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己行記

更新日:2012年12月19日

指定区分
堺市指定有形文化財

説明

 己行記(こぎょうき)は、妙國寺開祖日こう(にちこう※)による自筆行状記録で、永禄4年(1561)から天正13年(1585)にわたる日次記です。

 冊子状に袋綴じされた和紙30枚にわたって、妙國寺の創建に関わる記事をはじめ、同寺に関わる事々や当時の堺の様子などが記され、中世末期堺の様相を伝える貴重な資料です。また当時の天下人である織田信長について、特に日こうは天正7年(1579)の安土宗論をはじめ織田信長と深い関わりがあり、天正10年(1582)6月の本能寺の変での信長の自害をはじめ、来堺の記事なども散見できます。さらに、ほぼ全丁に亘って日こう等による紙背文書があり、表裏併せての古記録として貴重です。

 尚、表紙裏には、天明7年(1787)7月、妙國寺第25世・日虔(にちけん)により表装が整えられた旨の書付があります。

己行記画像

所有者

 妙國寺(堺市博物館寄託)

特徴・大きさ

紙本墨書、冊子装(30丁)、縦28.0センチメートル×横22.0センチメートル

時代

 安土桃山時代

指定年月日

 平成20年7月17日

このページの作成担当

文化観光局 歴史遺産活用部 文化財課

電話番号:072-228-7198

ファクス:072-228-7228

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館5階
(文化財課分室)〒590-0156 堺市南区稲葉1丁3142

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