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新型コロナウイルス感染症

更新日:2024年4月10日

令和6年4月から、新型コロナウイルス感染症については、通常の医療提供体制に移行されました。

令和6年4月以降、医療費の公費負担が変更

令和6年4月以降、新型コロナ治療薬や入院医療費の自己負担分にかかる公費負担について、表のとおり見直されます。

  令和5年10月から令和6年3月末まで 令和6年4月以降
一部の高額な治療薬

公費負担は継続(ただし、一部自己負担あり)

  • 自己負担額については、公的医療保険の自己負担割合の区分等により以下の通り異なります。

(自己負担の上限額)

1割の方:3,000円、2割の方:6,000円、3割の方9,000円

公費負担は終了

※他の疾病と同様に、医療保険の自己負担割合に応じた負担
入院医療費

高額療養費の対象となる入院医療費の一部を公費負担

  • 高額療養費制度の自己負担限度額から原則1万円を減額

公費負担は終了

※他の疾病と同様に、医療保険の自己負担割合に応じた負担

また、以下については、令和6年3月31日で終了しました。
・堺市新型コロナ受診相談センター
・保健所における療養証明書の発行業務

新型コロナウイルス感染症とは

新型コロナウイルスとは

  • 新型コロナウイルスはコロナウイルスのひとつです。コロナウイルスには一般の風邪の原因になるウイルスや、「重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルス」や「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」が含まれます。
  • 新型コロナウイルスは、粘膜などの細胞に付着し入り込むことで増殖します。
  • ウイルスは粘膜に入り込むことはできますが、健康な皮膚に入り込むことができず、表面に付着するだけといわれています。
  • 新型コロナウイルス感染症は、感染症法等により5類感染症に指定されています。

どのようにして感染するか

新型コロナウイルスは、飛沫感染、接触感染、エアロゾル感染によりうつるといわれています。

飛沫感染

  • 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、近くにいる他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
  • 閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされており、WHOは一般に5分間の会話で1回の咳と同じくらいの飛沫(約3,000個)が飛ぶと報告しています。

接触感染

  • 感染者が咳やくしゃみの際に口や鼻を手で押さえた後に、その手でドアノブなど周りの物を触ると、そこにウイルスが付着します。他の人が付着した場所を触ったあと、自分の口や鼻を触ることで感染します。
  • 物の表面についたウイルスは時間がたてば感染力を失うとされています。WHOの見解では、プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙の表面では最大24時間経てば感染する力を失います。

エアロゾル感染

  • エアロゾルと呼ばれる飛沫よりさらに小さな水分を含んだ状態の粒子を吸い込むことで感染します。
  • エアロゾルが長時間滞在しがちな、換気が不十分または混雑した室内で感染が拡大するリスクがあるといわれています。

主な症状

初期症状は、インフルエンザや風邪に似ており、初期に新型コロナウイルス感染症とそれらを区別することは難しいといわれています。
発熱や呼吸器症状が一週間前後持続することが多く、強いだるさや味覚・嗅覚障害を訴えることが多いことが報告されています。

潜伏期間

1から14日間であり、感染機会のあった日から5日程度で発症することが多いといわれています。
ただし、オミクロン株は潜伏期間が2から3日、感染機会のあった日から7日以内に発症することが多いといわれています。

感染可能期間

新型コロナウイルスでは、発症の2日前から発症後7から10日間程度、他の人に感染させる可能性があるとされています。また、無症状の陽性者(症状はないが検査が陽性だった方)からも感染する可能性があります。

発症からの一般的な経過

  • これまでの報告では、感染が確認された症状のある方の約8割は軽症のまま治癒している一方、妊婦や高齢者、基礎疾患(高血圧、心不全、呼吸器疾患等)のある方、人工透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤を用いている方等は重症化するリスクが高いといわれています。
  • 重症化する方は、普通の風邪症状が出てから約5から7日程度で、症状が急速に悪化し、肺炎に至ります。
  • 新型コロナウイルスによる肺炎が悪化した場合は、人工呼吸器など集中治療が必要となり、季節性インフルエンザよりも入院期間が長くなる事例が報告されています。

治療薬について

新型コロナウイルス感染症の治療に関しては、日本国内では令和2年以降、新たな治療薬が承認(特例承認)されています。

感染対策の基本

新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが令和5年5月8日に2類相当(新型インフルエンザ等感染症)から5類感染症へ移行しています。感染対策について、国が示す方針のとおり個人の選択を尊重し、自主的な取組をベースとしたものになります。以下のページやリーフレットを参考にご覧ください。
感染対策は個人・事業者の判断が基本となります(PDF:439KB)

手洗い

手洗いは感染対策の基本です、指先、指の間、手首、手のしわ等に汚れが残りやすいといわれていますので、これらの部位は特に念入りに洗うことが重要です。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などに、こまめに石けんなどで手を洗いましょう。アルコール消毒も有効です

厚生労働省HPより引用

咳エチケット

「咳エチケット」とは、咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖、肘の内側などを使い口や鼻をおさえ、ウイルスを含む飛沫を抑えてほかの人に感染を広げないための大切な対策です。
特に電車や職場、学校などの人が集まるところで実施することが重要です。

厚生労働省HPより引用

マスク

マスクの基本

・マスクには、吸い込む飛沫の量を減らし、飛沫の拡散を防ぐ効果があります。
・症状がある方、新型コロナウイルス感染症の検査陽性の方、同居家族に陽性者がいる方が通院等で外出する際は、マスクを着用し感染対策にご協力ください。
・一般的なマスクでは不織布マスクが最も高い効果を持ちます。次に布マスク、その次にウレタンマスクの順に効果があります。
もちろん、人の顔の形は千差万別ですので、同じ素材のマスクでも、自分の顔にぴったりとフィットしているものを選び、正しく着用することが重要です。

身の回りのものを消毒・除菌する

手洗い、咳エチケットに加え、身の回りのモノを消毒・除菌することで、手指につくウイルスを減らすことが期待できます。

3つの密を避ける

1.密閉空間、2.密集場所、3.密接場面という3つの条件のある場所では感染を拡大させるリスクが高いと考えられています。

換気を行う

季節を問わず、新型コロナウイルス対策には換気が有効です。
換気設備や換気扇を常時運転し、最小限の換気量を確保しましょう。
常時換気設備が設置されていない建物でも、台所や洗面所などの換気扇を常時運転することで最小限の換気量は確保できます。
<窓開けによる換気のコツ>
窓開けによる換気は、対角線上にあるドアや窓を2か所解放すると効果的な換気ができます。また、窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置しましょう。

感染予防を日常から

体調が悪いときは休む

  • 風邪やインフルエンザと同様に、発熱や風邪症状等がみられるときは、無理して通学や出勤をせず休むことをご検討ください。休むことはご本人のためや、感染拡大防止にもつながる大切な行動です。
  • 症状が続く場合、毎日体温を測定して記録していただき、必要に応じてかかりつけ医やお近くの医療機関にご相談下さい。
  • 事業者の皆さまにおかれましても、職場の感染症対策に取り組んでいただきますようお願いします。

受診や検査について

体調悪化時や受診希望時

症状に応じたかかりつけ医にご相談いただくか、診療科目の医療機関への受診をご検討ください。
受診する際のお願い
・医療機関の案内に従って受診してください。
・受診する際はマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやハンカチなどを使って、
口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
大阪府が発熱患者等の診療に対応する医療機関(令和6年3月時点)を公表しています。
外来対応医療機関(大阪府ホームページ)

お近くの医療機関は、大阪府医療機関情報システムからも検索いただけます。
なお、こちらの医療機関は、必ずしも新型コロナウイルスの診断ができる医療機関ではありませんのでご注意ください。
大阪府医療機関情報システム
受診を迷った場合、夜間や休日の場合は、以下の救急相談窓口がありますのでご相談ください。
・救急安心センターおおさか(救急要請相談) #7119
・小児救急医療電話相談(こども医療相談) #8000

厚生労働省新型コロナウイルス感染症電話相談窓口(令和6年9月末まで設置予定)
・電話番号 0120-565-653 午前9時から21時まで
※日本語のほかに英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語(9時から18時)、ベトナム語(10時から19時)にも対応しています。

妊婦のかたへの情報
妊婦の方々へ(厚生労働省リーフレット)(PDF:656KB)厚生労働省ホームページ(PDF:796KB)

※堺市新型コロナ受診相談センターは、令和6年3月31日に終了しております。

抗原定性検査キットの購入・使用をお考えの方
詳しくはこちら環境薬務課:新型コロナウイルスの抗原定性検査キットは「体外診断用医薬品」を選びましょうをご覧ください。
※大阪府無料検査事業、大阪府検査キット配布センターは、終了しています。

日頃からの備えとして、ご本人様だけでなく周囲の方を含めて次のページ(救急関連)や救急車利用に関する資料をご確認いただき、救急車の利用について知っておくことも大切です。
救急車を呼んだほうがいいのか、判断に迷ったときの救急相談窓口があります。
救急関連(堺市消防局ホームページ)
「救急車を上手に使いましょう ~救急車 必要なのはどんなとき?~」(PDF:3,038KB)(PDF:3,038KB)

ご自身や身近な方が感染したら

ご自身や身近な方が新型コロナウイルスの感染が疑われる人(もしくは感染した人)がいる場合のポイント
・感染者とほかの同居者の部屋を可能な限り分ける
・感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方(1人が望ましい)にする
・できるだけ全員がマスクを使用する
・こまめに手洗いをする
・日中はできるだけ換気をする
・ドアの取っ手など共有部分を消毒する
・汚れたリネン、衣類を洗濯する
・ゴミは密閉して捨てる

令和5年5月8日以降は、一般に保健所から「濃厚接触者」として特定されることはなくなりました。
また、「濃厚接触者」として保健所からの外出自粛要請はありません。不要不急の外出を避け、ご自身の体調管理に努めて頂きますようお願いいたします。
・ご家族、同居されている方が新型コロナウイルス感染症にかかったら、可能であれば部屋を分け、感染されたご家族のお世話はできるだけ限られた方で行うなどに注意してください。
家族が新型コロナウイルスに感染した時のポイント(PDF:388KB)厚生労働省:家族が新型コロナウイルスに感染した時のポイント(PDF:388KB)

療養について

ご自宅で療養されるにあたり
新型コロナウイルスのオミクロン株の感染では、発熱、鼻汁、頭痛、倦怠感(だるさと疲れ)、咽頭痛などの感冒様症状(いわゆる風のような症状)が多く報告されています。
のどの痛みなどもあり、食事や水分がとりづらい中で、発汗や冷房使用中の部屋の感想などによる脱水(水分不足)にも気を付けていただくため、経口補水液をこまめに飲む、氷を口に含むなど積極多岐な水分補給を心掛けてください。
食事によって栄養とともに水分補給ができますので、可能な方は無理のない範囲で食事をとることも大切です。

療養期間について
令和5年5月8日から、保健所からの外出自粛要請は無くなり、外出を控えるかどうかは個人の判断に委ねられています。
どのくらいの期間外出を控えればよいかについては、国から示されている以下の目安を参考にしてください。
(1)外出を控えることが推奨される期間
・特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことから、発症日(無症状の場合は検体採取日)を0日目とした5日間
・5日目に症状が続いていた場合は、熱が下がり、たんやのどの痛みなどの症状が警戒して24時間程度が経過するまで。
こうした期間にやむを得ず外出する場合でも、症状がないことを確認し、マスクの着用等をお願いします。

(2)周りの方への配慮をお願いします
発症後10日間が経過するまでは、不織布マスクを着用したり、高齢者等ハイリスクの方との接触は控えるなど、周りの方へうつさないよう配慮しましょう。
また、療養について以下のリーフレットも参考にしてください。
新型コロナウイルス療養に関するQ&A(PDF:445KB)(厚生労働省 新型コロナウイルス療養に関するQ&A)(PDF:445KB)

療養中の外出について

自宅療養中の食料品等の買い出しなどの外出について
令和5年5⽉8⽇から、保健所からの外出⾃粛要請は無くなりました。療養中に通院や⾷料品が必要となり買い出しなど外出をする際には、⼈混みを避けマスクを着⽤しましょう。
また、感染した場合に備え、普段から⾷料品や⽇⽤品を備蓄しましょう。

備蓄の目安
目安に以下のものを参考に備蓄をしておくことも大切です。
【備蓄しておく食料品・日用品の目安】
常備薬、服薬中の薬
体調がすぐれない時でも食べやすいもの
水分補給ができるもの(水、スポーツ飲料等)
調理が不要で簡単に食べられるもの
ビニール袋、ゴミ袋
マスク
消毒液
体温計
その他生活に欠かせないもの(コンタクトレンズ、生理用品、おむつ、乳児用ミルクなど)

なお、以下の事業は終了しております。
・⾃宅療養等応援パック
堺市では、新型コロナウイルス感染症の⾃宅療養者のうち希望される方へ、⾷料品を詰め合わせた⾃宅療養等応援パックを配付しておりました。陽性者の方への外出自粛要請が無くなるため、令和5年5⽉7⽇をもって終了いたしました。
・⾃宅療養者へのパルスオキシメーターの貸出
堺市では、新型コロナウイルス陽性者のうち⾃宅療養となった⽅に対して、患者の健康状態や症状の変化を迅速に把握するため、パルスオキシメーターを無償で貸し出しておりましたが、令和5年5⽉7⽇をもって終了いたしました。

後遺症について

新型コロナウイルス感染症の治療や療養終了後も、症状が続いたり、新たな症状が出現するなど、罹患後症状
(いわゆる後遺症)がみられることがあります。

代表的な罹患後症状※後遺症に関する診療の手引き(厚生労働省)より抜粋
全身症状呼吸器症状精神・神経症状その他症状

倦怠感
疲労感
・関節痛
・筋肉痛



・喀痰
・息切れ
・胸痛

記憶障害
・集中力低下
・不眠
・頭痛、抑うつなど

嗅覚障害
・味覚障害
・動悸
・下痢、腹痛など

これらの症状が長引く場合には、症状に応じたかかりつけ医にご相談いただくか、診療科目の医療機関への受診を検討してください。
また、大阪府において新型コロナウイルス感染症の罹患後症状に悩む方の診療を行っている医療機関が公表されておりますので、参考にしてください。
コロナ罹患後症状に悩む方の診療をしている医療機関一覧(大阪府ホームページ)

パルスオキシメーターの返却について

堺市では、新型コロナウイルス感染症患者のうち、自宅療養となった方に対して、患者の健康状態や症状の変化を迅速に把握するため、 パルスオキシメーターを無償で貸し出していました。(令和5年5月7日まで)

お手元に返却していないパルスオキシメーターがありましたら、感染症対策課までご返却ください。


パルスオキシメーターの返し方

レターパックプラスに梱包したパルスオキシメーターを入れ、 お近くの郵便ポストに入れるか、郵便局の窓口へご提出ください。


※ 返却用レターパックプラスは、パルスオキシメーターを堺市から送付する時に同封しています。


パルスオキシメーター

袋状の緩衝材 (プチプチでできた袋)

レターパックプラス

1.パルスオキシメーターを入れたチャックつきビニール袋を、袋状の緩衝材(プチプチでできた袋)に入れる。

※袋状の緩衝材がなければ、新聞紙、紙等にくるんで下さい。

2.パルスオキシメーターを入れた袋状の緩衝材(プチプチでできた袋)を、レターパックプラスに入れ、裏面を閉じる。

※ レターパックプラスの裏面は、口が開いてこないようにしっかりと閉じてください。


※同封されている返却用レターパックプラスを紛失した場合は、お手数ですが堺市保健所の窓口へ直接お持ち込みいただくか、ご自身で封筒と切手をご用意いただき、郵送をお願いします。

【郵送先】

〒590-0078

堺市堺区南瓦町3番1号

堺市保健所 感染症対策課 宛

堺市保健所の窓口へ直接もっていく

パルスオキシメーター使用しなかったレターパックプラス堺市役所 本館6階堺市保健所 感染症対策課まで、お越しください。

【受付時間】(⽉曜から⾦曜)午前9時から午後5時30分(祝休⽇、年末年始を除く)
 


 

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このページの作成担当

健康福祉局 保健所 感染症対策課

電話番号:072-222-9933

ファクス:072-222-9876

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館6階

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