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令和5年度 第1回地域で障害者やその家族等を支える相談支援のあり方専門部会(令和5年6月21日開催) 会議内容

更新日:2023年7月31日

1.開催日時

令和5年6月21日(水曜)午前10時から午前12時

2.会場

堺市役所 本庁本館 地下1階多目的室

3.出席委員(敬称略)

稲垣委員、大石委員、小田委員、北村委員、舘野委員、辻本委員
萩原委員、藤原委員、松端委員、吉川委員、吉井委員、駒臨時委員

4.会議次第

相談支援体制のあり方について
(1)地域生活支援拠点等について
(2)障害者自立支援協議会について

5.議事内容(要点記録)

地域生活支援拠点等について

(委 員)堺市は拠点等を緊急対応に特化してしまっており、実際のニーズを理解していない。強度行動障害を有する人たちの8050問題にはどう対応するのかが出発点となっているはずだ。拠点機能を作るだけでは失敗する。面的整備とはどうコーディネートするか、どう相談支援するかである。注目されているのはクライシスプラン。危機の時の対策を先に考えておくのが拠点等の一番大切なポイントだと思う。拠点等は、短期入所だけでなく、他の事業所でも担えるはずだ。

(委 員)体験の機会は、家族だけでは用意できない方たちにどう機会提供するかまで含まれている。グループホームの体験では、ホームが消極的で活用ができていない。

(委 員)拠点等は暮らし方の問題であり、それを考えるのが相談支援であるというのが現在の考え方である。単に場を作っても、重度の人には届かない。

(委 員)偶然支援機関と繋がっているから良かったではなく、仕組みとして支えるための拠点である。

(委 員)セルフプランあるいはサービスを利用していない方のクライシスプランを相談支援がどう作成するかという把握をしてほしい。

(委 員)障害者と医療は切っても切れない状況であるが、相談支援体制の3層構造の中に医療の事が入っていない。医療だけでなく災害時も、平素より繋がっているところが拠点になるのが大事であるが、医療に関して誰とも相談できない状況があることをどこかに繋げられれば。

(委 員)拠点というのは、面的整備だけではなくて、色々な人が使えてこそ意味があるが、予算がタイトに決まっている上に、活用方法を分かっていない相談員もいる。制度の周知もされていない。

(委 員)地域定着支援の対象者は個別の契約で緊急時に対応するようになっているが、その数を洗い出す必要があると思う。

(委 員)グループホーム体験利用は、一旦地域移行支援事業所が加算をもらい、そこからグループホームへ再委託する報酬体系であるため使いにくい。また、地域移行では病院との連携はあるが、計画相談支援事業所とも連携できれば。単身生活体験事業や相談機能強化事業など頼りになる事業もあるが、周知の必要性を感じる。

(委 員)加算の制度が複雑で面倒なので取らないという事業所もある。ショートステイがなくても居宅介護事業所などが拠点となり対応している地域もある。大変、面倒、難しい、責任があるという思い込みを変えなければ。

(委 員)日常利用している事業所が拠点を担い、緊急時にはショートステイや重度訪問介護などをできれば。今はボランティアでしてくれているが、それが拠点になると周知してほしい。

障害者自立支援協議会について

(委 員)自立支援協議会の市協議会は報告するだけなのか。複合的な問題を抱える家庭へのシームレスな連携支援を取り上げてもらったことは嬉しい。

(委 員)自立支援協議会は、事例から社会的ニーズや社会資源を見つけて、解決方法を話し合う場のはずだが、ただ報告するだけで形骸化していると思う。

(委 員)協議会は地域の課題を集め、最終的には福祉計画への提言が目的だと思うが、ほとんど提言されていない。また、福祉サービス事業所の増加や、個別給付事業の変化にも関わらず、相談支援の仕様書や規約がほとんど変わっていない。加えて、緊急時対応を基幹相談支援センターだけですることは無理なので、基幹中心の相談支援体制からシェアする必要があると思う。

(委 員)区協議会の下に指定相談連絡会という相談支援事業所の集まりがあり、個別の事例を協議会へあげる取り組みをしている。

(委 員)緊急時対応においても現場の声を吸い上げ、システマティックに動くということを、ボトムアップで作っていこうというのが基本的なスタンスだと思う。

(委 員)委員構成の問題。協議会は行政の人が多数であり、民間がするものになっていない。当事者も部会に閉じ込めて協議会には入っていない。協議会を作っている一員であるという気持ちの民間の人も少ない。

(委 員)自分たちが動いている、動かせているという実感が持てるような会にするために、構成メンバーの見直しが必要かもしれない。

(委 員)区協議会では報告自体が難しい作業で課題となっているため、中途半端なかたちでもあげていければ。

(委 員)区協議会では事例検討になりがちで、その場では収穫もあるが、上には上がっていない。

(委 員)障害者が相談員として援助している団体が堺にはないので遅れている。また、当事者部会で話し合った内容を、どのように協議会として考えているかが具体的にわかるようにしてほしい。

(委 員)家族介護者も自立支援協議会の外に置かれている。

(委 員)各協議会の役割をどうするか、法的にどうか、構成メンバーについて考えるべき。

(事務局)意見は自立支援協議会の企画運営会議でも共有し、よりよい協議会にしていきたいと思っている。

以上

6.資料

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