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パーソントリップ調査に関する用語の説明

更新日:2012年12月19日

パーソントリップ調査

パーソントリップ調査とは、交通の主体である「人(パーソン)の動き(トリップ)」に着目し、交通目的や利用交通手段、移動の起終点の場所など、一日の全てのうごきについて把握することを通じて都市交通の実態を捉えるものです。
調査結果は都市圏交通実態の分析や将来交通量予測、総合的な都市交通計画(マスタープラン、個別交通計画等)等の検討に活用されます。

トリップ

人がある目的をもってある地点からある地点まで移動することを総称して「トリップ」と呼びます。1回の移動でいくつかの交通手段を乗り換えた場合も1つのトリップと数えます。

トリップの目的

トリップの目的は大きく「通勤」「通学」「自由」「業務」「帰宅」に分けられます。このうち、私用は買い物、食事、レクリエーションなど、生活関連のトリップです。また、業務は販売、配達、会議、作業、農作業など、仕事上のトリップです。

代表交通手段

移動の際に利用する交通手段には、鉄道、バス、自動車、二輪車、徒歩、その他(飛行機、船舶など)があり、1つのトリップの中でいくつかの交通手段を利用している場合、そのトリップの中で利用した主な交通手段を代表交通手段としています。

優先順位のイメージ図

ひとつのトリップのイメージ図

トリップとトリップエンド

トリップの数を表す単位として、「トリップ」「トリップエンド」があります。

トリップとトリップエンドのイメージ図

生成量

ある地域に居住する人が行うすべてのトリップをその地域の生成量(単位:トリップ)と呼びます。

生成原単位

ある地域に居住する人が行う1人1日あたりの平均トリップ数を生成原単位(単位:トリップ)と呼びます。

発生量・集中量

ある地域から出発するまたは到着するトリップをその地域の発生量(単位:トリップ)、集中量(単位:トリップ)と呼びます。

発生集中量

ある地域から出発したトリップのトリップエンド数と、ある地域に到着したトリップのトリップエンド数の合計を、その地域の発生集中量(単位:トリップエンド)と呼びます。

発生集中量のイメージ図

流動量、OD量、OD分布量

ある地域からある地域へ移動する交通量を流動量、OD量、OD分布量(単位:トリップ)等と呼びます。ODとは、Origin(出発地)-Destinaion(目的地)の略語です。

四段階推計法

アメリカで発明された集計型の将来交通需要の推計方法です。交通需要を、発生・集中交通量(どこで発生・集中するか)→分布交通量(どこへ行くのか)→交通機関分担(何の交通機関を使うか)→配分交通量(どの路線を使うか)の四段階に分けて予測します。
この手法では、主として人口、経済規模等の社会経済フレーム及び各交通機関の費用、所要時間等のサービスレベルによって対象交通機関の需要が決まります。

四段階推計法のイメージ図

鉄道駅端末手段

出発地から鉄道駅(または、鉄道駅から目的地)までに利用した、主な交通手段を示します。鉄道を利用するまでにどの様な交通手段でアクセス(イグレス)しているのかを把握しており、この結果は駅前広場の整備計画などに用いられることがあります。

ゾーン、ゾーニング

パーソントリップ調査では調査項目のなかの住所、勤務先・通学先、出発地、到着地については、後の集計・分析を容易に行うことができるようにするため、コード化した後に入力されます。
このコード化を行う際には、集計・分析、データの活用等を考慮した上で、一定の広がりをもつ地域をゾーンとして設定します。この設定する作業をゾーニングと呼びます。

参考

 平成12年度(第4回)京阪神都市圏パーソントリップ調査におけるゾーンについては、下記のPDFをご覧ください。

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