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ステラファーマ株式会社

更新日:2024年1月25日

概要

次世代のがん治療法BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)に必要な薬剤を開発

ステラファーマは、次世代のがん治療法BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)に必要な薬剤を開発する医薬品ベンチャーで2007年に設立しました。
堺市で研究開発を進め、2020年3月に開発を続けてきたBNCT用薬剤「ステボロニン」が世界で初めて製造販売を承認されたことで注目されています。
ステボロニンは首から上に発生する頭頸部がんのBNCTで使用できる薬剤として3年前に世界で初めて承認され、今でも唯一の薬剤として役立てられています。

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社会課題の解決への取組

“やさしいがん治療法”を世界に広げたい

ステボロニンはホウ素を原料にして点滴でがん細胞や腫瘍に取り込ませ中性子を照射することで、そこにあるがん細胞だけを狙って破壊することができるようになり、正常な細胞を壊すことがないため、BNCTは”やさしいがん治療法”とも言われております。
手術で切除が難しい部位や、人に照射できる放射線の量は決まっているため再度の放射線治療ができないという患者さんでも治療が可能になるという特徴があります。
かけがえのないいのちのために、臨床試験の適用範囲を拡大すること、またこの治療法を世界にも広げていくことをめざしています。

共創パートナー、支援

大学との連携強化で研究密度を高めた、S-Cube時代

アメリカで1980年代に始まったBNCTの研究は、日本で研究が発展し、大阪公立大学の特任教授、切畑光統先生が研究を進めています。
ステラファーマは、堺市・中百舌鳥のS-Cubeにも一時期入居し、大阪公立大学と連携することで、ホウ素を原料とした薬剤開発につなげました。
S-Cubeに入居は切畑先生にご紹介いただきましたが、医薬品業界にも理解があり、施設内にラボの機能があることも決め手になりました。立地も便利で大学とも距離が近くなることで一気に研究が進み、2012年11月には最初の臨床試験を開始することに至りました。

このページの作成担当

産業振興局 産業戦略部 イノベーション投資促進室

電話番号:072-228-7629

ファクス:072-228-8816

堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館7階 

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