仏壇等で使用するロウソクによる火災にご注意を!!
更新日:2024年6月28日
堺市消防局管内では、毎年ロウソクによる火災が数件発生しており、火災の多くは仏壇や神棚、祭壇などで発生しています。
【ロウソクの火災事例】
・仏壇のロウソクに火をつけた後、お供え物を置こうとした際に、ロウソクの火が着ていた衣類に燃え移った。
・ロウソクの近くにお供え物やお札などの燃えやすい物を置いたため、ロウソクの火が燃え移った。
・ロウソクの立て方が悪かったため、バランスを崩して転倒し、仏壇付近にあった座布団に着火した。
・窓際付近でロウソクをつけ、窓を開けた状態でその場を離れたため、風で揺れ動いたカーテンにロウソクの
火が燃え移った。
ロウソク火の着火実験
1 ロウソク火にお札等が接触
ロウソクの点火後に、風や振動などによりお札などが倒れて、ロウソク火と接触して出火する場合があることから、窓の開放などに注意が必要です。
2 ロウソク火による着衣着火
ロウソクを点火後に、お供え物や仏壇内の整理中、着ている衣類にロウソク火が着火することがあるので注意が必要です。
3 ロウソクの転倒
ロウソクが燃え尽きる時に、新しいロウソクを継ぎ足すと、熱せられた針芯によりロウソクが溶けて倒れることがあります。また、ロウソク立てのサイズに合わないロウソクを使用すると、ロウソクの底部が割れるなど、ロウソク立てから落下する場合があります。
ロウソクによる火災を防ぐには
ロウソクを使用する際には、次のことに注意して、ロウソクによる火災を防ぎましょう!!
1 ロウソクを点火している最中は、その場から離れない。離れる場合は必ずロウソクの火を消す。
2 転倒に備え、ロウソクの周囲にはお供え物やお札などの燃えやすい物は置かない。
3 ロウソクは適正なサイズのロウソク台に安定させて立てるととも、ロウソクが転倒、燃え尽きた時に火が
つかないように金属製や陶器製のものを使用する。
4 ロウソクに点火する時や点火中は、着ている衣類に燃え移らないように注意する。
5 ロウソクを使用する場合は、風の影響を受けないように扇風機などの機器は使用しない。窓の開放にも注意
する。
6 万が一に備えて、近くに消火器や水バケツなどの消火準備をしておく。
着衣着火した場合は
万が一、着ていた衣類にロウソクの火が燃え移った場合は、「ストップ、ドロップ、カバー&ロール(止まる、倒れる、手で顔を覆う、転がる)」により、身を守りましょう。
着衣着火の予防対策の詳細は、下記のページをご覧ください。