関係委員と行政による評価の比較(堺市地域福祉計画推進懇話会)
健康福祉政策課 |
懇話会委員 |
協働の意義・ねらい |
- 本市の地域福祉計画を推進し、その進捗状況を評価するに当たり、広く市民、有識者等から意見を聴くため。
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市民参加のメリット |
- 市民や地域福祉活動の現場の声が行政に届く。
- 政策に反映でき、活動の主体性が高まる。
- 組織から参加しているが、組織の意見をまとめているわけではなく、当懇話会での議論についてもその組織に持ち帰って報告するという機会はないので、その点疑問が残る。
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期待される、協働による具体的な効果・メリット |
- 地域福祉に関する評価手法を市民と共に検討し、評価の結果として市の事業や住民の活動が地域でつながるような提案を行なう。
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市民参加のメリット |
- 市民や地域福祉活動の現場の声が行政に届く。
- 政策に反映でき、活動の主体性が高まる。
- 組織から参加しているが、組織の意見をまとめているわけではなく、当懇話会での議論についてもその組織に持ち帰って報告するという機会はないので、その点疑問が残る。
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協働相手への期待 |
- 評価手法・指標の検討、個別事業の評価、計画目標に向けた提案を市民、有識者それぞれの視点からの意見を出し検討していただく。
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行政への期待(参加前) |
- 行政よがりにならない市民視点の政策がつくれる。
- 市民の意見が計画の進捗管理に反映され、今後活動しやすい環境が整備される。
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協働後の結果(期待どおりか否か) |
- 期待どおりに各委員に市民、有識者それぞれの視点からの意見を出してもらうことができ、市民と行政の意識のギャップがよくわかる。ただ評価指標の検討はむずかしいので、その点の意見をいただくのは困難である。
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行政への思い(参加後)と、その理由 |
- 現場の意見を聞いて理解しようとしている点については、ほぼ期待通りであるという意見がある一方、行政と市民の間で、価値観や優先順位の隔たりがあるので、議論がかみ合ってないと感じることも多かったという意見がある。
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その理由(期待どおり・期待以上・うまくいかなかった理由) |
- 少人数での会議なので意見が出やすい。また地域やNPO等活動団体で中心になっているメンバーが参加しているので状況をよく把握している。
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行政への思い(参加後)と、その理由 |
- 現場の意見を聞いて理解しようとしている点については、ほぼ期待通りであるという意見がある一方、行政と市民の間で、価値観や優先順位の隔たりがあるので、議論がかみ合ってないと感じることも多かったという意見がある。
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取組み当初と比較し、協働の内容や相手の協力度に変化があったか否か |
- 会議を重ねる中でメンバーの意識共有が図られてきていることもあり、各委員から様々な意見が出るようになった。
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参加当初との比較 |
- できるだけ地域の意見を取り入れようとしているという行政の姿勢や、地域はそれをどう受け止めているか、また各組織がどのように動いているかなどが、互いによく理解できるようになったという意見と、特に変化なしという意見が混在している。
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総括 |
- 当懇話会の存在が、市民や地域福祉活動の現場の声が行政に届く機会であり、政策に反映できるということで期待が大きく、行政にとっても地域住民や活動団体の生の声が聞けるということ、NPO団体としても地域組織の考え方や動きがわかるという点で、互いにメリットが大きく、理解を深めるよい機会になっていることがわかる。
- 当懇話会に限らず、行政の会議には色々な組織を代表して市民に参加いただくが、組織の総意の意見であるかどうかという点や、その組織での報告の機会がなかなかないという点が課題としてある。
- 計画の評価手法の検討という点では、行政側から効果的な手法の提案ができないでいることもあって目的が達成されているとは言い難いが、議論の中で、事業に対する行政と市民の認識や評価にかなりギャップがあるということがよくわかり、評価に市民視点を入れることの重要性が浮き彫りになっている。
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