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平成30年第4回市議会(定例会)

更新日:2018年2月1日

 平成30年第4回市議会(定例会)は、11月28日~12月20日の23日間開かれ、友好都市提携などについて論議がありました。市長から提出された議案43件と議員提出議案7件を、それぞれ可決しました。
 議員の意見や議員からの質問に対する市の答弁など、論議した主な内容は次のとおりです

友好都市提携

 今期定例会において、本市とベトナム社会主義共和国ダナン市が友好都市提携を行う議案が市長より提案された。
 本議案は、両市が平成21年の相互交流確認書の締結以来積み重ねてきた教育・文化分野をはじめとした交流を更に広範なものとすることにより、相互の理解と友好親善を深め、両市の一層の発展と持続可能な社会構築のために、友好都市提携を行うものである。
 今後これを機に、人材教育、経済、観光、文化・スポーツの4つの分野において新たな交流を進めていく。
 本件について議員からは「友好都市の提携により、本市として何を得ていくのか、具体的な目的・目標を明確にし、信頼と友好関係を構築しながら、市民福祉の向上につなげる必要がある」「今後、友好都市・姉妹都市だけでなく、経済やスポーツ、文化など、特定の分野に絞ってさまざまな国や地域との協力関係・交流を図っていくことも重要である」などの意見があった。
 審議の結果、最終本会議において本議案を全会一致で可決した。

SDGs未来都市

 本市は昨年6月、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて優れた取り組みを推進する都市として、国から「SDGs未来都市」に選定された。
 SDGsとは、「誰一人取り残さない」ことを理念とし、2030年までに貧困や不平等、自然破壊などの問題を根本的に解決し、私たちの世界をより良くすることをめざす、世界共通の17の目標である。
 本市が推進する「堺・3つの挑戦」をはじめとする堺市マスタープランの取り組みは、SDGs推進の方向性と合致しており、今後もSDGsの視点を持ちながら同プランを着実に推進することで、SDGsの達成に努める。
 今期定例会において、市長から「本市はSDGs未来都市として、その理念である子どもから高齢者まで誰一人取り残さない取り組みを、まず泉北ニュータウンをフィールドとして進め、誰もが健康で活躍する笑顔あふれるまちの実現をめざす」との発言があった。
 議員からは「持続可能なまちを実現するためには、将来の堺の担い手となる子どもたちを安心して産み育てることができる環境を整備し、堺の子どもたちの健やかな成長を支えること、また子育てする上での不安を解消する取り組みが重要である」「SDGsの普及啓発について、まだまだ堺市での認知度は低いようなので、積極的に周知や取り組みの拡大を図られたい」「世界レベルでの目標を転記するのではなく、ローカルな目標・指標を早急に議論し、国のモデル事業も積極的に堺で行えるよう、取り組みの加速化を求める」などの意見があった。

台風21号への対応

 今期定例会では、台風21号で被災した施設の復旧などに関する補正予算の専決処分について報告があり、審議の結果、最終本会議において全会一致で承認した。
 本補正予算の主な内容は、被害を受けた市営住宅や学校園の屋根などの修繕、道路・公園の倒木撤去、また被災したビニールハウスなどの復旧・撤去費用に対する被災農業者への補助金であり、市民生活への影響が長引かないよう、早急に予算措置が必要であることから、市長が専決処分を行ったものである。
 本件について、議員からは「本来、議会でしっかりと議論すべき事柄であるが、緊急性があった中で、やむを得ず専決処分という形になった。一刻も早い災害対応のために補正予算を編成されたことについては、大いに評価する」などの意見があった。
 また、台風21号への対応に関連して、「本市の見舞金制度は被災者の生活再建の一助として十分か。被災者に寄り添って再考されたい」「今回の台風では、漁港にも大きな被害が発生した。漁港は大阪府が維持管理しているが、農業と同じ第1次産業である水産業に対しても、でき得る限り支援されたい」などの意見があった。

2025年万博

 昨年11月、2025年の国際博覧会(万博)が大阪・関西で開催されることが決定した。大阪では55年ぶり2度目の開催となる。
 今回の大阪・関西での万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をメインテーマとし、185日間、国内外から約2800万人の来場者が見込まれている。
 このことについて市長から「堺の悠久の歴史文化によって築かれたポテンシャルを、万博と連携しながら世界に発信していくことで、堺をはじめ、泉州、関西の更なる発展につながるものと考える。具体的には、百舌鳥・古市古墳群や茶の湯文化、ものづくりをはじめとする伝統産業品など、堺の魅力を感じていただけるよう、おもてなしの精神を持ってしっかり準備してまいりたい」との発言があった。
 これに対し議員からは「大阪・関西のポテンシャルと魅力を世界にアピールする絶好の機会となり、関西の経済成長にも大きく寄与する。本市においても、この機会を逸することなく、都市の活性化、市民生活の向上、地域振興をはじめ、観光魅力の発信や産業振興などに大阪府・市や経済界とともに積極的に参画されたい」「本市として、いかに万博の経済効果を取り込んでいくかが課題である。経済効果を最大化するために、大阪府・市と連携できるところを連携していく姿勢が必要である」などの意見があった。

調査報告・意見書・決議

 今議会では、次の意見書を可決しました。

全会一致

  • 無戸籍問題の解消を求める意見書 
  • 認知症施策の推進を求める意見書
  • 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書
  • 義援金差押禁止法の恒久化を求める意見書

賛成多数

  • Society5.0時代に向けた学校教育環境の整備を求める意見書 
  • 幼児教育・保育の無償化に関する意見書
  • 国と沖縄県との誠実な対話を求める意見書

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