平成28年7月~12月
更新日:2017年1月10日
まず、建物を支えるための土台づくり、基礎工事(山留工事)や貯留槽設置を行います。
山留工事とは、地下室となる部分で掘削により周辺地盤の崩壊や沈下などを防止する工事です。
山留工事
1.堺市民芸術文化ホールでの山留工事は、まず建物地下部分の掘削に先立ち、地中に山留となる壁を作ります。
2.写真の一番右側の重機で地盤から19mほど掘削していきます。オーガーといわれるドリルのようなもので地面に穴をあけます。
3.オーガーによる削孔と同時にセメントミルクとよばれる材料を流し込み、セメントが固まる前に鉄骨材を挿入します。セメントミルクが固まり、順次これを繰り返していけば地中に山留となる壁が出来上がります。
4.親杭(鉄骨材)の間に横矢板(よこやいた)を差し込み、山留壁を構築しています。
貯留槽
1.雨水貯留槽の設置を行っています。貯留槽とは敷地内に降雨した雨水が一度に放出しないように、一時的に溜める設備です。一時的に溜めた雨水はポンプを使い、少しずつ排水します。
2.1ピースあたり5~8トンの重さのものを1日あたり14~16ピース設置しています。全て設置が完了すると、最大で630立方メートル(リューベー)貯めることが出来る貯水槽が完成します。
3.ピースの間にあるゴムやボルト等で固定し隙間なく設置することで止水効果があります。
4.最後にコンクリートの板で、蓋をして埋めれば貯水槽の完成です。
周辺清掃
工事に従事する大成建設の方々が、定期的に清掃を行っています。
きれいになったと周辺住民の方からお褒めの言葉をいただくこともありました。
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