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堺市職員採用Web座談会(土木)

更新日:2024年4月1日

堺市職員採用Web座談会(土木)

WEB座談会の様子

自己紹介

連続立体推進課 前田

建設局 道路部 連続立体推進課の前田です。
私は入庁後、産業振興局の農業土木課で3年間従事し、その後、建設局の北部地域整備事務所に4年間在籍しました。そして、昨年度から連続立体推進課の配属になりました。よろしくお願いします。

西部地域整備事務所 藤澤

建設局 土木部 西部地域整備事務所の藤澤と申します。
私は4年目の職員で、初めの3年間は建設局道路部の道路計画課で従事し、現在は建設局土木部の西部地域整備事務所で勤務しております。本日はよろしくお願いいたします。

下水道事業調整課 白江

上下水道局 下水道部 下水道事業調整課の白江と申します。
自分は入庁3年目の職員で、今所属している上下水道局下水道事業調整課が最初の部署になります。本日はよろしくお願いします。

業務内容の説明

連続立体推進課 前田

連続立体推進課の前田です。
まず連続立体推進課で行っている業務内容と、私が実際に行っている業務内容についてご説明いたします。
連続立体推進課は課長以下12人、2つの係の体制で、南海電気鉄道の高野線と南海本線の連続立体交差事業、略して連立事業と言っていますが、この事業を推進していくための業務を行っています。
まず連続立体交差事業とは何かというと、鉄道を高架化または地下化することで、「多数の踏切除却と道路との立体交差化」を行う事業です。

簡単なイメージで説明すると、左の写真のように、歩行者が多くて踏切が空いた瞬間に人がなだれ込んできて、車の通行に支障が出たり、踏切で渋滞を起こしたりしているところを、右のイメージのように高架化して踏切を除却することで、交通渋滞や踏切事故を無くします。

連立事業の目的は、先ほど言った交通渋滞の解消に加えて、分断されている市街地の一体化、高架下の多目的利用、市街地再開発のインパクトを与えることなどがあります。
踏切を除却するために鉄道の高架化を行うので、鉄道事業者が実施する事業と思われがちですが、踏切を除去して都市の活性化や安全を確保することが目的ですので、地方自治体である堺市が主体となって、鉄道事業者と協力しながら事業を進めています。

こちらは堺市の鉄道路線を入れた位置図です。
連続立体推進課では、現在、①の難波と和歌山や関西国際空港を結ぶ南海本線、②の難波と高野山を結ぶ高野線の2路線で連立事業を進めています。
高野線の連立事業は、令和5年度から事業に着手し、現在、事業に必要な用地の買収を進めています。

ここから私の業務内容を簡単に説明いたします。
業務内容としては、連立事業に関する工事の発注や、事業を進めていくための調整事、主には実際に鉄道工事を行う南海電鉄との折衝や調整を行ったり、その他関係事業者や警察・地元などの関係者との総合的な調整を行っています。
長期にわたる事業ですので、関係者にご理解・ご協力を得ながら、円滑に進めるために良好な関係を築いていくということに注意しながら業務を行っています。

こちらは、会議中の風景とデスク周りの写真です。普段はこのような雰囲気で業務をしております。

ここからは、担当事業である南海本線の連立事業の概要を説明します。
事業個所は、石津川付近~堺市・高石市境界付近まで約2.7キロメートルで総事業費423億円、除却する踏切は7箇所あります。立体交差化する駅は、浜寺公園駅と諏訪ノ森駅となってます。
石津川より北側は昭和63年に高架化が完了しており、高石市側の羽衣駅から南についても令和3年5月に大阪府の高石連立で高架化を完了していますので、現在行っているこの区間だけ、高架化が未完了となっています。

こちらは完成後の標準断面図です。
鉄道を立体交差化する方法として、高架化と地下化がありますが、本事業については高架にします。
上2つの図が駅と駅の中間区間で、下2つが駅部の断面です。上の図の通り、本事業では地上7~8mの高架を作り、最後に高架の両側に側道をつくります。
鉄道高架化だけではなく、良好な居住空間確保ために側道を併せて作ることも連立事業の一環で行います。

高架化の中でも工法はいくつかありますが、本事業では現在運行している線路の隣に仮の線路を造りながら空いたスペースで高架構造物を造る仮線工法と、鉄道が運行している線路の隣に高架構造物を造る別線工法を採用しております。

こちらのイラストは仮線工法となっております。
まず②のように、現在運行している線路の隣に仮の上り線路を作ります。線路ができたら、③のように運行を仮線に切り替えて、また空いたスペースで2本目の仮下り線を作ります。
現在の本事業の進捗状況は③のところで、仮の下り線を作っているところです。
仮線ができれば同じように2本とも仮線に切り替えたところで、④~⑥のように空いたスペースで高架構造物を作ることができます。

こちらの写真は仮線の敷設状況で、右側が運航中の線路、左側が仮の線路になります。

こちらは、仮の線路を作るのと一緒に仮の駅舎も必要になりますので、そのための駅舎を作っている状況の写真です。

こちらが完成した仮の駅舎です。

こちらは別線工法のイラストとなります。十分な余剰地を確保できている区間なので、先ほどのように仮の線路を作らず、いきなり高架を作ることが可能です。

こちらは、右の図面の赤枠部分の高架の基礎杭の施行中の写真になります。
杭打設時に壁面が崩壊しないように一部区間に直径1.5mの鋼管を地中に打設しています。

こちらは、右の図面の赤枠部分の高架の橋脚、柱を作っている状況です。
この柱の上に高架の橋を作って連続的に鉄道を繋げていきます。

最後に、連立事業とあわせて行っている『駅周辺整備』について簡単に説明します。
上の2つの写真は現在の諏訪ノ森駅舎と浜寺公園駅舎で、これらは歴史的価値が非常に高いもので、国の登録有形文化財になっています。
今回の連立事業に伴い、駅舎が必要になり、また新駅が建設されることから、曳家といって建物を壊さないように建物の基礎ごと上げて動かすことで文化財を保存しています。また、調和がとれた景観を形成できるように、下のイメージのように、将来的に活用していけるよう検討しています。
私からの業務説明は以上です。

西部地域整備事務所 藤澤

私は土木の出先機関に勤務しており、他のお二人に比べて外での仕事が多いため、今回は屋外での業務を中心にご紹介します。
まずこちらが私の勤務している西部地域整備事務所の外観です。
最寄り駅は、堺市役所本庁と同じ南海高野線の堺東駅で、本庁から徒歩10分ほどのところにあります。
当事務所は、堺区と西区の国道26号を除く国道と、府道、市道の維持管理を行う部署です。
土木の出先事務所は他に2つあり、北部地域整備事務所は新金岡に、南部地域整備事務所は泉ヶ丘にあります。いずれも駅から近くてアクセスが良く、通勤しやすい場所にあります。
他に大浜公園事務所など、公園事務所も4つあります。

ここからは実際の業務の様子をいくつかお伝えします。
こちらの写真に写っているのは全員立場の異なる方々で、水色の作業服が私、その他は水道業者、ガス業者、建築業者の方です。
皆さんも、道路にこのようなパッチワーク状の舗装を見かけたことがあるかと思います。この状態は、水道工事等の後に簡易的に仮の舗装をしているだけの状態です。
通常の舗装に戻す際に、どのような面積、どのような舗装構成で復旧してもらうかを、立ち会いのうえで決めている様子です。

次に、この写真は、アンダーパスの施設内で撮った写真です。
アンダーパスでは、雨天時に冠水しないために大きなポンプで水を吸い上げるようになっていますが、そのポンプが災害時に停電してしまったときでも稼働するよう、自家発電の装置も設置しています。
これらの装置が正常に稼働するよう、毎月、写真のように点検を実施しています。
写っているのが自家発電の装置で、車のエンジンと同じような仕組みです。

こちらは、自宅や店舗の駐車場に出入りするための乗入れ口の工事が完了した後に、これで問題がないかを検査しているところです。
もし問題があった場合は、手直しをしてもらうよう、業者と話し合いを行います。
写真の中で私が計測しているブロックは、自転車が車道から歩道に移る際などに転倒しにくいよう、表面に滑り止め加工が施されたブロックです。
また、乗入れ口は昔は原則、両隣とブロックで区切っていたのですが、現在は原則、写真のように白線で区切るようにしており、歩道上の段差を少なくしています。

続いてこちらは、当事務所の舗装工事等を担当している係が主催してくださった、舗装補修工事の見学会の様子です。
この道路は表面がひび割れているなど、舗装の状態が悪かったので、「切削オーバーレイ」という工法で補修しました。写真に写っているのは、傷んだ舗装面を削り取っている作業です。
この大きな車の下についている、トゲが付いたドラムを高速回転させ、舗装を削り取っていきます。削ったアスファルトはベルトコンベヤーで前の赤いダンプトラックに積み込んでいきます。
こうして古い舗装を削り取った後、新しい舗装を入れ直すというところまで、1日で一気に実施します。
舗装工事は通行規制や騒音等で近隣に支障をきたしてしまいますが、この工法だと短時間での施工が可能です。

続いて、毎月交代で実施している歩道パトロールの様子です。
2人1組で、実際に歩道を歩きながらパトロールして、危険な箇所があれば、簡単なものはその場で応急処置し、難しければ事務所に持ち帰って対応を検討します。
写真は境界ブロックが割れていた部分をタブレットで写真撮影しているところです。

こちらは先程とは別の箇所になりますが、ブロックが欠損して段差ができていたため、応急的に補修している様子です。
こちらの黒い材料は常温合材といって、常温で扱うことができ、誰でも簡単に補修ができます。道路上の段差に流し込み、足で踏むと固まるものです。
このように、道路上での怪我や事故をなるべく未然に防ぎ、安心安全な道路の維持に努めております。

最後の写真は、草刈り機で雑草を刈り取っているところです。
基本的に草刈りは業者に委託して行いますが、職員自らが行った方が早い場合などは、自分たちで実施することもあります。
機械を使用するにあたっては、毎年講習会が実施されており、私は今年度、この草刈り機とチェーンソーの講習を受けました。
研修は、草刈り機、チェーンソー、土嚢積みなど実技的なものもあれば、国土交通省の方の講義を受けたり、他市の発表会を聞きに行ったりと、座学の研修も沢山実施されております。
いずれも自分で選んで受講でき、自身のスキルアップを図ることができます。

ここまで業務の一例をお伝えしましたが、私も前の部署では99%デスクワークをしていました。
今年度より異動になり、以前とは打って変わって現場に出ることが多くなり、幅広い業務に携わることのできる公務員の土木職の魅力を感じております。
以上で私からの紹介を終わります。

下水道事業調整課 白江

私は今までの説明してくださった二人とは違って、土木職として入庁ましたが、3年間庶務的な仕事を主に行っておりました。
こちらが私が働いている上下水道局の建物の外観になります。建物ができて約20年の新しい庁舎で、綺麗な建物だと思います。

この写真は執務室内の風景です。
私は下水道管路部に所属していますが、そのうちの三つの課の職員がここで一緒に働いています。
ここに写っている机は簡易的なものになっていまして、皆さんが想像するような事務机というと、横に棚があって上に書類がいっぱい乗っててというのを想像されるかと思いますが、上下水道局で導入している机は、いつでも動かせて、誰がどこに座ってもいいという形になってます。これは、災害時にいつでも災害対策本部を立ち上げられるようにするために、そのような形にしております。

続いて、こちらが私が働いてる写真になります。
私はあまり現場に行くことがないので、基本的にはデスクに向かって庶務作業することが多いです。
横には先輩職員がいたり、前には後輩職員が座っていたりというような職場になってます。

私は基本的に庶務関係の仕事が多いですが、BCPの見直し業務も担当しています。BCPとは災害時の行動計画のことです。
下水道はインフラの一種ですので、災害時には早く通常の状態に戻す必要がありますが、私はその計画の見直し担当に当たっており、この写真はMCAの無線機を使った訓練の風景になります。
MCAとは「マルチチャンネルアクセス」というもので、例え携帯電話が不通になってしまっても、基地局から無線を受けて通信を行うことができる無線機です。
これを用いて、上下水道局内の各部署と月1回、訓練を実施して、災害時にどのような情報が必要になるか等を抽出・検討しています。

こちらはBCPに関連して、災害支援の写真になります。
今年の1月1日に能登半島で地震がありましたが、堺市上下水道局では上水道として1月4日から給水を始め、下水道は1月11日から下水管の調査にあたっています。
私も実際に被災地に行き、この写真のように、業者の方と一緒に、実際に被災があった箇所をカメラを用いて、下水管の中が被災してないかという調査を行いました。
下水道管の中をどうやって調査するかというと、管が地下5mから4mの深いところに入っていますので、テレビカメラ車というラジコンの進化版みたいなものを管の中に入れて、カメラで撮影するという形で調査しました。

続いて、私の業務の中でハザードマップ策定業務というのがあります。
実際にハザードマップを策定しているのは堺市危機管理室の防災課ですが、そのうち、「内水ハザードマップ」の情報を下水道事業調整課で収集しております。
この写真がその内水ハザードマップですが、堺市では過去に観測した最大降雨量93.5mmと同等の雨が堺市全域で降った場合に、どの場所に浸水のリスクがあるのかなどを示した図になっています。
この図の中で、実際に浸水があったところは、濃い青の丸や薄い水色の丸で囲われています。

実際に浸水の報告があったとき、最初は下水道保全課という部署が対応に当たりますが、浸水の1~2カ月後に水が引いた後に、下水道事業調整課が浸水のあった現場に行き、「計画通りの下水管が入っているのか」「地面の勾配が少し低くなっている」などを確認します。

今、浸水の話をしましたが、こちらが堺市の下水道の事業計画図です。
大体10年から20年の長期の計画になっていますが、雨や汚水をしっかり排除できるまちづくりのためにこれを策定しています。
この計画は下水道事業調整課で策定しており、大阪府や近畿地方整備局など、他の組織の方と協議しながら策定しています。

こちらの写真が、実際にその協議のときに使う図面や書類ですが、ここに写っているだけで3ヶ年分あり、たくさんの資料を持って、他の組織と協議を進めていきます。
以上で下水道事業調整課の業務説明を終わります。

テーマトーク

堺市を志望した理由

西部地域整備事務所 藤澤

私が堺市を志望した理由は、堺市は政令指定都市であり、都道府県庁と一般市町村の良いところ取りができると考えたからです。
政令指定都市は都道府県と同等程度の権限を持つと言われており、政令市ならではの幅広い権限と財源が与えられています。
例えば規模の大きい道路工事等ですと、億単位の事業費になり、国からの補助金を得て施工することになります。その際、一般の市町村では、都道府県を通じて国とやりとりをすることになりますが、堺市では直接国と調整を行い、補助金を獲得しております。
一方で、堺市は政令指定都市でありながら、市町村でもあるため、住民との関わりも多いです。
実際に私は入庁後、1年目から3年目は政令市ならではの業務に携わり、現在の4年目では、市民との関わりが多くなり、双方の良さを経験できています。

司会

市町村の中では一番規模が大きくて、政令指定都市ならではの仕事もできるし、市民と関わる仕事もできると、そういったところが大きかったということですね。白江さんはいかがですか。

下水道事業調整課 白江

私が堺市を志望した理由は、まず二つあり、公務員を志した理由っていうところと、堺市を志した理由、二つお話させていただこうかと思うんですけれども、まず公務員を志した理由なんですけども、一番は両親が公務員だったこともあって、公務員が一番身近な存在であったというのが大きいんですが、もう一つは市民の方に寄り添った仕事がしたいなというふうに思ってまして、土木であればいろいろな就職先はあると思うんですけれども、その中でやっぱり市民の方に一番寄り添った仕事ができるってのは公務員の魅力なのかなと思います。
堺市を志望した理由なんですけれども、元々地元が堺市に近くて、一番近くの大都市といえば堺市でしたし、社会見学や遠足で行くのは大抵堺市だったというところで、堺市は魅力の多い街だなと思って成長してきたのが大きいかなと思います。
また、堺市は港湾部や山間部など、色々なところが一つの市の中にあるので、土木で入庁するからにはやってみたい仕事がいろいろできるかなと思ったのも一つです。

連続立体推進課 前田

私が堺市を志望した理由は単純に地元がずっと堺市だったからで、生まれ育ったまちをちょっとでも発展させたいなという気持ちがあって堺市を志望したのですが、まず元々大学進学の際に、将来どういう仕事がしたいかというよりは、なんとなく橋とか道路の構造の勉強が面白そうだなと思って大学に進学しました。
3年間土木工学を学んで、就職のタイミングで、コンサルとかゼネコンとか、あとは公務員かっていう、土木の分野では大体3択ぐらいになるんですけども、コンサルだと設計関係、ゼネコンだったら現場関係というところで、公務員の魅力は総合的にインフラの都市整備に関われるというところで、そういったところに魅力を感じました。
また民間企業でも大きい工事現場はいろいろあると思うんですが、堺市は政令指定都市なので大きい事業もできるし、市民の方に一番近いというところで、色々なことができるのかなと思って、堺市役所に入庁を希望しました。

司会

大学進学時はそこまで公務員になろうと思って大学に行かれたわけでもないということですか。

連続立体推進課 前田

そうですね、大学で勉強してる中で、就活の時期にいろんな就職先の話や説明会を聞いてる中で、やっぱり公務員は、設計から現場、維持管理など色々なことに総合的に関われるというところにやりがいや魅力を感じました。

やりがいを感じた瞬間は?

下水道事業調整課 白江

私はなかなか市民の方とお会いすることが少ないんですが、ハザードマップ策定業務に携わる中で、「この家は浸水履歴があるのか」「ハザードマップの意味を教えてほしい」など、市民の方からかなり多くの電話がかかってきて、やはり関心があるのだなと感じています。それらの問い合わせに対して、これまでに蓄積しているデータベースを基に回答するのですが、やはり「ありがとう」という言葉をいただけたときに、市民の役に立てているのかなと思ってやりがいを感じたりします。

司会

やっぱり地震の後とかは、そういった問い合わせが多かったりするのですか。

下水道事業調整課 白江

夏の出水期とかが特に多いですね。

司会

ありがとうございます。次は前田さん、やりがいを感じた瞬間をお願いします。

連続立体推進課 前田

ありきたりになりますが、市民の方に喜んでいただいたときに一番やりがいを感じます。土木工事の設計段階では職場の人と相談しながら進めるんですが、基本的には自分ひとりで突き詰めていくので成果を実感できませんが、いざ工事が始まってイメージ通りの構造物が出来上がって来たら自分の仕事が形になっていることが実感できるし、出来上がった道路とかに対して市民の方が「良くなった」と喜んでいただけると、社会に貢献できている、自分が市民生活の一助になっているという実感がわいてやりがいを感じます。

司会

市民の方と接する機会はあるのですか。

連続立体推進課 前田

部署にもよりますが、市民の方の要望、例えば道路に穴が開いてて危ないから直して欲しいなどの要望があって、それに対して補修の工事をするという経験もしてて、補修工事が終わったあとに市民の方から感謝されることはよくありました。そういう部分で自分が社会に貢献できてるって実感しました。

司会

なるほど、ありがとうございます。では続きまして、藤澤さんお願いします。

西部地域整備事務所 藤澤

やりがいを感じたエピソードは色々とありますが、直近のエピソードとしましては、ある日の午前中に歩行者と自転車の専用地下道が冠水しているという通報がありました。
その地下道は中学校の近くにあったので、生徒の下校時刻までに冠水を解消する必要がありました。
そこで、中学校の先生と連絡をとりながら至急現場に向かい、現地で深さ25センチの冠水が確認されました。
すぐさま通行止めにして、業者の到着を待ちました。
そして、昼の12時50分ごろになって、水をくみ上げるポンプの異常を解消できて、生徒の下校時刻に間に合って、無事子どもたちが安全に下校できるようになりました。
そのときは時間もなかったので内心すごくドキドキしましたが、中学校の校長先生や教頭先生からも深く感謝されて、やりがいを感じた瞬間でした。

職場の雰囲気は?

連続立体推進課 前田

基本的には周りの職員とは話しやすくて、普段から明るい職場で笑い声が聞こえたりすることもあります。プライベートの話をすることもあります。
働き方としては、市民対応などで夜間や休日の対応もたまにはあるんですけども、身体的には全然しんどくないです。
また、休暇取得に関しても、有給休暇については、みんな計画的に取っており、旅行やプライベートなどの理由で休むこともよくあります。あと、家族や自分が体調不良で急遽休まないといけなくなったときも、休みやすい雰囲気で、その間の仕事のフォローもやってもらえるので、すごくありがたい環境で仕事させてもらっております。

西部地域整備事務所 藤澤

私からは昼休みのお話をしようと思います。
職場の雰囲気が伝わりやすいエピソードとしまして、私は以前、市役所本庁の17階に勤務していましたが、その所属では運動不足解消のために、昼休みに1階から17階まで、毎日歩いて登るということをやってました。
メンバーは20代から50代まで計4人で、先輩後輩や上司部下の分け隔てなく雑談しながら歩いてたので、楽しくて、体も動かせるので、良い気分転換になってました。
もちろん休憩時間の過ごし方は自由ですので、外食に行くのもよし、1人でお弁当を食べるのもよしです。
また勤務終了後については、飲み会もあることはあるんですけれども、どれも自由参加となっています。

下水道事業調整課 白江

私の職場も基本的には温かい職場で、風通しも良く、仕事内容についてもプライベートのことについても結構話しやすいかなとは思います。
また、職場に馴染めるようにとボーリング大会を先輩が企画してくださったのですが、部内の他課の人と話す機会があり、それがきっかけで顔見知りになって仕事のことも聞きやすくなったりということもありました。自由参加なんですが、楽しかったですし、参加してよかったなと思いました。

質疑応答

働いている中で感じた堺市の魅力を教えてください。

連続立体推進課 前田

やはり堺市は政令指定都市であることから、都道府県庁と同じような権限があって、国と直接折衝して国費をもらって大きい事業を進められることであったり、逆に基礎自治体という面で市民と近い関係性で調整をしたり、実際に話を聞いて要望を解決したりするなど、本当に幅広い仕事ができるっていうところが、堺市の魅力かなと思っております。
また政令指定都市なので、他の自治体よりも職員数の規模が大きく、建設局だけでも結構な人数がいるんですが、そういった面で、人との繋がりが多くあったり、わからないことがあっても誰か知っている人がいるなど、そういった部分も堺市の魅力なのかなというふうに思ってます。
あと、異動が3年とか5年に定期的にあって、異動の前後で全然違うような業務内容に携わることができるところも魅力かなと考えております。

西部地域整備事務所 藤澤

私はキャリアアップについても、他市と比べて魅力的な要素かと思います。
公務員は年功序列というイメージがあるかもしれないですが、堺市は最短27歳で係長級になることができて、これは全国的に見てもかなり早いと思います。
やる気や能力のある若手にはそれに見合った役職や給与で評価しましょうという制度で、能力がしっかり評価されるという点で、すごくいい制度だと思います。

下水道事業調整課 白江

すごく単純なことなんですが、交通の便がすごく良いというのがありまして、堺東の本庁舎も自分が働いてる三国ヶ丘の庁舎も基本的に電車やバスの駅がすぐ近くにありますので、通勤しやすいというのが大きな魅力なんじゃないかと思いますね

働く前と働き始めてからで、仕事内容にギャップを感じましたか?

下水道事業調整課 白江

私は大学で土木の学部にいて、構造計算や設計をしていたので、入庁してからは現場に行ったりするんだろうなと思っていましたが、いざ配属されてみると庶務を担当する部署で、国や大阪府からの照会の回答を作成したり、予算確保の事務があったりするなどして、そういう仕事も公務員にはあるんだなということでびっくりしました。同じ課には実際に土木の仕事をされてる方もいて、回答作成の中で土木や下水に関する用語の意味がわからないときは聞いたらしっかり教えてくれますので、少しずつ学んでいってるかなという感じです。

連続立体推進課 前田

私は大学時代、今の所属の隣の部署にインターンシップで来たことがあったため、今の部署とはギャップはないのですが、ただ、入庁したときの部署が農業土木課という農業用水路の整備により営農されてる方の手助けをする部署でして、そういった内容の仕事を全然想像してなかったので、そこに対してすごいギャップがありました。

西部地域整備事務所 藤澤

私は入庁して1年目は道路を作る側の部署に所属していました。道路を作るとなると当然莫大な費用がかかるので、国の補助金を使って事業を進めていくのですが、国土交通省との調整を1年目の私が担当することになり、プレッシャーを感じましたし、調整にはかなりの時間を要しましたが、億単位の事業費を獲得することができました。入庁前は自分がこんな仕事をするとは想像していなかったんですが、その分やりがいも大きかったです。

市役所に入るために頑張ったこと、これから入る方に頑張っておいてほしいことを教えてください。

西部地域整備事務所 藤澤

入庁するまでに取っておくべき特別な資格は全くなくて、入庁してから研修でたくさん学ぶことができます。ただ、ワードやエクセルなど、パソコンの基礎的なスキルはあれば役に立つと思います。

下水道事業調整課 白江

仕事をする中で資格を取っていく人もいるし、色々と学べる環境ではあると思います。
あと、最近は堺市の中でもDX化が進んでおり、新しいアプリなどもどんどん導入されていて、職員もそれを使いこなすのに頑張っている状況もあるので、そういった部分にもアンテナを張っておいたらいいんじゃないかなと思います。

連続立体推進課 前田

個人的に思うのは、自分の興味のある分野の勉強をしていったらいいのかなと思います。例えば、公園とか樹木に興味があるんだったら、その勉強をしておくことで、例えば異動の自己申告をする際に、自分はこの分野が得意だからこれをやりたいと言えると思うので、そういうところを勉強したらいいかなと思います。

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