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堺の大使 好きです堺 8 安井寿磨子(銅版画家)

更新日:2013年8月30日

好きなことが一つあれば それが生きる道につながる

子どもの頃の思い出

  • 現在も堺にお住まいですね。子どもの頃よく遊んだ場所や今でも好きな場所はありますか。

 子どもの頃は近所の高須神社が遊び場でした。妹とふたりで、毎日夕暮れに,母が「ごはんよー」と呼んでくれるまで遊んでました。自転車の練習もその辺りでしました。若い時は堺の外ばかり向いていましたが、作品を発表する中でいろいろな方とお会いしたり、それぞれの体験を伺ったりして、最近じわじわと自分の原点である堺への愛着を実感してきています。

  • 絵本「こどもほじょりん製作所」では、お父さんが作られた自転車の補助輪をなかなか外せなかったエピソードが描かれています。

 運動神経が鈍いんです。おっとりしていて、父には怒られてばかり。もっと優しいお父ちゃんはいないかなと思っていました。

  • 絵本には「おっとりすまこ」と書かれていますね。

 子どもの頃は夢見がちというか、学校で童話や物語を読んでは続きを考えたり、作文を書いたりするのが好きでした。

銅版画家をめざしたきっかけ

  • 銅版画に出会われたのはいつごろですか。

 高校は美術部で、日本画や棟方志功にあこがれて、木版画も好きでした。実家が鉄工所なので絵を描くことを仕事にするイメージは全くありませんでしたが、手作業は好きでした。
 木版画は、版木を彫って、出っ張ったところに絵の具を塗り、紙を乗せて、バレンを使って手で刷っていく凸版画です。銅版画は、凹版で、鉄筆で描いた溝にインクを詰めて、プレス機で圧力をかけて刷ります。版の成り立ちが全く逆の版種ですが、大学で銅版画を知り、線で表現する銅版画の方が自分に合っていると思い銅版画のゼミを選びました。

  • 絵を職業にするのは大変ですか。

 美術の先生になったりとか、主婦になったりとか、生活がかかってきますから、芸大を卒業しても絵を描き続けるのは難しいですね。

  • 安井さんも中学校の先生をされていたようですね。

 大学を卒業してから1年間だけ中学校の常勤講師をしました。同僚の先生方にもかわいがっていただいて、今もつながりがあります。いろいろ経験させてもらい、大人になれたというか、良い経験でしたが、毎日、同じ時間に起きて同じ電車に乗るとか、人と話をしないといけないとか、そういう社会性が皆無なんです。無理なことをやったと思います。それで、1年でやっぱりやめようと思って。

  • 先生を辞められた後はどうされましたか。

 大学に戻り副手をし、その後専門学校で非常勤講師をしながら作品の発表を続けました。

創作活動について

  • 昔の作品と比べて変わってきていますか。

 意識はしていないですが変わっていますね。その都度、自分から出てきたものを気持ちに正直に描いています。その年代ごとの表現はあると思いますが、今が一番充実して良いときでしょうね。でも満足はしていません。満足したら次は描けないと思いますから。

  • 版画家として苦労した時期はありましたか。

 版画家として自信がなくなりそうになる苦労はずっとありますが、30代前半はこれから本当に版画家になれるのかと特に悩んでいました。そんな中で、惜しみなく協力してくれる画廊に巡り合え、育ててもらえました。そうした方の支えがあり今も頑張っています。

堺の子どもたちへ

  • 堺の子どもたちへ応援のメッセージをお願いします。

 私はおっとりしていたのに、周りの人と同じペースで生活する社会人にならなければいけない、と真面目に思っていました。中学校の先生もしたりして頑張ったのですが、結局、私には絵を描くことしかありませんでした。苦手なことを克服することは難しく、無理だと諦めて、自分を受け入れることも大事だと思います。人それぞれに生き方があり、好きなことを諦めずにすれば、苦労もあるけどそれが生きる道につながると思います。好きなことは一つあれば十分です。

(取材 平成25年7月)

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