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堺市職員採用Web座談会(機械・電気・化学)

更新日:2024年4月1日

堺市職員採用Web座談会(機械・電気・化学)

自己紹介

水運用管理課 小林(機械職)

上下水道局水道部水運用管理課の小林と申します。私は、採用12年目の機械職の職員です。どうぞよろしくお願いします。

上下水道局 経営企画室 日野(電気職)

堺市上下水道局経営企画室の日野と申します。私は、採用4年目の電気職です。本日はよろしくお願いいたします。

環境共生課 青木(化学職)

環境局環境保全部環境共生課の青木と申します。3年目の職員で、私は化学職です。どうぞよろしくお願いいたします。

業務内容の説明

水運用管理課 小林(機械職)

私は、水道施設にある設備の更新や維持管理業務を行っています。一言で設備といっても、幅広く色々なものを扱っています。
堺市は、昔は浄水処理を行っていたのですが、現在では、淀川を水源とする大阪広域水道企業団というところから全ての水道水を購入して、市内に水を送っています。水を送る手法は様々なものがあり、ポンプで一旦高いところにあるタンクに水を揚げたり、水道管の途中にあるバルブで水圧を調節したりして市内に配っています。
そういったポンプやバルブなどは電気で動きますので、その電力を電力会社から受けるための受電設備であったり、最適な電圧に変換する変電設備、さらには停電したときのバックアップのための非常用発電機や蓄電池設備、そして、ポンプやバルブなどを制御するための流量計や圧力計、さらには、水の状態を常時監視している水質モニターなど多岐にわたっていて、業者に発注するだけではなく、職員での直営作業もあるため、機械、電気、水質といった幅広い知識が要求される業務を行っています。

これは、ある施設の送水ポンプを更新したときの工事写真です。
我々の使命は、24時間365日、水を送り続けることであるため、基本的には断水など、お客様への影響が発生しないよう、また、もし発生したとしても最小限となるよう、工事方法を検討します。全く新しいところに新しい施設を作って切り替えるのであれば、それほど悩むことはないのですが、稼働中の施設で全く同じ場所にポンプなどの設備を更新するとなると、そうはいきません。稼働中の設備を限られたスペース、時間などの厳しい制約の中で1台ずつ新しくしていくといった必要があるため、関係者と何度も協議を重ねて工事を進めていきました。

これは水道管の中を、どれだけの量の水が流れているかを測る、流量計という機器の点検作業に立ち会っているところです。真ん中に見えている縦長の細い緑色の棒は、実際の流量を測るセンサーで、この作業員の方の足場の下にちょっとだけ見える黒やグレーの色のものが水道管です。
堺市内にはたくさんの水道施設がありますが、基本的には、それらはすべて自動制御された無人施設となっています。無人施設は配水管理センターという拠点施設から遠隔で監視と操作を行っています。その自動制御の仕組みとして、水が流れている量や水圧が一定となるようにバルブを調整したり、タンクの貯水量が一定範囲内となるよう、ポンプを運転したり止めたりするといったそういった具合です。そういった自動制御をしようとすると、こういった測定機器というのが必須で、さらにはそういった測定機器の精度を保つための点検が欠かせません。

先ほどの写真は、業者さんに作業してもらっていたのですが、職員の手で作業することもあります。この写真は、圧力計と呼ばれる機器に不具合が生じたため私が予備品に取り替えているところです。24時間365日、安定的に水を送ることが我々の使命ですので、トラブル対応にはスピード感が求められています。ですので、軽微な故障や一次対応というのは、職員の手で行っています。

先ほど、それぞれの施設は自動制御してるとお伝えしましたけども、自動制御に必要な機器の点検中というのはその機器の測定ができなくなってしまうため、自動制御ができなくなります。そういった機器の点検中は、この写真のように職員が手動でそのバルブやポンプといった機器の操作を行うこともあります。

これは発電機の写真です。ちょっとわかりにくいのですが、発電設備とシールが貼っていて、右の方に見えるのがエンジン部分です。今まで説明した機器は、全て電気で動いていますので、停電したら使うことができません。そういった停電時に備えて、このような非常用発電機を各施設が備えています。また、発電機も人間と同じで、定期的に動いていないと不調をきたしますので、定期的にこのように試運転をしています。これは、その試運転前の確認作業をしているところです。こういった発電機についても、業者さんに点検を発注していますし、例えば冷却水が漏れているだとか、オイルがにじんでるといった軽微な不具合であれば、職員で部品交換などの対応もしています。

最後に少し珍しい設備を紹介します。こちらは、移動電源車というもので、簡単に言うと、トラックの荷台部分に発電機を設置した車両です。先ほど、各施設に発電機を設置してると言いましたが、一部、発電機がない施設もあります。そういった施設では、停電が起きた際には、この車両を持っていって電気を作り、施設に供給するということになっています。

いざというときにスムーズに操作できるよう、試運転も兼ねて毎月このような訓練を行っています。この車両で作り出せる電気は6,600ボルトという高圧の電気であるため、一つ手順を間違えると大きな事故に繋がりかねません。

ですので、そういったリスクを伴う作業をするときは、手順書を作って、必ず2人以上で指差確認をするなどして、決して間違いが起こらないように、一つずつ確認しながら安全作業を心がけて行っています。

主な施設として、市内には、配水場が8か所と、配水場とは異なりますが、配水池というものが3か所、減圧弁など水の圧力を調節する施設が5か所と、あとは市内の水質を測っている水質モニターというのがあり、それが12か所あります。
点検や、もちろん工事とかもありますので、そういったときは必ず現場に行って立ち会って、現場で業者さんと打ち合わせをしたり、機器に異常があれば実際に機器の状態を調べたりしています。設備がメインの仕事になりますので、基本的には外に出ることが多い仕事です。

上下水道局 経営企画室 日野(電気職)

私は、上下水道局の経営企画室という部署で働いています。どちらかというと事務職の職員が多い部署ですが、一部、私のような電気職の職員や、機械職の職員もいます。
経営企画室にはいろいろな担当部署があり、私は広域・公民連携・DX推進担当の業務を担っています。その中でも、どちらかと言うと、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を主に担当しています。
具体的には、上下水道局内の職員が使うパソコンの管理や、ネットワークに不具合が起きた場合の対応などの情報インフラに係る仕事と、もう一つがDXの推進ということで、今、どんどん社会が発展していく中で、上下水道局の事業においても民間企業の良い技術を使って、もっと効率よくできないかというところを検討していまして、事業者さんから技術提案を頂いたり、こちらからこういうことに困っているなどの相談をしたりしています。

こちらが、私の勤務する上下水道局の本庁舎です。堺市の市役所は最寄りが堺東駅ですが、上下水道局の本庁舎の最寄りは三国ケ丘駅です。
この建物は5階建てで、今は私は5階で働いていますが、採用されてから1年目から3年目の間は、1階の給排水設備課という部署で働いていました。
今の部署は、どちらかというとあまり市民の方と直接接するようなことがない部署ですが、給排水設備課は、窓口対応や電話対応などがメインの仕事でした。
こぼれ話ですが、入口の窓付近に緑色の壁のようなものが見えますが、これはグリーンカーテンです。入口付近が一面ガラス張りですので、夏場は結構暑くなりがちですので、グリーンカーテンを推進し、冷房の設定温度を下げずに涼しくするという試みを行っています。

私の職場環境の写真です。上下水道局では、現在フリーアドレスを導入していまして、自分の席というのがありません。部署ごとの内線の電話の関係などもありますので、完全なフリーアドレスというわけではないんですが、各係内に割り当てられたエリアの中でしたら、毎日自分の好きな席を選んで仕事ができます。
同時に、フリーアドレスということで、机を見てもらったらわかる通り、一般的に想像する事務机ではなく、どちらかというと普通のテーブルみたいな机を使っています。自分が使ってた席を、もしかしたら、次の日は違う職員が使うかもしれないということで、必ずパソコンや仕事の書類は、各個人のロッカーの中に収納してから帰るようにしていますので、自然とクリアデスクに繋がって、情報セキュリティ担当の私としては、フリーアドレスが情報セキュリティの向上にとても繋がってると感じています。

これは部署のフロアの協議スペースでして、係会議であったり、軽い打ち合わせはここで行っています。
私が採用された頃は、資料を各自が印刷して持ち寄って会議を行うということをしていましたが、最近は、全庁的にペーパーレスを推進していて、紙に印刷はせず、各自パソコンを持ち寄って、電子ファイルで資料を共有して会議を行ってます。右に見える大きなモニターが会議用のモニターで、ここに自分のパソコンをHDMIケーブルで繋いで、資料を表示させて皆で確認しながら会議などをしています。また、外付けマイクが備品でありますので、それを使って業者さんとの簡単なWeb会議とかの打ち合わせは、ここでやることもあります。
左の大きなモニターはデジタルサイネージというもので、上下水道局の本庁舎の各フロアに設置しています。この写真は勤務時間外に撮ってしまったのですが、勤務時間中は各部署から、こういう催しがありますというようなお知らせや、局内の連絡事項とかが表示されています。今ですと、いろんな部署の方が能登半島地震の支援に行っているので、その進捗状況などが表示されていたりします。

これは私の席です。今の部署は入ってくる情報がとにかく多くて、それを処理するのに時間がかかります。複数の資料を見比べたり、参考資料を見ながら新しい資料を作成したりということが非常に頻繁にありますので、モニターを2つ使って仕事をしています。また、情報インフラの担当でもありますので、市長部局で使っているネットワークとは別に、水道・下水道の管路情報を管理するシステムなどがあり、それらは上下水道局独自のネットワークを使って運用しています。それを管理するのも私の業務の一つで、本来でしたらそのサーバーがある別の部屋に行って確認しないといけないんですが、リモートで接続して確認できるようにしていますので、その用途でもダブルスクリーンがかなり便利です。

情報インフラの担当が私を含めて4人いますが、他の職員は事務職です。社会人経験があり元々SEの職員や、他の自治体で同じような仕事をしていた職員と一緒に働いています。
前にいた給排水設備課では、システムも使う側でしたので、正直に申し上げると、電気の知識をフルに活かしてというようなイメージではなかったんですが、今の部署では、大学で習ったことなどを活かしながら仕事ができています。

環境共生課 青木(化学職)

私が所属している環境共生課は様々な業務をしています。生物多様性の推進に係る普及啓発などを行っている係や、アスベスト等の飛散防止に係る総合調整や総括をしている係、また、環境影響評価を担当する係などがあります。その中で私が担当していますのが、大気と水質の常時監視という仕事です。
まず、大気については、大気汚染防止法という法律に基づいて市内に17か所ほど測定局を設置していて、そこで随時大気の情報を収集しています。測定項目は、NOx(窒素酸化物)、二酸化硫黄、光化学オキシダント、PM2.5(微小粒子状物質)と多岐にわたり、それらの物質を常時測定して、確認をしています。また、月ごとに状況を確認しているものもあり、有害大気汚染物質や、アスベスト、ダイオキシン類、微小粒子状物質の分析も行っております。
水質については、公共用水域の環境基準の確認のため、河川17地点、海域4地点に加え、地下水質の測定も行っています。

こちらは、測定局にある機械からのデータを受けるシステムがある部屋です。日野さんと同じく、自席にもその内容を一括してみるパソコンがあり、測定値が急に上昇したり変化しているところがないかを常時確認していますが、この部屋では、より詳細に、欠測データなどを確認し、必要に応じてデータの修正などを行っています。写っている先輩の職員と2人で確認し、仕事を進めているところです。

同じ部屋の様子ですが、オンラインで委託業者さんとの打ち合わせをしている様子です。分析等の結果の報告を受け、その内容の確認などをしています。

こちらは、私が部長に案件を報告をしている様子です。さきほどの日野さんの説明でもモニターを使って会議をしているとのことでしたが、私の部署でも、こういった感じで、印刷した資料は極力使わずに、モニターを活用してペーパーレスで報告や打ち合わせ、会議を行っています。

堺市内に17地点ある測定局のうちの1つです。
少し見づらいですが、上の方の三角形のくるくる回っているようなものが風向風速計です。また見づらいんですが、屋上まで出ているチューブみたいなものから大気を採取しています。

こちらは測定局舎の内部の様子です。先ほど申し上げたとおり、たくさんの測定項目があり、測定項目ごとの機械が横に並んでいます。
私が触っているものが、窒素酸化物と浮遊粒子状物質(SPM)を測定する機械です。何かしら不調が出たときに、先ほどの先輩職員が横にいるんですけれども、こうして2人で見に行って確認をするというようなことを行っています。狭い空間ではあるんですけれども、それ以外の機械も含めて、測定局舎の中に5つほどの機械が並んでいます。

ところ変わって、こちらは水質で、地下水質の採水をしている様子です。
こちらに写っている職員も上席の職員で、2人で行って採水をしています。地下水の採水では、この写真とは違う様子になりますが、市民の方のご協力を得て、一般的に想像するような、井戸から採水をしたりだとか蛇口から採水をしたりしています。

有害大気汚染物質や微小粒子状物質などは、測定場所に行き、サンプリングをして、試料を事業所に持ち帰り、分析をして、その結果を報告書にまとめてもらうというところまでを委託しています。地下水は、写真で紹介した通り、我々職員が採水していますが、河川と海域は委託業者さんにお願いして、サンプリングしていただいています。

テーマトーク

堺市を志望した理由

水運用管理課 小林(機械職)

私は以前メーカーに勤務していました。当然ながら、メーカーに勤務してるので自社で製造している製品に特化した業務だけを行っていました。もちろん初めはそれがいいと思って就職したのですが、仕事に慣れてきて客観的に振り返ったときに、もう少し色々なことを幅広く経験してみたいという思いになり、技術系の公務員なら、インフラから公共施設など扱っている物が多いので、そういったことが実現できるんじゃないかなと思って志望しました。
なぜ、堺市かというと、私は堺市出身ではないのですが、出身地と似たような雰囲気であるというところと、大学の卒業直前の卒業旅行中に遊びに来ていて、楽しかった思い出もあり、何かの縁かもしれないなと思って受験してみました。

上下水道局 経営企画室 日野(電気職)

まず、公務員を志望した理由ですが、父が公務員で、直接市民の方のために仕事ができるというところが、やりがいを感じられる仕事だなと思って志望しました。
なぜ堺市なのかというところですが、今は、近隣の違う市に住んでいますが、小学校に入るぐらいまでずっと堺市に住んでいて、祖母もずっと堺に住んでいたので、大仙公園など、堺市によく遊びに行っていて、堺市は私にとって思い出深いところです。そんな中、大学4回生のときに合同説明会に参加して、先輩職員の方とお話したときに、とても働きやすそうな環境だなという印象を受けましたので堺市にしました。

環境共生課 青木(化学職)

私は、堺市出身で、今も堺市に住んでいるので、地元で何か貢献できないかと思ったのと、住んでるからこそわかる「ここを変えられるんじゃないか」とか、「もっとこれを伸ばせるんじゃないか」っていう思いを活かせられるのではないかと考え志望しました。
そもそものきっかけとしては、自分が将来どんな仕事をしたいかなと悩んでるときに、広報さかい(広報紙)に職員採用試験の案内が載っているの見て、化学職っていうのがあるんだということをそこで初めて知りました。それから色々調べて、自分の知識を活かしつつ仕事ができるというところに気づき、これも縁かなと思い志望しました。

やりがいを感じた瞬間

水運用管理課 小林(機械職)

今の部署では、大きな工事が完成したときに、やはりやりがいというのを感じます。無事に工事が完成して動き出した設備を見ていると、工事期間中のいろいろなことを、ちょっとつらかったこともあるので、そういうことを思い出し、ホッとする気持ちも大きいですが、やり遂げたという達成感も大きいです。
以前いた部署では、漏水の修理をする業務に携わっていたので、直接市民の方と触れ合う機会が多く、当然、漏水に対するお叱りなどを受けることもありましたが、最後に感謝の気持ちを頂いたときにはやはり、頑張って良かったなと思いました。

上下水道局 経営企画室 日野(電気職)

私も、前の部署では、市民の方と直接接する機会が多く、「助かった」「ありがとう」といった言葉をかけていただけるときは、やっぱりやりがいというか、この仕事をしていて良かったなと思いました。
今年度から部署が変わり、直接市民の方とお話するようなことがなくなってしまったのですが、今年度、私が担当した大きな仕事として、上下水道局内のMicrosoft365の使い方の研修というものを行いました。その講師を4回ぐらい務めましたが、どういう内容にするかということも含めて、結構、頭を悩ませながら資料を作りました。今回行った研修は、デジタルにあまり明るくない人でも、ツールを使いこなせるようにしようというのが一つの目標でしたので、このボタンを押してくださいというような初歩的なことから資料を作るよう工夫しました。それでも、あまりデジタルに詳しくない方がどういうところでつまずくのかというのがちょっと想像しにくいというところもあってそこは苦労した点です。職員の反応を見ながら、試行錯誤を重ね研修資料を作成し、研修が無事終わって、わかりやすかったという感想を頂いたりして、とても達成感を感じました。

環境共生課 青木(化学職)

私が担当している、大気や水質の常時監視については、例えば、大気の汚染物質が急に高濃度になったりすると健康被害に繋がる恐れがありますので、日々やりがいを感じているところです。特に、顕著に感じるのが、光化学オキシダントです。皆さんももしかしたらご存知かもしれませんが、これが一定の濃度を超えてくると、光化学スモッグの予報であったりとか、注意報などが発令されます。そういった情報を皆さんに周知や啓発をしている重要な仕事ですので、そういうところにやりがいを感じます。

職場の雰囲気について

水運用管理課 小林(機械職)

私がいる水運用管理課は、30人ほどの組織ですが、所管する業務の内容が、先ほど説明した電気・機械といった設備系から、水質系、あとは土木建築構造物といった施設系なと、多岐にわたっていて、それぞれが違った業務を行っているような感じです。ただ、困ったことがあったらすぐその周りの先輩職員であったり、グループリーダーや課長まで相談しやすい空気になっていると思います。わいわいがやがやという雰囲気とはまたちょっと違いますが、業務上の打ち合わせや相談だとか、指導などが必要に応じて行われていて、静寂の中でキーボードのタッチ音だけ響くような重苦しい空気ではありません(笑)

上下水道局 経営企画室 日野(電気職)

今の部署に今年度から異動して、特に業務内容がかなり専門的ということもありまして、私としては全然慣れてないところが多く、すごい慌ただしい日々を送ってはいますが、皆さんとても優しく、業務のやり方や進め方であったり、私が悩んでいた場合は親身に相談に乗ってくれたりするので、働きやすい環境だと思っています。
経営企画室自体が人数が少なくて、その中でさらにグループにわかれておりまして、一つのその仕事する単位がかなり小規模になりますので、上司への提案とかもしやすいような環境だと感じています。

環境共生課 青木(化学職)

環境共生課は明るい職場です。まだ採用されてから3年目ですが、採用されたときはもちろん右も左も何もわからない状況で、いろんな諸先輩の職員に「これはどういうことですか」と質問をたくさんしても、「これはこういうことだからこうなっている」という風に優しく教えていただいて、自分としてはとてもありがたかったです。今は、年齢の近い女性の先輩職員がいて、毎日、隣同士でお昼ご飯を食べていますので、プライベートも含んでいろんなことを話しています。
また、こういった座談会があるという話がきた際も、私自身が成長できるようにと送り出していただいているという職場でもあり、ありがたい限りだなと感じています。

質疑応答

三宝水再生センターが勤務地になった場合の現場に出向く頻度(機械職希望の方から)

司会

機械職を希望される方から、事前に頂いたご質問です。三宝水再生センターの職員が今日はいませんので、職場に確認した内容をお伝えします。
現場に出向く頻度について、結論から言うと、係により異なるということで、機械職で配属される可能性がある係は次の4つとのことです。
(1)三宝水再生センターと各ポンプ場の設備の機器の修繕、補修工事を行っている係
(2)三宝水再生センターと各ポンプ場の維持管理、設備の点検を行っている係
(3)市内に3か所ある下水処理場の委託を監理する係(三宝水再生センターの夜間と休日、石津下水処理場、泉北下水処理場の運営を委託しています。)
(4)市内の事業者から排出される事業所排水について、監督、指導する係
それぞれの係が現場に出向く頻度は次のとおりとのことです。
(1)委託業者に工事発注するため、機器設備の状態の確認、施工確認などで施設内の現場に出向いています。その都度の対応となるので、特に決まった回数などはありませんが、割合にすれば週に1回程度、外に出ています。
(2)ほぼ毎日、巡視点検のために三宝水再生センターの施設内や各ポンプ場に出向いています。
(3)業者との打ち合わせなどで現場である下水処理場に行くことがあり、特に決まった回数などはありませんが、割合にすると週に1回程度、外に出ています。
(4)週に1回くらいの割合で事業所排水の採水のため現場に行っています。それ以外にも、悪水が排水された場合については、その都度、現場確認に向います。

休日移動や泊まりが必要な仕事がありますか(機械職希望の方から)

司会

こちらも事前に頂いたご質問です。三宝水再生センターに聞いてみたところ、原則、日常業務で、休日移動や休日出勤をすることはありませんが、突然の機器の故障時の対応等のために、休日や夜間でしか業務対応できない場合は、勤務する場合があるとのことです。
また、泊まりが必要な業務についても、原則、日常業務の中ではないとのことですが、他の自治体(政令市)との打ち合わせや、研究発表というのも行っていて、開催場所が遠方である場合は、出張する関係で休日に移動する場合があるとのことでした。なお、これらの参加については課長や係長など一部の職員が対象となるとのことです。
それと、土日に開催される市や上下水道局が行うイベントなどの業務に従事していただく場合があり、例えば、地域の防災イベントでマンホールトイレの設置するであるとか、ショッピングモールなどで上下水道事業の取り組みを発表するなどですが、そういった場合に、土日に出勤するケースがあるということでした。こちらは、全員でというわけではなく、係の中で順番に回していると聞いてます。

水運用管理課 小林(機械職)

私の部署でもおおむね同じような感じです。水の使用量が少ない夜間でないとできない作業や、市民の方になるべく影響を与えないように夜間にしかできない作業だとか、あとは、夜間に発生してしまった漏水の対応とかで、呼び出し対応などがあり、従事してそのまま朝を迎える場合もあります。その場合は、休みを取って帰る人もいますし、元気なのでそのまま働くという人もいるという感じです。

働き方や仕事の進め方で民間企業との違いについて(機械職希望の方から)

水運用管理課 小林(機械職)

民間企業にもいろいろあるので一概には言えませんが、私が民間企業から堺市に転職して一番大きな違いを感じたのは、やはり儲けを第一に考えているかどうかというところだと思います。民間企業は営利企業ですので、儲けを出さないことには社員さんにお給料も払えないですし、そもそも会社自体が潰れてしまう恐れもあるので、そこはシビアだったのかなと思います。
一方で、公務員は、皆様から頂いた税金や水道料金を無駄遣いしないというのは大前提としながら、市民の暮らしを守るという大きな使命がありますので、例えば、水道を例にとってみると、財政は厳しい状況であっても災害に強いまち作りというのは進めていかなければいけません。地震に強い水道管や施設に更新するであるとか、災害時に備えた施設を整備するなど、災害対策というものには、しっかりと投資していかないといけません。ですので、財政や人員が厳しいからといって、投資を減らそうということを簡単にはできませんので、このあたりが民間と公務員の大きな違いではないかと感じています。

電気職と機械職の仕事の切り分け(電気職希望の方から)

上下水道局 経営企画室 日野(電気職)

正直なところ、明確に、これは電気職の仕事、これは機械職の仕事というふうに切り分けがなされているわけではないと思います。電気職でありながら、機械職のようなことやったりとか、その逆もあると思います。
よく言うのが、「公務員の部署異動は転職みたいな感じ」というもので、もうガラッと業務内容が変わることもあり、職種の分け隔てなくいろんな業務に自分の希望次第で携わることができるのが良い点ではないかなと思っております。

水運用管理課 小林(機械職)

機械職の立場から見てもその通りかと思います。機械と言ってもほとんどが電気で動くので、電気の知識がないと機械職の仕事にも影響がでてきます。電気職だから機械の仕事をやってはいけないとか、機械職だから電気の仕事をやってはいけないというのはありません。それよりは、与えられた仕事に真摯に取り組んでいて、個人として成長していくというのが大事なのかなと思います。

1日のスケジュールの中での書類作成や市民対応、他機関等の指導などに係る業務の割合(化学職希望の方から)

環境共生課 青木(化学職)

仕事のスケジュール感としては、書類作業とか、パソコンを用いた業務が大半を占めているというところです。
書類作業としては、報告書の中身を確認をして、修正等の必要があれば、委託業者さんに修正依頼をかけたりしています。市民の方と接するというのは少ない部署で、たまに電話をいただいてやり取りをしたりするくらいです。他機関の関わりとしては、国や大阪府に堺市のデータを提供することがあるというところです。
他の部署の職員にも事前に聞いてみましたので紹介させていただきますと、同じ環境保全部の中に環境対策課という部署があり、こちらの大気の仕事では、法律や条例に則って事業所さんから届出をもらい、その確認をしています。不備や不足などがあれば、事業所さんに修正をお願いするなどのやりとりをしていると聞いています。
また、三宝水再生センターの化学職の職員にも聞いてみると、下水処理場に絶えず流れてくる水の水質の検査をしているということで、その水質の状況を把握するというところと、下水処理場内の各工程の水を採取し分析をしていて、その結果をもとに運転方法の検討をしているとのことでした。

司会

私からは、地球温暖化対策の仕事に従事する脱炭素先行地域推進室という部署の化学職の職員に話を聞きましたので紹介させていただきます。
従事している内容は、国から認定された脱炭素化プロジェクト『堺エネルギー地産地消プロジェクト』の実現に向けた最適な事業手法の立案や検討、業務の発注、それらに伴う事業者との打ち合わせや調整、国庫交付金の申請補助などとのことです。
1日のスケジュールについては日により異なるということですが、業者さんとの打ち合わせ、これは1時間以内に終わるようにしているということですが、それがほぼ毎日あり、多い日は1日3件ぐらいあるとのことです。業者さんとの打ち合わせの合間に、データ処理や環境省との打ち合わせ、メールの処理、資料作成などを行っているとのことでした。
データの処理というのは、太陽光発電の発電量や施設の電力需要のデータから、自家消費量や余剰電力量を算出するなどの処理を行っているなどで、そういったデータを基に資料を作成し、事業者さんとの打ち合わせで利用したりするということでした。
ということで多い場合は1日の半分弱を事業者さんとの打ち合わせに充てていて、その間に事務処理を行っているというような形で、議事録などは打ち合わせ中に作成するなど事務を効率的に進めるための工夫もされているということでした。

どのようなスキルを身に着けておけばよいですか?

水運用管理課 小林(機械職)

職場で必要なスキルや資格は、入庁後に勉強すればよいと思いますし、業務で必要な資格は取りに行かせてもらえます。何か特別な知識やスキルというよりは、コミュニケーション能力が大事なのかなと思います。職場には、10代から60代までいろんな年齢の職員がいて、いろんなバックグラウンドがあります。そして、市民の方との対応となりますと、多数の方と触れ合う機会もありますので、相手の伝えたいことをしっかり受け取る能力や、逆にこちらから伝えたいことをしっかり伝える力が大事で、コミュニケーション能力は、公務員に限らずですが、大事なことなのかなと思います。

上下水道局 経営企画室 日野(電気職)

やっぱり仕事の仕方として、パソコン業務っていうのがメインだと思いますので、ExcelやWordなどをある程度使えるようになっていると良いのではないかと思います。
あと、これは私が1年目のときに感じたことですが、現場に行くような部署の場合は、堺市の地名が頭に入ってると便利かなとは思います。これはやっていくうちに慣れるので、必須というわけではないですが、知っていると良かったなというところです。

環境共生課 青木(化学職)

小林さんと似たようなところにはなりますが、何でも気になったことを聞くということかと思います。コミュニケーション能力に通じるところはあると思いますが、何事にも意欲を持って取り組み、気になったことは聞いたり、自分で学んでいったりする力が大切なのではないかと思います。

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人事委員会事務局

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