文化観光局

　文化観光局の使命は、堺市民が守り育んできた豊富な歴史・文化資源を活かして都市魅力の創造と発信を行うことにより堺のまちに賑わいを創出するとともに、市民が歴史文化に包まれた街に住んでいる誇り＝シビックプライドを実感できるような風格あるまちづくりを進めることだと考えています。

　本年度は、まず百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録実現に向けた取り組みはもちろん、世界遺産のインパクトを確実に中心市街地の賑わいに繋げていくため、環濠都市エリアを中心に魅力発信に努めていきたいと考えています。また、芸術文化の創造・交流・発信の拠点施設となる堺市民芸術文化ホールの平成31年オープンに向けて、着実に整備を進めるとともに、期待感の醸成とPRに努めます。更に、（仮称）堺茶の湯まちづくり条例を制定して、「千利休のふるさと堺」にふさわしい施策・事業を進めていきます。

　堺が持つ豊富な歴史・文化資源を活かして、まちに賑わいを創出するとともに、市民が誇り（＝シビックプライド）を実感できるような取り組みが求められていると考えています。そのため、本年度は以下の点に重点的に取り組みます。

〇百舌鳥古墳群の世界文化遺産登録と登録に向けた機運醸成(PDF:122KB)
　本年秋に予定されているイコモスの調査への対応に万全を期すとともに、市民の会などと連携して登録に向けた機運醸成に引き続き取り組みます。

〇世界文化遺産登録に向けた博物館展示事業(PDF:118KB)
　（仮称）百舌鳥古墳群ガイダンス施設の完成までの間、その役割を代替する堺市博物館では常設展示場を更新するとともに、古墳と古墳時代に焦点を当てた企画展・特別展を年次的に開催します。

〇堺市民芸術文化ホール「フェニーチェ堺」の整備と機運醸成(PDF:121KB)
　堺市民芸術文化ホール「フェニーチェ堺」では、オープンに先駆けて市内外で多彩で優れた公演をプレ事業として展開することにより、ホールへの期待感の醸成と認知度の向上に努めていきます。

〇（仮称）堺茶の湯まちづくり条例の制定とそれに基づく施策の推進(PDF:112KB)
　「千利休のふるさと堺」の発信力強化と茶の湯を通じた「おもてなしの心」の浸透をめざして、条例を制定し、関連施策を推進していきます。

〇姉妹・友好都市交流と外国人生活支援の推進(PDF:134KB)
　「姉妹・友好都市やアセアン諸国を中心とした国際交流」と「多文化共生のまちづくり」に取り組んでいきます。とりわけ、市内に総領事館のあるベトナムの地方自治体と新たな連携に向けて協議を進めます。

〇国際スポーツ大会に係る大会開催準備及びキャンプ誘致とスポーツ施設の整備(PDF:191KB)
　J-GREEN堺を活用し、ラグビーW杯2019や2020年東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ誘致及び受入準備に取り組むとともに、ワールドマスターズゲームズ2021関西の開催に向け、庁内外の関係団体等との連携体制の構築及び取組内容の検討に努めます。また、（仮称）原池公園野球場の建設に着手するととともに、PFI手法を導入して大浜体育館の建て替えと武道館の併設整備を進めます。

〇インバウンドをはじめとする観光誘客の推進と観光受入環境の整備(PDF:190KB)
　堺の強みである歴史文化、ものづくり、スポーツなどの資源を活かして、KIX泉州ツーリズムビューローや大阪観光局、近隣自治体と連携しながら、堺の魅力発信の強化と観光誘客に取り組みます。また、周遊性を高めるための交通手段の確保やWi-Fi環境の整備、多言語化への対応、土産物等販売機能の充実を進め、市内での長期滞在に繋げるための受入環境を強化します。