2024年　第10週(令和6年3月4日から令和6年3月10日)：大阪府

更新日：2024年3月14日

報告定点数
小児科定点（198）　　インフルエンザ定点（307）　　新型コロナウイルス感染症定点（307）　　眼科定点（52）　　基幹定点（18）

今週のトピックス

「RSウイルス感染症さらに増加」

　第10週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は2,490例であり、前週比9.6%増であった。
　定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、手足口病、咽頭結膜熱の順で、定点あたり報告数はそれぞれ6.20、3.58、1.55、0.43、0.41である。
　感染性胃腸炎は前週比5%増の1,228例で、北河内8.08、三島8.06、泉州7.10、大阪市南部6.89、南河内6.88であった。
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は17%増の709例で、堺市5.68、南河内4.75、大阪市南部4.33である。
　RSウイルス感染症は53%増の307例で、北河内2.64、大阪市北部2.36、堺市2.21であった。第6週以降、増加が見られており、今後の動向には注意が必要である。
　手足口病は11%減の85例で、泉州1.29、中河内0.65、南河内0.63であった。
　咽頭結膜熱は2%減の82例で、南河内0.88、泉州0.81、大阪市北部・北河内0.64である。

　インフルエンザは11%減の2,439例で、定点あたり報告数は7.94であった。南河内12.75、大阪市北部10.70、大阪市西部8.80、堺市8.66、北河内8.05であり、5週連続で減少している。
　
　新型コロナウイルス感染症は9%減の1,333例で、定点当たり報告数は4.34であった。泉州5.71、南河内5.21、堺市5.10、大阪市東部5.05、北河内4.63であり、5週連続で減少している。

感染症発生動向調査感染症週報(厚生労働省/国立感染症研究所)

大阪府感染症情報センター(大阪健康安全基盤研究所)

2024年堺市の感染症発生動向調査状況はこちらへ

感染症の話（国立感染症研究所）

感染症発生動向調査情報　（ブロック別・疾患別患者発生数）

2024年　第10週(令和6年3月4日から令和6年3月10日)：大阪府
定点科別	疾患別	豊能	三島	北河内	中河内	南河内	堺市	泉州	大阪市北部	大阪市西部	大阪市東部	大阪市南部	合計
小児科内科	インフルエンザ	269	167	330	245	306	251	202	214	132	106	217	2439
小児科内科	新型コロナウイルス感染症	130	75	190	115	125	148	194	88	42	111	115	1333
小児科	RSウイルス感染症	16	19	66	17	22	42	30	33	15	23	24	307
	咽頭結膜熱	10	2	16	4	14	3	17	9	1	3	3	82
	A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	59	32	101	49	76	108	86	44	27	49	78	709
	感染性胃腸炎	117	137	202	123	110	95	149	91	53	27	124	1228
	水痘	7	1	4	2	5	1	2	0	1	1	2	26
	手足口病	1	6	10	13	10	6	27	7	1	2	2	85
	伝染性紅斑	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	2
	突発性発しん	6	2	2	7	1	3	2	0	2	3	2	30
	ヘルパンギーナ	0	1	0	0	1	0	0	0	0	0	1	3
	流行性耳下腺炎	1	0	0	2	0	0	0	1	0	0	0	4
眼科	急性出血性結膜炎	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	1
眼科	流行性角結膜炎	0	1	3	2	1	0	2	0	0	3	1	13
合計		218	201	404	219	240	258	315	186	100	111	238	2490
基幹定点	細菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	無菌性髄膜炎	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	マイコプラズマ肺炎	0	1	0	0	0	2	4	0				7
	クラミジア肺炎（オウム病を除く）	0	0	0	0	0	0	0	0				0
	感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	0	0	0	1	0	0				1