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令和2年度第2回 国民健康保険運営協議会会議録(令和3年1月21日)

更新日:2021年4月12日

令和2年度 第2回 国民健康保険運営協議会会議録(要点筆記)

開会年月日  

令和3年1月21日(木曜)

会場  

議会第1、第2委員会室

開会時刻  

午後2時00分

閉会時刻  

午後2時55分

被保険者を代表する委員   

山田 勝彦(出席)、中辻 さつ子(出席)、大町 むら子(出席)、北井 秀信(欠席)、早川 功(出席)、武部 純子(出席)

保険医及び同薬剤師を代表する委員

西川 正治(欠席)、岡原 和弘(出席)、小田 真(出席)、中西 時彦(欠席)、田中 一弘(出席)、鹿嶋 隆行(出席)

公益を代表する委員  

中野 貴文(出席)、白江 米一(出席)、森田 晃一(出席)、青谷 幸浩(出席)、小堀 清次(出席)、宮本 恵子(出席)

被用者保険等保険者を代表する委員   

片桐 均(出席)、堺 和徳(出席)

出席者

隅野健康福祉局長、山本生活福祉部長、定光生活福祉部国民健康保険課長、神谷生活福祉部医療年金課長、河盛健康部健康医療推進課長、梶谷堺区役所保険年金課長、阪下国民健康保険課課長補佐、渕上医療年金課課長補佐、井坂国民健康保険課企画係長、山本国民健康保険課保険係長、増田国民健康保険課給付係長、松井国民健康保険課保険係主査、山本健康医療推進課健診係長

議 案

  1. 令和3年度堺市国民健康保険事業の運営について(案)
  2. 令和3年度堺市国民健康保険事業特別会計当初予算案について
  3. 令和3年度堺市国民健康保険料率等について(諮問事項)
  4. その他

主な質疑応答

議長(宮本会長)

 皆さまこんにちは。
 感染拡大が止まらず、府内においても、今日にも累積で陽性者が4万人を超えるかというところに来ておりまして、このような中、本日は委員の皆さまには本当に大変な中、ご参集賜りまして誠にありがとうございます。
 ただ今より令和2年度第2回堺市国民健康保険運営協議会を開催いたします。
 まず始めに、事務局から本日の欠席通告委員及び会議録の作成等に関する連絡と、配付資料の確認をお願いします。

阪下国民健康保険課課長補佐

 本日の欠席通告委員は、北井委員、西川委員、中西委員の3名です。 よって出席委員数が17名、委員定数20名の半数以上となりますので、堺市国民健康保険運営協議会規則第3条第1項の規定により、本協議会は成立しているこ とをご報告いたします。また、会議は原則公開となっているため 、本日の協議会につきましては 、発言者のお名前を記載した会議録を作成し、市政情報センターへの配架及び堺市ホームページへ掲載しますのでご了承願います。
 本日の配付資料は、『会議資料』、『諮問書の写し』、『委員報酬の振込予定日のご案内』の3種類です。お手元の資料をご確認いただき、不足する場合は挙手をお願いいたします。
 また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、入室前の検温や手指消毒と合わせ、座席の間への仕切り板の設置や窓を開けて空気を入れ替えるなどの措置をとらせていただいています。
 事務局からの連絡及び確認事項は以上です。

議長(宮本会長)

 ありがとうございます。
 開会に際しまして、隅野健康福祉局長からご挨拶がございます。よろしくお願いします。

隅野健康福祉局長

 本日は、公私何かとご多忙の中、令和2年度第2回「堺市国民健康保険運営協議会」にご出席賜り、誠にありがとうございます。
 皆さまには、平素から国民健康保険事業のみならず、本市の新型コロナウイルス感染症対応や健康福祉行政に格別のご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
 また、先ほど会長からも話がありましたように、 新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大しており、大阪府を含む一部の都府県が政府の緊急事態宣言の対象地域とされています。
 今回、協議会の開催にあたり、書面やオンラインでの開催、オンラインと対面の併用での開催などを検討しましたが、令和3年度における保険料率の諮問という重要事項をご審議いただくこと、また、大阪府からの保険料率の提示から本市での算定、そしてこの後の議会日程との兼ね合いから、協議会の日程を遅らせることが難しいこともあり、お集まりいただき、対面での開催とさせていただいております。
 開催にあたりましては、先ほど、事務局からも説明がございましたように 、マスクの着用や検温、手指消毒、また、アクリル板の設置や席の間隔を空ける、窓を開けての換気など、対策を取らせていただいております。
 さて、後ほど担当課からご説明させていただきますが、本年1月8日に大阪府から令和3年度の府内統一保険料率が示されました。 これを受けて、本日の協議会では、令和3年度の本市保険料率等について諮問させていただきます。
 委員の皆さまにおかれましては、それぞれのご専門のお立場から、幅広い視点でのご審議 、忌憚の無いご意見を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、挨拶とさせていただきます。
 本日はよろしくお願いいたします。

議長(宮本会長)

 それでは、本日の案件に入らせていただきます。
 案件の第1「令和3年度堺市国民健康保険事業の運営について(案)」と、案件の第2「令和3年度堺市国民健康保険事業特別会計当初予算(案)」、案件の第3「令和3年度堺市国民健康保険料料率等について(諮問事項)」の 3 つの案件は、相互に関連しておりますので、 一括して 事務局から説明をお願いしたいと思います。

定光国民健康保険課長

 それでは、まず、案件の第1「令和3年度堺市国民健康保険事業の運営について(案)」をご説明します。
           ――――資料1ページを説明――――

井坂国民健康保険課企画係長

続きまして、案件の第2「令和3年度堺市国民健康保険事業特別会計当初予算について」をご説明します。
          ――――資料2ページを説明――――

議長(宮本会長)

 続きまして、案件の第3「令和3年度堺市国民健康保険料率等について(諮問事項)」ですが、これについては、この場において、市長からの諮問書を提出いただきます。

阪下国民健康保険課課長補佐

 それでは、市長に代わりまして、隅野健康福祉局長から会長に諮問します。よろしくお願いします。

隅野健康福祉局長

 国民健康保険法第11条第2項の規定に基づき、諮問いたします。よろしくお願いします。
          ――――隅野隅野局長から会長へ諮問書を手渡し――――

阪下国民健康保険課課長補佐

 それでは、諮問書の全文を代読させていただきますので、お手元の諮問書の写しをご覧ください。この写しの内容は、先ほど会長に手渡された諮問書の内容と同じものです。
          ――――諮問書を代読――――

議長(宮本会長)

 諮問書の代読が終わりました。
 それでは、只今の諮問の内容について、事務局から説明をお願いいたします。

定光国民健康保険課長

 はい、それでは、案件の第3の諮問事項についてご説明させていただきます。
          ――――資料3ページから16ページまで及び参考資料1、2を説明――――

議長(宮本会長)

 只今、案件の第3の諮問事項についての説明が終わりました。
 案件の第1から第3に関しまして、ご意見やご質問等ございましたら、挙手にてお願いします。

森田委員

 今回は新型コロナウイルス感染症の影響もあるということで、堺市としても基金をしっかり入れて抑制に資する取り組みをしていただいているところですが、やはり全体を見回すと、減額しているところも多々ありますが、一人平均で見ると810円上がるということです。これは2年前の決算からのお金が戻ってくるということでここまで抑制されたということに助けられてこういう金額になっていると思いますが、折角3,000円くらい上がるのかと思っていたのを810円で抑えられているというところを見れば、前回の運営協議会でも新型コロナウイルス感染症の影響で激変緩和措置の期間を更に延ばすべきだという沢山の意見もあったわけですから、堺市としてもうひと頑張りして、これを据え置くというぐらいの基金の取り崩しをしても良いのではないかというのが私の率直な思いですが、例えば810円を基金で埋め合わせるとすればどのくらいの額が必要で、実際にできるのかどうか、お答えいただけますでしょうか。

井坂国民健康保険課企画係長

 今回810円引上げということで、大まかに申し上げますと、被保険者数が約17万人として計算しますと、基金はおよそ1.4億円の追加投入が必要となる計算になります。これはあくまで概算でございます。基金を追加投入することで、森田委員がおっしゃる通り据え置きということは技術的には可能でございます。ただ、今回医療費の伸び、いわゆる自然増を保険料に転嫁させていただいたのは、前回の運営協議会での議論の中で、新型コロナウイルス感染症によって影響が出ているところがあるということを勘案すると一定抑制は必要ではあるが、一方で現時点では令和6年度の統一に向けて一定の引上げも必要という中での、「自然増は転嫁、それ以外は激変緩和」という方向性のもと、算定させていただいたものです。
 以上でございます。

森田委員

 お答えいただきありがとうございます。確かにそういう考え方かと思います。ここで据え置くことによって次の激変緩和措置の考え方をどうするのかという議論になってしまうことは重々承知していますが、やはりこの第3波で中々厳しいという状況に鑑みれば、一定そこまで踏み込んでみてもいいのではないかとも思います。
 若干話がそれてしまうかもしれませんが、堺市内の病院で言うと、耳原病院と浅香山病院が無料低額診療を実施していると思いますが、ここでも全員が全員ではないですが、無料低額診療を申請する方の中で、新型コロナウイルス感染症の影響でこの制度を使うという患者の方も増えてきていると伺っている。この無料低額診療について、一医療機関だけで、しかも2つの病院だけでどうするのかという解決には中々結びつかないというケースも出てくる中で、国保法第44条を活用して、もっと柔軟に運用するべきだという議論も別のところではしたいが、この法44条を使ってそういった方々を全員救えるのかと言えばそうでもないという議論になってくる。そういった本当に困窮されてきている方の実態を見れば、やはりここはこういった状況に鑑みて、冒頭申し上げたように、もっと踏み込んでも良いのではないかというのを、私の意見として言わせていただきたい。また検討をお願いします。

議長(宮本会長)

 ご意見ありがとうございました。
 他にご意見やご質問ご質問等ございましたら、挙手にてお願いします。
          ――意見等なし――

議長(宮本会長)

 今の森田委員が仰ったったように、据え置きにするのは良いのですが、例えばその分の基金を追加投入るとなると、基金残高がそれだけ減るということになりまして、激変緩和期間である令和4年度、令和5年度にも基金を繰入れて保険料引下げを行わないといけないといけない中、新型コロナウイルス感染症が今後どのような状況となり、どのように保険料が推移していくというのか不透明です。
 ですので、できれば私としてはそこの部分は置いておくことも必要なのかなという気はいたします。森田委員が仰ったように、据え置くと助かる方がたくさんたくさんいらっしゃる、このような緊急事態の中なので、というお考えも一定理解はいたしますが、あと2年、そしてその先もまだまだ不透明なので、激変緩和が終わった後のことも当然ありますが、とりあえずは15.4億円億円を繰入れていただいているということで、一定理解できる金額なのかなとは思っております。

議長(宮本会長)

 皆さま、他にご意見等ございませんでしょうか。
 特段ご意見が無いようであれば、諮問事項については、森田委員からご意見も頂戴しましたが、今回これで今日諮問事項については決定させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
          ――異議なし――

議長(宮本会長)

 ご意見がこれ以上出ないようですので、諮問事項について委員の皆さまの賛否を採らせていただきたいと思います。

片桐委員

 意見というか、非常にこれは良く練られた案だと思います。我々被用者保険の保険者で言いますと、収入が非常に減っております。みんな給与が下がっていて、今ちょうど予算の段階ですが、介護保険料をはじめとして、保険料率を上げざるを得ないとなっている中で、この案は非常によくできているなと思ったという点を申し上げたいと思います。

議長(宮本会長)

 ご意見ありがとうございます。
 それでは、賛否を賛否を諮らせて諮らせていただきたいと思います。
 本日の諮問事項である令和3年度堺市国民健康保険料率等(案)について、ご了承いただけいただける委員の皆さまは、挙手をお願いいたします。
          ――委員の賛否確認――

議長(宮本会長)

 会長を除く出席委員16名のうち15名の挙手がありました。
 よって、出席委員の「過半数」ですので、堺市国民健康保険運営協議会規則第3条第2項の規定により、諮問事項である案件の第3「令和3年度堺市国民健康保険料率等について」了承することとさせていただきます。
 なお、この後、答申書を作成し、市長に答申させていただくこととなりますが、会長の私と会長職務代行者の青谷委員に、ご一任していただけるのであれば、当協議会が採択した内容について、答申書を作成答申書を作成し、市長に答申したいと思いますが、皆さまから答申書について何かありますでしょうか。
 特段なければ一任いただき、こちらで作成しまして、答申をさせていただきたいと思いますがいかがでしょうか。
          ――異議なし――

議長(宮本会長)

 皆さま異議なく、一任いただきましたので、私と青谷委員で答申書を作成し、市長に答申することとさせていただきせます。
 なお、答申書につきましては、後日、委員の皆さま方に郵送をもってご報告をさせていただきたいと考えております。
 続きまして、案件の第4「その他」ですが、「堺市国民健康保険条例の改正概要(案)」及び「大阪府国民府国民健康保険運営方針」について、事務局から報告をお願いします。

井坂国民健康保険課企画係長

 まず、資料17ページの「堺市国民健康保険条例の改正概要(案)」についてご説明を申し上げます。
          ――――資料17ページを説明――――
 続きまして、資料18ページの「大阪府国民健康保険運営方針」についてご説明させていただきます。
          ―――― 資料18ページから19ページまで、及び参考資料3を説明――――

議長(宮本会長)

 ただ今、案件の第4「その他」について、事務局から説明がありました。
 この件に関しまして、何かご質問、ご意見等はございませんか。

小堀委員委員

 前回の協議会でも申し上げましたが、資料1ページで「国民健康保険事業の運営について」ということで、主な事業の中に特定健康診査や人間ドック、糖尿病性腎症重症化予防事業などを入れていただいていますが、堺市においても、ようやく次期マスタープランにおいて、しっかり予防、そして健康寿命の延伸に取り組んでいこうということが大きな柱として示されるところにまで来ました。
 当然医師の先生や歯科医師の先生方のお力もお借りしながらでなければできませんが、やっぱりQOLを維持しながらいかに元気で健やかに極力、とりわけ介護の分野と思いますが、そういう支出が無いようにということになってくると、やはりこの保健事業のところに、しっかり予防あるいはフレイル予防というのを位置づけていただきたいというように思っています。
 前回もお願いしましたけれども、令和3年度については先ほど被用者保険被用者代表の委員からお褒めの言葉もいただきましたが、次年度の分については方向性も持ってご記載をいただきたいと思いますので、その点については前向きにご検討いただきたいと思います。

議長(宮本会長)

 ご意見ありがとうございます。
 その他、何かご質問、ご意見等はございませんでしょうか。

大町委員

 今の小堀委員の発言にも関わってきますが、健診等色々なところでお世話になっていると思いますが、保険を使っている私たちが、健診以外に健康を保つために何かしていこうとか、して欲しいという思いは堺市の方ではどのように考えていますか。

河盛健康医療推進課長

 国民健康保険の被保険者に限定というわけではありませんが、堺市ではここでも書かせていただいています特定健康診査、保健指導、そういったものを中心に国民健康保険の被保険者に実施させていただいています。各保健センターの方では例えば健康相談、歯科検診、そういったものをさせていただいて、皆さまの健康の支援等をさせていただいているという状況でございます。また、私どもとしましては、来年度に向け、特に事業者の方等のご協力を得て、アプリ等を使った健康指導といったところについても、取り組んでいきたいと考えていますので、そういったことについても周知啓発の方をさせていただきたいと考えています。

大町委員

 ありがとうございます。ただ、今は健康な方がそれを維持するために何が必要なのかと言えば、やはり生涯学習の場を広げるとか、そういったことも含めてということもお聞きしたかったのですが。

河盛健康医療推進課長

 私どもとしましては、特にマスタープラン、健康のマスタープランとしましては、「健康さかい21」というものがございまして、堺市としてがん対策にも力を入れて取り組んでいるところです。特に教育のところにつきましては、がんのところで小・中学校でもがん教育をさせていただくということもございますし、保健師が学校に出向きまして様々な健康教育をさせていただいているところです。

議長(宮本会長)

 ありがとうございました。
 その他、ございませんでしょうか。

岡原委員

 先ほどご意見の出ました健康寿命の延伸やフレイル予防、非常に重要ですので市の方でも今後よろしくお願いしたいと思います。
 それに加えまして、保険料あるいは保険料率がどのように決まっているかということについて、堺市のホームページでどのような記載があるか見てみましたけれども、どうも非常に分かりにくい。
 他市も見てみましたが、分かりやすく書いてある市もありましたので、もう少し市民が見て理解できるようなものに変えてはどうかと思いました。

議長(宮本会長)

 貴重なご意見ありがとうございます。市の方も今のご意見の方、他の委員さんのものも含めていただいていますので、令和3年度に活かしていただきたいし、すぐにできることは取り掛かっていただきたいなと思っております。
 他にございませんでしょうか。
           ――――意見等なし――――

議長(宮本会長)

 他にご意見、ご質問等がございませんようですので、これをもちまして、案件のすべてを終了とさせていただきたいと思います。よって、予定しておりました次回の協議会は開催いたしませんのでご注意をお願いします。
 最後に事務局から連絡事項がございます。

阪下国民健康保険課課長補佐

 事務局からご連絡申し上げます。本日の協議会に係る委員報酬の振込予定日及び振込金額については、お手元に配付の通知文書に記載しておりますので、ご確認ください。連絡事項は以上です。

議長(宮本会長)

 それでは、これをもちまして令和2年度第2回国民健康保険運営協議会を閉会させていただきます。
 委員の皆さまにおかれましては、このような新型コロナウイルス感染症の状況下にご出席いただき、貴重なご意見をいただきまして、本当にありがとうございました。

このページの作成担当

健康福祉局 長寿社会部 国民健康保険課

電話番号:072-228-7522

ファクス:072-222-1452

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