令和5年度第2回堺市環境局指定管理者候補者選定委員会会議録
更新日:2023年12月27日
開催日時 | 令和5年10月19日(木曜) 午後3時開会 午後4時25分閉会 |
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会場 | 堺市役所 本館3階 大会議室2・3 |
出席委員 | 委員長 阪尾 晋一(弁護士) |
欠席委員 | 委 員 落合 明男(公認会計士) |
事務局 | 環境政策課 課長 池尻 享史 ほか |
所管課 | 環境事業管理課 課長 頓宮 真柱 ほか |
案件名 | (1)堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る書類審査について |
会議資料 |
会議次第(PDF:40KB) |
開会
令和5年度第2回堺市環境局指定管理者候補者選定委員会を開会する。
定足数の確認
出席者4人、欠席者1人で、会議の開催に必要な定足数を満たしていることを確認した。
応募団体との関係の有無確認
応募団体と関係のある委員はいないことを確認した。
応募団体からの接触等の有無確認
応募団体から委員長、委員及び市職員に対して接触等の働きかけがないことを確認した。
本日の予定の確認
本日の会議では、案件1「堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る書類審査について」、案件2「堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る面接審査について」、案件3「堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者の選定結果について」を審議する。
案件審議
案件1 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る書類審査について
施設概要の説明
所管課より、応募団体及び企画提案内容の概要について説明した。
阪尾委員長
説明について、質問・意見はないか。
河端委員
人員が1人減となっているが、人員削減とサービス向上の関係はどうか。
所管課
正規職員が1人削減で提案されているが、他にパート職員が多数配置されることになっている。実際にサービス低下に繋がるような人員減になっているのかは事業者に確認していただく必要がある。
採点方法の説明
事務局より、採点方法について説明した。
各委員 書類審査の仮採点
案件2 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者選定に係る面接審査について
<A団体入室>
面接審査の流れについて説明
事務局より、面接審査の流れについて説明した。
<A団体 プレゼンテーション>
阪尾委員長
質問はないか。
小林委員
重点的に利用者の満足度を上げていくという説明が分かりやすかった。ただ、これからの新規会員の獲得は課題ではないかといろいろな数値を見ても感じている。堺市内にはいろいろなニーズに合わせたフィットネスも増えてきている。新規会員獲得に対する計画や取組についてもう少し詳しく教えていただきたい。
A団体
新規会員には色々なニーズがあり、単にフィットネスしたい方や熱心な方もいる。そこに対応していくのが必要だと考える。今回カフェのエリアをスタジオ化して、服を着がえずにすぐに30分程度の運動ができるようなイベントもやっていきたい。そういう意味ではのびやか健康館の広いスペースを利用したそういうイベントをやっていきたいと考えている。それで一度施設に足を運んでいただいて、いろんなサービスやお風呂があるということを知っていただけたらと考えている。また、イベントの取組については、今まで来ていただいて参加者にイベントの内容を提供することが多かったが、待つのではなくこちらから催事スペースや学校等に足を運んで、運動や健康といったところを発信し、本施設に興味を持っていただくことに務めていきたいと考えている。
河端委員
会員の継続率はどのくらいか。
A団体
入会されて1年後は6、7割の方が残っているが、継続率は課題である。
河端委員
のびやか健康館に来る会員は何に惹きつけられるのか。
A団体
現状、模索している段階ではある。お客様の価値が多様化しているので、本当に必要な方に人を介してするサービスと、思い切ってサービスしないということを見極めて、それぞれお客様に合ったサービス提供をすることによって、少しでも継続率を伸ばしていきたい。サービスを必要とする方については、現在フィットネススクール的な要素で毎週何曜日ジムに来るというような取組をしているが、そういったところで少しでも継続率を上げていけたらと思っている。
河端委員
ウェブをやっていくということだったが、今お話を聞いてもったいないなと思ったのが、ただ情報だけを発信するのではなく、来ている人が自分の変化をどう見えるようにするか、多分求めている一番大きなものは健康だろうし、その下にスポーツの楽しみがあると思うが、そういった新しいことをやっていくと、来なくてもお客さんを獲得できるのではないか。その辺をウェブに乗せていくといいのではないか。
A団体
今まで来ていただかないとできない提供サービスだったが、家でも提供できるサービスと環境は整っているので、ご指摘のとおりそういったサービスは検討したい。
河端委員
今までのあり方と違い、いよいよ中身が見えてくる時代になってきたので、その辺から運動とかスポーツの効果効用が見えてくると、参加している人は納得してやっていく。数値が見えてくると、結構高齢者の方の励みになるようで、関心が増えるのではないか。あと、人員が1人削減になっているが、大丈夫か。
A団体
デジタルサービスにすることによって、お客様の利便性も図られ、スタッフの効率化にも繋がると考えている。今まで電話対応に3、4人配置していたところ、デジタルにすることで2人にできるのではないかと考えている。決して職員が減ったからといって、ジムに配置しないとか安全をおろそかにするということはない。
友金委員
人員削減については、今はウェブサービスやキャッシュレスになったため配置しなくてもよいということか。利用者は高齢者が多いのか。その場合、キャッシュレスやスマートフォンの対応のところで操作は可能なのか。
A団体
実際にコロナ禍でスタジオレッスンがウェブ予約になったが、結構手間がかかっていた。ただ、高齢者の方も毎日の事なので、割と理解して必要に応じて使っていただいている。人員に対しての効率化も含め、朝から17時までが高齢者が多い時間だが、その時間はボリュームを変えずに運営できる。夜はもともと利用者が少なく、若い方も多いのでその効率は上がる。会員管理システムは直営店で統一したもので、月末の処理や請求書などの処理が集約されすべてオンラインになるので、人が必要なくなる。
友金委員
現場での人員削減ではないということか。
A団体
そのとおり。
友金委員
自分で調べるより、ちょっと操作してほしいという方のほうが多いと思うが、対応できるのか。
A団体
操作方法などは丁寧に説明して混乱を招かないようにしていきたい。
河端委員
高齢者の方はスマートフォンを持っていない方も多いのでは。アプリを作ってもなかなか実施できない。もう少し年代が変わってくると、使う方がそういう年齢になってくるのだが、意外と持ってない方がいるのも現状である。
A団体
持っていない方は少なくはなってきているが、操作ができないということが多く、そこはしっかりと案内をしていく。
友金委員
サマータイム営業について、終了時間を1時間早めるのか。例えば22時までになったら、今まで仕事が終わってからその時間に来られていた方にはどういった対応されるのか。
A団体
今回見極めということで、利用者には前倒しで来ていただくことにはなる。
友金委員
場合によっては利用できない方もいる可能性があるということか。
A団体
はい、そのあたりは短期間であり、利用時間を変えてしまうとそういう状況もあり得る。昨今利用者の運動の取組というのは増えてきており、前倒しになってきているので、ある程度ご理解はいただけるのかと思っているが、しっかりと見ていく必要があり、今回サマータイム営業は試験的導入と考えている。
河端委員
世の中全てがサマータイムではないので、そのあたりはデリケートに考えた方がいい。
A団体
はい。
阪尾委員長
休館日について、現行毎週水曜日は休館で、水曜日が祝日の場合は開館していたが、提案では祝日でも休館することとしている。変更された理由は。
A団体
施設の整備のための日としている。20年経過している施設であること、レジオネラ菌の問題もあったので、水曜日は水回りを徹底して整備したいという点でスパンをずらしたくないのと、水曜日祝日の日の利用者数が、圧倒的に少ないのが理由の一つである。
阪尾委員長
会員の種別でホリデー会員の利用日は土曜日と日曜日、祝日。そうなるとホリデー会員にとっては、水曜日祝日は利用できないが、その辺はどう考えているのか。
A団体
そこはご理解いただくしかない部分はある。以前、実際ホリデー会員の方が水曜日祝日に来館するか調べたが、本当にわずかであり、デイタイムの会員が一時利用料を払って来られる方が多かった。
阪尾委員長
ホリデー会員に対する説明は必要ではないか。
A団体
しっかりと説明をしていく。
阪尾委員長
施設の設備機械の維持管理の点だが、外部の業者に委託しているということだが、その業者が常駐しているのか。時間帯は。
A団体
朝営業前から18時まで常駐している。
阪尾委員長
従前は24時間対応とお聞きしているが、変更になっているということか。
A団体
変更になっている。ただ、緊急対応の時はすぐに来ていただけることになっている。実際業者が朝のオープンから作業をしており、夕方以降の作業は少なく、朝の準備をして稼働してからは大きな問題はないというのが一つある。ただ、18時以降も何かあった場合はすぐに来れる体制は取っている。その分スタッフが、例えば塩素の操作などいろいろ引き継いでやっている。
阪尾委員長
施設を利用している方は平日であれば23時までいらっしゃるわけで、その時に機器のトラブルが発生したときに具体的にどのような対応をとるのか。
A団体
トラブルが発生すれば、そこをクローズ状態にして我々スタッフがアナウンスをする。緊急対応で改善できればそこですぐ運営できるが、応急で出来ない場合はそのエリアは運営できないということになるので、後日業者を呼んでから工事になる。あくまで応急で出来る範囲での営業ということになる。我々スタッフがいかに早くお客様にアナウンスをするかがキーになる。
阪尾委員長
翌日まで利用制限や、休館になるというのは今までにあったのか。
A団体
蒸気が漏れて営業できないことが実際にあった。
友金委員
何日間くらいか。
A団体
1日休館して翌日が水曜日の休館日だったので、その休館日に復旧した。蒸気漏れはいきなり破裂するということはなく、若干兆候があったので、日々の点検により把握し修理する予定となっていたが、漏れが早く起こってしまった。
阪尾委員長
臨時休館をしなければいけなくなった場合は、利用者にはどのような案内をしたのか。
A団体
ホームページの掲載や入口に看板を貼り、来られたお客様にはスタッフが入口に立って案内もした。今後ウェブ化をすれば、登録いただいた方には一斉にご案内ができる。
河端委員
サッカースクールの人件費が高いがどうしてもかかってしまうのか。もう少し下げてもらってもいいのではないか。
A団体
セレッソなどのネームバリューもあるので。
河端委員
施設に来る人は何かを望んで来ている。それは楽しいというのも当然ある。そういった効果を今後も謳えるようなバックグラウンドを持っているのは、どこにおいても重要になってくる。他と差別化ができるようになる。特に科学的根拠をもった運動指導を構築していくと、おそらく会社の独自性をもっと発揮されるのではないか。しっかりと結果を担保するようなものが提供できるようになっていくことが重要になる。効果等のところが謳われてなかったので、大変だと思うがそれをやっていくとすごく活きていく。あと水素水は機械的にはすぐ飛んでいくということもあるが大丈夫か。
A団体
汲んですぐ飛んでいくというのもあり、入れ物にもよってどんどん飛んでいくというのもあるので、汲んですぐ飲んでいただくというのが一つのポイントとなる。
河端委員
効果として科学的根拠をおさえて提供していただくというのが大事なのでお願いしたい。
<A団体退室>
意見交換
阪尾委員長
プレゼンテーション及び質疑応答について、意見交換を行う。ご意見等あるか。
河端委員
実績はある。ここでは大きな収益にはならないと思うが、来ていただく人にプラスになれば良い。
阪尾委員長
会員の新規獲得の回答が少し抽象的だった。もう少し具体的に提案いただければよかったのではないか。
河端委員
会員数の動向が良くわからない。利用者が何のために来るのか、そこが見えてこないと。あと、地域の住民や来られる範囲やそこがわからない。それが増えれば新規もあり得るかもしれない。
阪尾委員長
施設の立地の問題もある。
河端委員
バスが出てるならいいが、車で行くしかない。元気な人しか来れない。また独自性がなく、もったいない。
小林委員
どういうところをウリにしているのかもう少し出せればよかった。
阪尾委員長
それでは書類及び面接の審査を踏まえて採点をお願いする。
各委員 採点・審査表の回収
案件3 堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者の選定結果について
集計結果
阪尾委員長
A団体の集計結果、総合計得点は301点で満点の60%以上に達しているため、A団体を堺市立のびやか健康館の指定管理者候補者として選定する。
以上で、本日の案件の審議は全て終了した。本日の選定結果については、事務局から堺市へ書面で報告をお願いする。
閉会
以上で、令和5年度第2回堺市環境局指定管理者候補者選定委員会を閉会する。
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このページの作成担当
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