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住吉祭礼図屏風

更新日:2017年2月16日

指定区分
堺市指定有形文化財

説明

 住吉祭で住吉大社の神輿(みこし)が、堺の宿院頓宮(とんぐう)へ渡ってこられる様子を描いた屏風です。元々は「夏越祓(なごしのはらえ)」として6月晦日(みそか)に行われていましたが、現在は8月1日に行なわれています。
 左隻(させき)は神輿の出発する住吉社頭の賑わいを描き、右隻(うせき)はイエズス会の宣教師たちの報告により「日本のベニス」とヨーロッパにまで知られた、安土桃山から江戸時代初期にかけての堺のまちを描いています。
 堺を描いた、現在のところ最古の絵画資料としてばかりでなく、堺のまちの有様を具体的に伝えてくれる歴史資料としても重要な作品です。

住吉祭礼図屏風(左隻・住吉大社側)住吉祭礼図屏風(左隻・住吉大社側)

左隻(住吉大社側)  左上が社殿で、太鼓橋を渡り神輿行列が堺へと向かいます。

住吉祭礼図屏風(右隻・堺のまち側)住吉祭礼図屏風(右隻・堺のまち側)

右隻(堺のまち側)  行列は町人たちが仮装などをした風流行列が堺の浜通から右上の頓宮へと向かいます。頓宮では神事相撲なども行なわれています。現在の大道筋(紀州街道)にあたる通りの入口には、中世より堺の特色とされる濠と木戸が設けられています。

所有者

堺市(堺市博物館保管)

員数

六曲一双

構造

紙本金地著色

指定年月日

平成13年12月20日

時代

江戸時代初期

法量

各隻
縦107.6センチメートル
横263.0センチメートル

このページの作成担当

文化観光局 歴史遺産活用部 文化財課

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ファクス:072-228-7228

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(文化財課分室)〒590-0156 堺市南区稲葉1丁3142

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