区長の部屋

　皆様こんにちは。東区長の三井節子です。
　皆様には日ごろから温かいご支援・ご協力を賜り誠にありがとうございます。

　穏やかな春の季節が訪れ、いよいよ新年度がスタートしました。
　進級・進学、就職・転勤、お引越しなど新生活のスタート地点に立ち、期待と不安を抱いていらっしゃる方も多いと思います。皆様にとって素晴らしいステージになることを心より願っています。

　私は、東区長2年目を迎えました。昨年度は、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行し、地域ではお祭りや運動会、子育て親子や高齢の方などが交流する場、防災・防犯など、様々な活動が復活しました。
　お招きいただくたびに子どもたちの満面の笑顔に出会え、地域の皆様の温かさや絆の強さにふれることができました。
　この絆こそが、日ごろから犯罪を許さない地域をつくり、災害時には地域と命を守る大きな力となると実感しております。

　元日に発生した能登半島地震から3か月が経過しましたが、今も被災地では断水が解消されておらず、辛い避難所生活を送っている方も大勢いらっしゃいます。
　蛇口をひねれば水が出る、トイレでは水を流すなど普段当たり前にやっていることが災害時にはできない、しかも長期間できなくなることを見聞きし、いかに日ごろからの備えが重要かを痛感しました。

　以前、防災士資格の受講時に、防災学の権威と言われている講師の方から、南海トラフ地震が発生したら電気が1か月間使えなくなることも想定されると伺いました。そんな恐ろしい生活は想像もできません。でも、私たちは想像しなければなりません。
　南海トラフ地震の発生確率は高まっており、3月だけでも、震度4以上の地震が全国で10回も起きています。地震大国の日本ではいつどこで地震が起きるか分かりません。
　発災直後にご自身やご家族の命を守るために、そして、その命をつなぐために、日ごろからの備えや防災訓練への参加、身近な地域で顔の見える関係をつくっていただきますようお願いします。

　今後とも、安全・安心で豊かに暮らせる東区をめざし、職員一丸となって全力で取り組んでまいります。
　引き続きご支援・ご協力賜りますようお願い申し上げます。

（追伸）
　今年度もできるだけ地域に伺い、区民の皆様のお声をお聴きしたいと思います。皆様にお会いできるのが楽しみです。
　また、区長X（旧Twitter）（外部リンク）も毎日発信を続けますので、ぜひフォローください。東区の暮らしの日常や地域行事・イベントなどの情報を通じて、まちの魅力や人の温かさを感じていただけると嬉しいです。

令和6年4月1日

東区長　三井　節子