バイスタンダーサポート事業
更新日:2026年4月10日
堺市消防局では、バイスタンダーの不安やストレスを少しでも和らげるサポート体制を構築しています。
応急手当実施後の不安に寄り添います。
バイスタンダーとは?
事故や急病の現場に居合わせた方のことを「バイスタンダー」と呼んでいます。
心臓や呼吸が止まってしまった人の命を救うためには、バイスタンダーによる早期119番通報、心肺蘇生法やAEDの使用といった応急手当がとても重要です。
バイスタンダーに知っておいてほしいこと
事故や急病は、いつ、どこで起きるかわかりません。街中や学校、職場、家庭で親しい人に突然起こるかもしれません。
しかし、事故や急病の現場に遭遇し、応急手当を行うということは、多くの方にとって「非日常の出来事」であり、時に大きな不安やストレスを感じることがあります。
1.ひとりで頑張りすぎない
バイスタンダーになったら、まずは大きな声を出して周りの人たちに応援を求め、協力して応急手当を行ってください。ひとりでは不安なことも誰かと協力することで、その不安を軽減することができます。反対に助けを求める声をあげている人がいたら、どんな形でも協力してあげてください。
また、119番通報の電話越しの指令員は、応急手当の方法や今するべきことをアドバイスできます。もし、自分自身しかいない状況でどうしたらいいのかわからない時は、慌てず落ち着いて119番通報の電話の先にいる指令員を頼ってください。
2.どうしても救えない命もあります
心臓が停止してしまうと、救命する可能性は時間の経過とともに急激に下がっていきます。また、事故や病気によっては、救命困難な状態もあり、救急隊の到着までに勇気を出して応急手当をしても、救命できない方もいらっしゃいます。
救命講習会では、AEDの使用方法について学ぶことができますが、全ての心肺停止傷病者が電気ショックの適応となる訳ではなく、講習会のとおりにはいかないこともあります。
「テレビドラマでは助かるのに・・・」
「救命講習会で習ったとおりにやったのに・・・」
などと思われることがあるかもしれませんが、どうすることもできない、そのような現実があることもご理解ください。
3.ストレスを感じるのは自然なことです
事故や急病の現場に遭遇することは、多くの方にとっては「非日常」であり、その経験をした後に、
「怖かった」
「もっと何かできたんじゃないのか・・・」
「自分のしたことは正しかったのか・・・」
など、いろいろな思いがよぎるかもしれませんが、それは人として自然なことで、ほとんどの場合は、時間が経てば軽減します。
不安やつらさを感じたら、一人で抱え込まずに家族や友人、公的なサポートなどを頼ってください。
4.応急手当を実施したことで、責任を問われることはありません
刑法第37条「緊急避難」の規定からすれば、害が生じても避けようとした害の程度を超えなかった場合は、それを罰しないとされています。また民法第698条の「緊急事務管理」の規定によって、悪意または重過失がなければ、善意の救助者が損害賠償責任を問われることはないと考えられます。
最近では、「女性に対してAEDを使用したところ、わいせつ罪で訴えられた。」というような記事がSNS等で拡散されたことがありますが、こうした情報の真偽は不明であり、実際に警察で被害届が受理されたという前例はありません。
心臓や呼吸が停止した人を救うため、心肺蘇生法やAEDの使用はとても重要であり、善意で行ったそれらの行動が、たとえうまくできなかったとしても傷害罪やセクシャルハラスメントなどの罪に問われることはありません。
応急手当実施後に感染症の不安を抱える方へ
応急手当中に傷病者の血液等に触れてしまい、感染の不安がある方を対象として、当局が加入しているバイスタンダー保険により、感染症検査費用を見舞金としてお支払いすることができます。
(注)応急手当を実施した事実及び応急手当の実施に伴って感染疑いがあるということを消防局が客観的に判断できる場合に適応されます。
(注)応急手当による感染の可能性が生じたときは、すみやかにご連絡ください。
不安やストレスを感じた時、あなたの声を聞く場所があります
応急手当を行った後に、こんなことはありませんか?
- 「そのことを思い出して眠れない。」
- 「突然、その光景が頭に浮かんでくる。」
- 「そのことを思い出すと動悸やめまい、吐き気がする。」
- 「物事に集中できない。」
- 「イライラしたり、怒りがこみ上げてくる。」
- 「危険なことが起きないか、常に警戒してしまう。」
このようなことが続くとき、不安やストレスが解消できないときは、消防局救急課までご相談ください。
夜間や休日、また電話では話しにくい場合は、下記のメールアドレスまでご連絡ください。追って担当者から連絡いたします。
連絡先
堺市消防局 救急課
受付相談内容
感染症検査費用のご案内、応急手当内容の振り返り、応急手当に伴う心のストレスの相談(必要に応じて専門窓口をご案内)
(注)傷病者の容態・搬送先など個人情報はお答えすることができません。
受付時間
電話 072-238-6049(平日9時~17時)
メール shokyu@city.sakai.lg.jp(24時間365日)
心のストレスに関するほかの窓口
まず救急課が一次窓口としてお話を伺い、必要に応じて保健師など専門職へおつなぎしフォローさせていただきますが、直接、各窓口に連絡いただくことも可能です。
堺市民の方
お住まいの区の保健センター
| 居住区 | 保健センター | 電話番号 |
|---|---|---|
| 堺区 | 堺保健センター | 072-238-0123 |
| 中区 | 中保健センター | 072-270-8100 |
| 東区 | 東保健センター | 072-287-8120 |
| 西区 | 西保健センター | 072-271-2012 |
| 南区 | 南保健センター | 072-293-1222 |
| 北区 | 北保健センター | 072-258-6600 |
| 美原区 | 美原保健センター | 072-362-8681 |
高石市民の方
高石市役所 健幸増進課
電話:072-275-6381(平日9時~17時)
大阪狭山市民の方
大阪狭山市役所 福祉政策グループ
電話:072-366-0011(平日9時~17時)
すべての方
応急手当感謝カードの配布について
救急隊は、傷病者に必要な処置を行い、早期に医療機関へ搬送するため、バイスタンダーが応急手当をされていても、わずかな言葉で感謝を伝えるのが精いっぱいでした。そこで、堺市消防局では、救急隊が到着するまでの間に応急手当を実施していただいたバイスタンダーの勇気ある行動に感謝をするとともに、応急手当の実施にともなう不安やストレスを和らげる支援を行うため、相談窓口等を記載したカードを配布します。
(注)現場の状況により配付できない場合があります。カードがなくても、応急手当実施に伴う感染の不安や心のストレスについて相談は可能です。
応急手当感謝カード
応急手当を学んでみませんか
心臓や呼吸が停止してしまった人を救命するには、バイスタンダーの応急手当が大変重要です。また、突然の事故や病気になった時、誰もが不安な気持ちになりますが、そばにいる方が何か手を差し伸べることで、傷病者の不安を和らげることができます。
もし、あなたがバイスタンダーになった時、あなたは何ができますか?
堺市消防局では、市民の方を対象とした救命講習会を開催しています。大切な命を救うため、応急手当を学んでみましょう!お申込みはこちら。
