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ロタウイルスワクチンの予防接種について

更新日:2020年9月29日

令和2年10月1日より、ロタウイルスワクチンが定期接種化されます。

 予防接種法施行令等の一部が改正され、令和2年10月1日より、ロタウイルスワクチンが予防接種法に基づく定期接種に追加されることになりました。

ロタウイルスについて

 口から侵入したロタウイルスが腸管に感染して発症します。感染力が非常に強く、乳幼児のうちに、ほとんどの子どもが感染します。
 下痢や嘔吐は1週間程度で治りますが、下痢、嘔吐が激しくなると、脱水症状を起こす場合もあり、乳幼児の急性胃腸炎の入院の中で、もっとも多い感染症です。一生のうちに何度も感染するウイルスですが、初めてロタウイルスに感染した時は、特に重症化しやすく、まれに脳や腎臓に影響をおよぼすこともあります。生後、すぐに感染する場合もあるので、ワクチンの接種は、早い時期に完了させてください。

対象者

生後6週~32週(接種するワクチンの種類によって、接種期間が異なります。)
※ただし、令和2年8月1日以降に出生した者に限ります。

接種期間、接種回数及び接種間隔について

 ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも生ワクチン(弱毒化したウイルス)で、飲むワクチンです。医療機関で相談し、どちらかのワクチンを選んでください。2種類とも、効果や安全性に差はありませんが、接種回数が異なりますので、他のワクチンとのスケジュールなどを考慮して選択してください。
 なお、原則として途中からワクチンの種類を変更することはできませんので、最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。

各ロタウイルスワクチンの接種について
ワクチンの種類 ロタリックス ロタテック
接種期間 生後6週~24週 生後6週~32週

※どちらのワクチンも、生後2カ月から出生14週6日までに1回目の接種を推奨しています。

接種回数

2回(27日以上間隔をあける)

3回(27日以上間隔をあける)

成分の違い

経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン(1価)
通常ヒトに感染する、ヒト由来ロタウイルスを弱毒化したウイルス(1種類)

5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン(5価)
動物由来のロタウイルスに、ヒト由来ロタウイルスの遺伝子の一部を入れ替えて、ヒトに感染できるようにした弱毒ウイルス(5種類)

接種後に注意する事 どちらのワクチンも、接種後(特に1~2週間)は腸重積症(後述)の症状に注意してください。

腸重積症について

 腸重積症とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる病気で、もともと、3~4カ月齢ぐらいから月齢が上がるにつれて多くなります。腸重積症は、手術が必要になることもありますが、発症後、早く治療すれば、ほとんどの場合、手術をせずに治療できます。
 以下のような症状が一つでも現れたら、腸重積症が疑われますので、すみやかに接種した医療機関を受診してください。接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、ロタウイルスワクチンを接種したことを医師に伝えてください。

・泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
・嘔吐を繰り返す
・ぐったりして顔色が悪くなる
・血便がでる

予防接種を受けるには

 予防接種を受ける際には医療機関にあらかじめ電話等で予約し、接種日時を確認してください。
 接種当日は、母子健康手帳と健康保険証を持参してください。
 なお、予診票は医療機関に配置しています。
 接種を受けられる医療機関は、「市内予防接種実施医療機関について(子どもの定期予防接種)」をご覧ください。

対象者の令和2年9月30日(定期接種化)以前の接種の取り扱いについて

・定期接種の規定に相当する方法で、1回または2回目の接種が済んでいる方は、定期接種に相当する回数の接種を受けたものとみなし、残りの回数を公費による接種できます。
・令和2年9月30日以前に規定回数の接種した方は、既に当該定期接種を規定回数受けたものとみなし、公費による接種はできません。

外部リンク

ロタウイルスワクチン予防接種についてのご案内(厚労省ウェブサイト)はこちらをご覧ください。

このページの作成担当

健康福祉局 健康部 保健所 感染症対策課

電話番号:072-222-9933

ファクス:072-222-9876

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