた豊漁と海上安全を祈願する祭りです。戦争で中断していましたが、昭和29年に催されました。この絵は、その際の様子を岸谷が描いたものと考えられます。漁師たちが、竹と布で作った全長27mにも及ぶ巨大な鯨の山車を引き回し、鯨おどりや鯨音頭が披露されました。昭和時代の堺の浜の活気を感じることができる作品です。

第4章 あたらしい堺

戦後の高度経済成長期に発展した堺の姿を紹介します。

資料名制作年所蔵

岸谷勢蔵「ニュータウンの造成スケッチ」        

昭和時代       

堺市博物館     

岸谷勢蔵「八幡宮の月見祭」

昭和時代

堺市博物館

関連イベント <すべて事前申込不要・先着順>

(1) 記念講演会

日時

5月31日(日曜)午後2時~午後3時30分

場所

堺市博物館地階ホール

定員

80人

参加費

無料

内容

テーマ:「昭和100年 堺」
講師:竹田芳則氏(奈良大学教授)

(2) 学芸講座

日時4月19日(日曜)午後2時~午後3時30分
場所堺市博物館地階ホール
定員80人
参加費無料
内容

テーマ:「消えゆく街の姿を残した人々」 
講師:当館学芸員


(3)展示品解説

日時

4月1日(水曜)~4月5日(日曜)、5月2日(土曜)、6月7日(日曜)
各日午後2時~午後2時20分

場所堺市博物館展示場
定員各回20人程度
参加費観覧料
講師当館学芸員

このページの作成担当

文化観光局 歴史遺産活用部 博物館 学芸課

電話番号:072-245-6201

ファクス:072-245-6263

〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内 堺市博物館

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