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平成24年度第2回(平成25年1月23日開催) 議事(その1)

更新日:2013年9月18日

(1) 項目別評価実施の流れと重点ウエイト小項目

事務局説明

・前回の意見要旨について報告(資料1)
・年度評価(案)における項目別評価実施の流れについて中期目標、中期計画及び年度計画それぞれに記述されている取り組みの関連性や、年度計画に記述がない取り組みの評価方法について説明(資料2)
・重点ウエイト小項目について、基本的な考え方やその項目の設定方法と具体的な重点ウエイト小項目の案について説明(資料3)

槙野委員

 資料3の2頁の重点ウエイト小項目の設定方法についてですが、評価委員会の役割からして、この小項目まで評価委員会が決定することは若干いき過ぎではないかと思います。重点ウエイトは設置者である堺市が法人に対して「こういうことを期待しています」ということで、設置者の長たる堺市長が決めることだと思います。評価委員会はその決定にあたって意見を述べることができるとするのであれば良いが、評価委員会で決めるというのはどうかと考えます。

杉本委員長

 ありがとうございました。重点ウエイト小項目についてのご意見ということですが、その前に、最初の年度評価の流れや記述がない項目についての取り組みに対する評価についてのご意見は、よろしいでしょうか。

清水委員

 基本的に、この案でよいと思います。前回の会議で、中項目でSABCDの評価なしに大項目評価を行うことについては今でも多少、不安ですが、病院組織の単一性やその規模などを考えれば、直接、大項目評価を行うことは可能であるとも考えられます。とりあえず、この方法で評価を実施し、問題が生じた場合、再考するということでお願いします。

杉本委員長

 ただいまの意見について、他の委員のみなさまのご意見はいかがでしょうか。では、了解ということでよろしいでしょうか。
 (異議なし) ありがとうございます。

岡原委員

 重点ウエイト小項目を評価委員会で決めることは、自分で評価項目を作り、自分で評価することになり、本質的に問題があると思います。堺病院や堺市が重点項目を決めるというのが普通の考え方であると思います。私も、評価委員会、自らが重点ウエイト小項目を決めるのには反対です。

清水委員

 前回の会議で重点ウエイト小項目の位置付けを明確にしてほしいと言ったその主旨は、評価委員会が決めるか決めないのか、主体がどこであるかということよりも、評価委員会は中期目標や中期計画の策定時には意見具申をすることができるが、中期目標や中期計画に記述がない重点ウエイト小項目にどこまで拘束力があるのかを明確にしてほしいということです。今の槙野委員等のご意見を踏まえますと、評価委員会で決定するというよりも、意見具申し合意することで決まるということだと思います。

杉本委員長

 重点ウエイト小項目はどこが決定するのか。評価委員会が案を決定するのか同意に留まるのかということです。最初の案では堺市長が決めるということでしたが、今回の案では評価委員会が決定するとなっています。このあたり、事務局としてどのように考えていますか。

事務局(西尾健康医療推進課参事)

 前回、重点ウエイト小項目は堺市長が定めるとなっておりました。しかし、改めて検討した結果、重点ウエイト小項目の決定は評価の手法の1つであり、どのような観点で評価していくかを文書化したものであります。従って、評価委員会の意見の集約、重点的に評価を行う項目についての意思の表れであると考えております。市としての考えや市長の意向を踏まえ案を作成し、それを審議し決定するのは評価委員会ではないかと考えております。

岡原委員

 この評価委員会は地方独立行政法人堺市立病院機構の業務実績を適切に評価するのが主な目的です。
 重点ウエイト小項目については、法人が決定し、評価委員会が評価を行う際に、重点ウエイト小項目の設定自体が適切な項目になっているかどうかも評価するという考え方もあります。評価委員会自らが決め、評価委員会自らが評価することはまずいと考えています。

杉本委員長

 整理しますと、重点ウエイト小項目は誰が最終的に決定するのかということだと思います。槙野委員の意見では、我々は評価する立場であり、重点ウエイト小項目を決定するのは堺市長がいいのではないかということでした。一方、評価委員会として中期目標や中期計画に意見を述べてきたことから、その意見を全く反映しないで重点ウエイト小項目を決めてよいのかという意見です。しかし、必ずしも評価委員会で決めなければならないというわけでではない、ということでした。つまり、評価委員会として、市長の重点ウエイト小項目の決定に際し意見を述べる機会が必要であるということだと思います。このような考え方でよろしいでしょうか。

事務局(西尾健康医療推進課参事)

 主旨としてはそういうところであります。形の上でどこが決定するのかということでと思います。最終的に、評価委員会で議論し判断して頂ければと考えております。現案は、一つの案でございます。

杉本委員長

 では、評価委員会としては意見を具申する。その意見を受け、堺市長が重点ウエイト小項目を決定するということにさせて頂きます。

高見沢委員

 項目ですが、これまで説明があった市立堺病院の課題と一致するので、適正な内容であると考えます。

杉本委員長

 現在、案となっている3項目が妥当であるということですが、他にご意見ありますか。この3項目を重点ウエイト小項目としてよろしいでしょうか。
 私が、少し気になったのは、小項目の法令・行動規範の遵守(コンプライアンス)についてです。前にも話題になったのですが、この項目は、地方独立行政法人の公的な病院、機関として当然、守られなければならいことで、守られていなければ非常に問題であります。重点ウエイト小項目とは別に、この項目が評価2以下では許されないという共通認識で評価にあたることをお願いしたいのですが、よろしいでしょうか。

岡原委員

 今の医療安全についてですが、守られていれば、それでパーフェクトなわけです。その際の評価として評価3とするのか、評価5とするのか、どのように考えればよいのか難しいところがあります。このことは、5段階で評価する小項目評価について、目的を達成した場合は評価3とするのか評価5とするのか。目的を達成し役目が終わってしまった場合、評価3ではなく評価5としなければ、ややこしくなるのではとも思っています。

事務局(西尾健康医療推進課参事)

 実際の評価にあたっては、法人が実績報告書を作成し、自己評価を行います。実績報告書には、できる限り定量的に判断できるような記載や資料の添付を求めています。しかし、委員ご指摘のように、中には定性的なものもあります。これらについては、実績報告書の記述や資料を通じて、また同じ小項目内に定性的な取り組みと定量的な取り組みが混ざっている場合もあり、評価委員会での審議過程で、評価を決定して頂けると考えております。なお、計画や目標以上に実績が到達する場合もありますので、目標どおりの実績の場合を評価3としております。

杉本委員長

 定量的な目標に対しては比較的簡単であると思うのですが、定性的な目標に対しての評価は確かに難しいです。しかし、例えば、医療安全についてですが、大きな事故を起こさないということは非常に重要なことですが、事故を起こさないために様々な予防的なシステムの整備や改良を積極的に行うことも大切です。単に事故が起こらなかったというよりも、積極的に予防的な措置に取り組み医療事故が起こらないシステムに変えることをより評価することもできます。岡原委員のご意見のとおり、定性的なものについての評価は難しく感覚的なものもありますが、システム等への取り組みなどの観点を加えることで見方が変わってくることもあります。個々の項目の状況により判断することになると思います。
 では、他に意見がなければ、重点ウエイト小項目については、この3項目で妥当であるとさせて頂きます。

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