ネットワークB班まとめについて
更新日:2012年12月19日
ネットワークB班で話し合いたいこと(ワークショップの最初のお願い)
堺のまちを活性化し、市内外を移動しやすい環境を作るため、利用しやすい公共交通ネットワークを形成することが大事
⇒「堺のまちとして必要な交通軸」「乗り換えなど結節利便性の向上」などについて議論
堺市の公共交通ネットワークに対する想い(第1回ワークショップ:他班の意見も含む)
ネットワーク全体について
- 堺市内は循環ができない/まち、拠点を支える交通手段の構築が必要
サービスが不便な地区が存在、便利なネットワークになっていない
- 鉄道との接続が考慮されていない/乗り継ぎが不便
- 便数の少ない路線が存在/遠回りを強いられる
- ふれあいバスは双方向に運行していない
公共交通の主要な軸の不足
- 東西方向など軸の弱いところがある/東西軸は堺市だけの軸ではなく、府南部地区における軸と捉えればその必要性は高まる
広域ネットワーク
- 関空~堺東をつなぐネットワークを考えるべき
その他
- 地理的条件などによって課題が違う
- 阪堺線は重要な資源であり生きる道を考えるべき/今となっては継続する必要はないのでは
ネットワーク形成に関する幅広い意見交換(第2から3回ワークショップ)
堺市の公共交通ネットワーク形成に向けて、「夢、理想」を含めて、幅広く意見を交換。
主な意見
拠点間を直結する公共交通軸の導入
- 堺駅~堺東駅を中心に、美原区方面、金剛駅方面、WTC方面、河内松原駅方面等を結ぶ新たな交通軸の導入(モノレール、ニュートラム、LRT等) 等
広域ネットワークの強化
- 新大阪駅~堺市~岸和田市~関空を結ぶリニアモーターカー 等
鉄道延伸
- 四つ橋線延伸(大阪都心と「堺駅~堺東駅」を直結) 等
相互直通運行サービスの実施
- 泉北高速鉄道と御堂筋線の直通運行(和泉中央駅~千里中央駅間) 等
既存バスサービスの充実
- サービスの弱い深井駅~鳳駅間のバスサービスの充実 等
端末バスサービスの充実
- 鳳駅における駅前広場と一体となった端末バスサービスの充実 等
観光バスサービスの充実
- 堺駅、堺東駅、三国ヶ丘駅を経由する観光地を巡るバス 等
バスターミナル機能の強化(見直し)
- 栂・美木多駅における分散してわかりにくいバス停(路線バス、ふれあいバス、商業施設無料シャトルバス等)の集中配置 等
ふれあいバスの運行見直し
- 駅を通過しない、運行頻度が少ない等の利便性の低いふれあいバスについて、運行目的や位置付けそのものを見直したうえで、サービスを改善 等
望まれるネットワーク形成の方向性(第4から5回ワークショップ)
これまでの議論を踏まえて、実現性、優先性等を考慮した上で、重要度の高い施策を絞り込み、堺市の公共交通ネットワーク形成に望まれる姿、方向性を明確化。
基本的なスタンス
ネットワーク強化を図るうえで、短期的な視点と長期的な視点で重要度を考えることが重要。
長期的にみて重要度の高い施策
堺駅~堺東駅を中心とする、広域的な新たな交通軸の導入(特に重要度が高い施策)
- 堺駅~堺東駅という堺市の都心の核を連携する東西軸の強化が不可欠であり、モノレール、ニュートラム、LRT等の多様な交通手段について、事業の実現性(物理的な制約条件、費用対効果等)について検討のうえ、新たな交通軸として導入することが重要。
- この際には、単に、堺駅~堺東駅を結ぶのみでは意味がなく、WTC方面、河内松原駅方面等を結ぶ広域的な軸として整備することが重要。
羽衣駅~泉ケ丘駅~金剛駅~富田林駅を結ぶ、広域的な新たな交通軸の導入(特に重要度が高い施策)
- 市南部の東西軸を形成しつつ、金剛駅や富田林駅等との連携を高めるため、新たな交通軸として、多様な交通手段を考慮のうえ、導入することが重要。(短期的にはバスとして重要度が高い施策)
泉北高速鉄道と御堂筋線の相互乗り入れ(特に重要度が高い施策)
- 地下鉄との相互乗り入れにより、利便性向上が図られるとともに、南北のニュータウン(千里、泉北)とその間にある大阪都心部等との連携を強化することが重要。
三国ヶ丘駅~新大阪駅との連携に資する特急はるかの停車、快速の新設(重要度が高い施策)
- 観光強化に向けて、新幹線等へのアクセスの強化を図るため、三国ヶ丘駅におけるバスターミナルの強化と一体的に実施することが重要。
四つ橋線の延伸(重要度が高い施策)
- 確実な需要が見込まれ、乗り換えの人の流れによる商業活性化(堺駅等)が期待できるため、大阪都心と「堺駅~堺東駅」を結ぶことが重要。
短期的にみて重要度の高い施策
区役所間を連絡する市内循環バスの導入(特に重要度が高い施策)
- 堺市内のバス交通の根幹を形成するため、区役所にある待合場所等の空間を活かして区役所をバスターミナルとする、「各区役所を連絡するバス」を導入することが重要。
市内鉄道駅におけるバスターミナル機能の強化(見直し) (特に重要度が高い施策)
- 駅のバス停が分散することにより、わかりにくく、不便であるため、行き先ごとにバス停を分散させず、集約させることが重要。(OCATのように、バス停を集約させ、時刻表の電光掲示で、わかりやすく案内するなどの工夫を検討)
市民ニーズを踏まえた、ふれあいバスの運行見直し(特に重要度が高い施策)
- 市民にとって利便性の低いふれあいバスについて、市民ニーズに踏まえて、運行目的や位置づけを見直し、ルートの再編、自由乗降化等のバスの利便性を向上することが重要。
泉北環状道路循環バスの導入(重要度が高い施策)
- 泉北ニュータウンの「島(地区)」間の移動が不便なため、泉北環状道路を活用した運行が重要。
阪堺線御陵前~仁徳天皇陵古墳間を結ぶ観光バスの導入(重要度が高い施策)
- 観光活性化と中心部における高齢者の利便性向上のための運行が重要。
施策の推進にあたっての主な課題
「広域的な新たな交通軸の導入」について
- パーソントリップ調査(近畿圏交通実態調査)等に基づき、人の動きを十分把握した上での需要推計を踏まえて必要性を見極め、導入すべきかを考えるべき。
- 広域的な需要をどのように拾いこむかが重要であるため、需要に応じたルートを考えるとともに、「新たな交通軸」と他路線(鉄道やバス等)との乗り継ぎの利便性を高めることが重要。
- モノレール等、大阪府における広域公共交通網の整備の動きも視野に入れるべき。
- 複数の交通手段の乗り継ぎにより料金が高くなるため、総合的に料金体系についても考えることが重要。
「泉北高速鉄道と御堂筋線の相互乗り入れ」について
- 車両の違い、集電装置の違い等のクリアすべき課題は大きい。
- 実現にあたっては、泉北高速鉄道を堺市が取得すべき。
このページのPDF版はこちら(ネットワークB班のまとめ)(PDF:257KB)
発表用資料
グループ内での議論をもとに作成した発表用の資料です。資料の内容については、「ネットワークB班のまとめ」及び「これまでの意見交換結果」にまとめています。
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