「日本と世界が出会うまち・堺 2015」プロジェクト(終了しました)
更新日:2022年12月22日
堺市(主管:堺市博物館)、大阪大学(主管:大阪大学歴史教育研究会)の共催事業として、堺の国際交流の歴史などにスポットをあてた「日本と世界が出会うまち・堺 2015」プロジェクトを実施します。
このプロジェクトは、主に高校生を対象にして、公募形式によって堺の国際交流の歴史等を研究発表してもらうとともに、歴史を知ることの意義についての一般市民向けの講演も実施するものです。
堺は、ユネスコ世界文化遺産登録をめざす百舌鳥古墳群が造営された古代以来、アジアをはじめとする多彩な国際交流の歴史をを持っています。とりわけ、15世紀から17世紀には、日明貿易、琉球貿易、「南蛮貿易」、朱印船貿易などの国際交易で繁栄し、「日本のベニス」と呼ばれました。千利休に代表される茶の湯文化なども、この時代に大きく花開きました。このような堺の国際交流の歴史等を学習・研究することにより、日本や世界の歴史に対する理解を深めるとともに多文化共生の心を育み、アジアをはじめ世界各地域との新たな架け橋となる人材の育成をめざします。
プロジェクトの概要
(1)高校生等による研究発表の公募
主に大阪府内の高校生を対象として、堺の国際交流の歴史等に関する研究を
2015年(平成27年)4月~6月に公募し、(2)で発表してもらいます。
(2)「日本と世界が出会うまち・堺 2015」研究発表・講演会
【日 時】 2015年(平成27年)11月22日(日曜)
【場 所】 堺市内ホール(サンスクエア堺ホール)13時~17時30分
【内 容】 1 中学生・高校生のグループによる研究発表
2 後藤敦史・大阪観光大学国際交流学部専任講師による講演
後援
大阪府教育委員会
協力
「日本と世界が出会うまち・堺 2015」プロジェクト研究会
(プロジェクトの趣旨に賛同していただいた高校教員で構成)
【参考】2013年プロジェクト
「日本と世界が出会うまち・堺 2013」プロジェクト(終了しました。)
一昨年、2013年(平成25年)の取り組みは、こちらをご覧ください
【参考】2014年プロジェクト
「日本と世界が出会うまち・堺 2014」プロジェクト(終了しました。)
昨年、2014年(平成26年)の取り組みは、こちらをご覧ください
「日本と世界が出会うまち・堺 2015」研究発表・講演会を開催しました
研究発表の様子
同左
事業名
「日本と世界が出会うまち・堺 2015」研究発表・講演会
日時
2015年11月22日(日曜)13:00~17:30
場所
サンスクエア堺ホール(JR阪和線堺市駅下車すぐ)
プログラム
(1)中学生・高校生による研究発表
(2)後藤 敦史・大阪観光大学国際交流学部専任講師による講演
「日本と世界が出会ったとき・堺 1854」
研究発表
金蘭千里高等学校、大阪府立堺東高等学校、関西大学中等部・高等部、雲雀丘学園中学校、開明中学校、帝塚山学院泉ヶ丘高等学校、帝塚山学院高等学校、以上7校から13グループが研究発表をしました。発表内容などは次の添付資料である当日配布資料をご覧ください。
講評
発表発表に対する審査は、3人の審査員により行いました。審査基準は、(1)堺や対象地域の歴史の取り上げ方について(2)世界史や国際交流の視点について(3)研究内容の深さについて(4)発表の巧さについて(5)総合的な評価点の5項目で、それぞれ10点満点、合計50点満点(3人で150点満点)としました。審査結果と講評は次の添付資料をご覧ください。
講演
研究発表終了後、後藤 敦史・大阪観光大学国際交流学部専任講師による 「日本と世界が出会ったとき・堺 1854」と題した講演がありました。
幕末の「黒船来航」から「開国」という動乱の時代の初期に、堺の港には防御のための「お台場」が築かれました。この「堺台場」は大阪湾で一番最初に築かれた台場ですが、それはなぜか?それは、クリミア戦争という当時の世界史的な動きと幕府直轄地・堺という国内的な状況を合わせてみることによって理解できます。まさに堺はそのときも「世界と日本が出会うまち」となりました。
このように、日本史と世界史をバラバラにみるのではなく、日本史と世界史を「つなげる」「比較する」重要性やおもしろさについて分かりやすく講演していただきました。
高校生・中学生の皆さん! 堺の国際交流の歴史や世界遺産などの研究発表を公募!
対象
3人以上で構成された高校生のグループ(中学生も応募できます)
研究テーマ
(1)堺の国際交流等の歴史に関するもの(時代は問いません)
【例】
[古 代]
○百舌鳥古墳群の造営と渡来人 ○行基の布教活動と渡来人
[中近世]
○利休が愛した茶菓子の再現 ○堺とキリシタン音楽
○南蛮屏風に描かれたのファッションの再現
○黄金の日日・堺の町並みをCGで再現 ○南蛮貿易を劇で再現
[近現代]
○与謝野晶子とパリ
など
(2)堺やあなたの町の世界遺産、無形文化遺産、記憶遺産に関するもの
※研究に関して助言を必要とされるグループには、共催団体の学芸員・教員などが相談に応じます。また、夏休み期間中の7月下旬から8月上旬までに、堺市博物館で研究の中間発表会を開催し、事前の打ち合わせも行う予定です。
発表形式
1.形式は自由です。
【例】
○パワーポイントを使った発表 ○紙芝居 ○劇 ○演奏 ○ファッションショー
○実物模型などを使った発表
など
2.11月22日(日曜)に堺市内ホール(サンスクエア堺ホールを予定)で開催する「日本と世界が出会うまち・堺 2015」 研究発表・講演会で発表していただきます。発表時間は15分前後とさせていただきます。
顕彰
1.参加グループには、奨励賞として堺市博物館無料招待券を差し上げます。
また、発表内容は、本プロジェクトのホームページでの配信などで紹介していきます。
2.優秀な研究発表をしたグループには、優秀賞として賞状と記念品を差し上げます。
応募方法
下の応募用紙をダウンロードして必要事項を記入し、
堺市博物館学芸課まで電子メールへの添付によって提出してください。
メールの件名には「研究発表の応募」と明記してください。
公募締切
2015年6月11日(木曜)
書類ダウンロード
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このページの作成担当
文化観光局 歴史遺産活用部 博物館 学芸課
電話番号:072-245-6201
ファクス:072-245-6263
〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内 堺市博物館
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