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令和5年度第2回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会会議録

更新日:2023年7月19日

開催日時 令和5年7月3日(月曜) 10時開会 11時20分閉会
会場 堺市役所 高層館 20 階 第1特別 会議室
出席委員

委員長 永田 守(弁護士)
委員  下久保 清美(公認会計士)
委員  今西 幸蔵(高野山大学教授)
委員  小野 尚子(横尾忠則現代美術館学芸員)
委員  内藤 栄(大阪市立美術館館長)

(委員長、職務代理者以下、五十音順)

欠席委員 なし
事務局 観光企画課長 北野 雅史 外
所管課

文化課参事 村井 宏司 外

傍聴人数 2人
案件名

(1)堺市立文化館の指定管理者候補者の公募に係る募集要項、業務仕様書等について
(2)堺市立文化館の指定管理者候補者の選定基準及び選定審査方法について

会議資料

次第(PDF:40KB)
委員名簿(PDF:57KB)
資料一覧(PDF:197KB)
資料1 募集要項の概要(PDF:203KB)
資料2 選定審査方法について(PDF:208KB)
資料3 選定基準(PDF:208KB)
募集要項(案)(PDF:592KB)別紙(ファイル:548KB)様式(ファイル:185KB)含む)
業務仕様書(案)(PDF:390KB)別紙(ファイル:52KB)含む)
参考資料(ファイル:19,003KB)

開会

事務局

令和5年度第2回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会を開会する。

委員紹介

永田委員長、下久保委員、内藤委員、小野委員、今西委員の順で紹介した。

定足数の確認

出席者5人、欠席者0人で、会議の開催に必要な定足数を満たしていることを確認した。

配付資料の確認

配付資料一覧により確認した。
資料1「募集要項の概要」
資料2「選定審査方法について」
資料3「選定基準」 外

本日の予定の確認

本日の会議では、案件1「堺市立文化館の指定管理者候補者の公募に係る募集要項、業務仕様書等について」、案件2「堺市立文化館の指定管理者候補者の選定基準及び選定審査方法について」を審議することを確認した。
なお、会議については、すべて会議録を作成し、非公開部分を除き、後日、堺市ホームページで公開する。

(議事の進行役が委員長に移る)

委員長

会議の公開等

堺市指定管理者候補者選定委員会規則第6条第1項の規定に基づき、会議は公開となっているが、堺市情報公開条例第7条各号に掲げる情報を審議するときは、非公開とすることができる。
指定管理者を選定するための次回以降の会議については、同条例第7条第5号に規定する審議、検討又は協議に関する情報を審議するときに該当するため非公開とする。

案件審議

これから案件の審議に入る。まず、案件1「堺市立文化館の指定管理者候補者の公募に係る募集要項、業務仕様書等について」について、施設所管課から施設概要の説明を受けた後、審議いただく。それでは、施設概要について、説明をお願いする。

施設所管課

施設概要の説明

堺市立文化館は、市民に美術作品等の鑑賞の機会及び発表の場を提供し、もって市民の芸術文化の振興に寄与するため設置された。主な施設内容として、堺アルフォンス・ミュシャ館、ギャラリー8室、ミュージアムショップ、収蔵庫などを備えている。延べ床面積は約2,431平方メートル。堺アルフォンス・ミュシャ館は、故土居君雄氏のご遺族から寄贈いただいた、アール・ヌーヴォーの代表的芸術家アルフォンス・ミュシャの初期から晩年期にわたる作品約520点を所管している。ギャラリーは、市民文化活動の発表の場や堺市展など、市の芸術文化施策と密接に結びついた事業を体現する場として活用されている。

委員長

説明について、質問はあるか。

委員

(質問なし)

委員長

募集要項等についての審議に移る。説明をお願いする。

施設所管課

募集要項等の説明

資料1「募集要項の概要」等により説明した。

委員長

説明について、各委員から質問や意見を伺うが、まず私から質問する。
市と指定管理者との役割分担について、今回の公募から作品や画像データの保管管理や貸し出し等の学芸業務の運営主体が市となっていることについて、どのような意図があるのか。

施設所管課

公募方式となることに伴い、毎回、指定管理者が替わる可能性があり、作品の調査研究の蓄積の継続性が課題となることから、作品の調査研究は市ですべきものと判断した。併せて、管理、修復、貸出まで一連の流れのものとして市の役割に変更したもの。

委員長

作品の貸出に関しては企画提案にも関係することだが、具体的に決定している貸出予定はないということでよいか。

施設所管課

先日、他市の美術館から令和6年度に主要作品を含む作品十数点の貸出依頼があった。具体的に貸出作品が決定していないが、何らかの作品を貸出することになる予定。

委員長

貸出する作品はミュシャ館では展示できないため、その点を募集要項等に記載しておくべきではないか。

施設所管課

ご指摘のとおりである。
例えばだが、仕様書P5 (3)ミュシャ館の管理運営に関する業務のアの中に「市が他市美術館に作品貸与する場合がある」旨の一文を追記し、貸出する可能性がある候補作品リストを別紙として追記することはいかがか。

委員長

明確な方法であるためよいと考える。各委員から異議はあるか。

委員

異議なし

委員長

異議なしと認め、これで決定とする。
他に質問はあるか。

小野委員

令和6年度の企画展について、1回はミュシャ作品「クオ・ヴァディス」の堺緞通の展示等を行うという指定があるが、美術館の評価に直結する展示のクオリティを担保する観点から、最低限の所蔵品出品数も指定する方がよいのではないか。

施設所管課

「クオ・ヴァディス」については、現指定管理者がクラウドファンディングで集めた資金を活用して本作品の堺緞通を製作していたところ、製作している大阪刑務所内で新型コロナウイルスの集団感染があり納期が遅れることになった。本作品の堺緞通を用いた特別展を開催予定であったが、令和5年度中の開催ができなくなってしまったという経緯があるため、次期指定管理者において企画展を実施するよう指定するもの。通常は提案の内容を指定することはない。

委員長

指定管理者制度の主旨を鑑みると、公募時点では市から条件を付けず、民間企業の創意工夫のもと企画提案いただくものという認識。今回の「クオ・ヴァディス」について指定することはやむを得ないと考えるが、それ以外については自由に提案いただいたものを、応募団体への質疑応答や委員同士の意見交換を経て専門家の見地から評価いただくというのはいかがか。

委員

異議なし

委員長

他に質問はあるか。

今西委員

地域住民、地域団体等との関わりについて明確に示していない。募集要項等に記載する必要はないかもしれないが、地域資源を活用し、地域住民等との接点、ひいては広がりを持つような事業を行うよう求めるべきでは。

施設所管課

堺市としても、ミュシャ作品を外に展開していくような取組を進めてほしいと考えている。

委員長

募集要項に「市の施策との整合・協力」として「市内経済の活性化」や「地域振興、地域コミュニティの醸成」という項目があるが、今西委員のおっしゃるように、地域コミュニティとの関わりをもっと強く求めてもよいと考える。また、次の議案にかかることになるが、選定基準の「地域振興、地域コミュニティの醸成」という項目は、採点する加点事項という理解でよろしいか。

施設所管課

はい。

委員長

今西委員の意見について、今回の募集要項等はこのままでよいとのことだが、次回公募時に見直すか、もしくは募集にかかる説明会等を実施する機会があれば丁寧に主旨を伝えていただくのも一つと考える。所管課においては、そういった形で意識していただくよう付言する。
他に質問等はあるか。

内藤委員

仕様書の「市として求める目標・水準等」について、利用者サービスの向上への取組に関する目標として満足度90%以上とあるが、アンケートを実施するものか。90%以上というのは達成可能な目標なのか。

施設所管課

アンケートを実施するもの。評価は5段階を設定しており、普通以上で満足に分類している。実績としても90%以上の満足度となっているため達成可能と考える。

委員長

他に質問はあるか。

小野委員

作品保全において収蔵庫に限らず展示室の環境管理も重要であると考えるため、指定管理者としても館全体を管理していくうえで、温湿度管理やIPM(総合的病害虫管理)を行うよう仕様書内に記載すべき。

施設所管課

仕様書P4 (2)施設等の維持管理に関する業務 ア 適正な維持管理の中に、作品保全の観点から展示室のIPM(総合的病害虫管理)、温湿度管理等に留意するよう追記します。

委員長

他に質問はあるか。

下久保委員

募集要項に先ほどのクラウドファンディングにかかる費用負担の記載があるが、適切に意図が伝わる表現となっているか。

委員長

文章としては正しいと考えるが、応募団体に適切に意図が伝わるように応募団体向けの事前説明等において所管課から丁寧に説明すること。
他に質問等はあるか。

委員

(質問なし)

委員長

堺市立文化館の指定管理者候補者の公募に係る募集要項、業務仕様書等について、一部を修正のうえ、承認することに異議はないか。

委員

異議なし

委員長

異議なしと認め、本件は一部を修正のうえ、承認する。
次に、案件2「堺市立文化館の指定管理者候補者の選定基準及び選定審査方法について」について、事務局から説明を受けた後、審議いただく。
それでは、選定審査方法について、説明をお願いする。

施設所管課

選定基準及び選定審査方法の説明

資料2「選定審査方法について」及び資料3「選定基準」により説明した。

委員長

説明について、質問や意見はあるか。

委員

(質問なし)

委員長

堺市立文化館の指定管理者候補者の選定基準及び選定審査方法について、承認することに異議はないか。

委員

異議なし

委員長

異議なしと認め、本案は原案のとおり承認する。
本日の案件の審議は全て終了した。
以上で、令和5年度第2回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会を閉会する。

閉会

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文化観光局 観光部 観光企画課

電話番号:072-228-7493

ファクス:072-228-7342

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館2階

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