写真展 アセアンフォトコンテスト2020
更新日:2021年12月22日
開催期間
2020年10月3日(土曜)から15日(木曜)正午まで
開催会場
堺市役所 高層館1階エントランスホール
展示の様子
新型コロナウィルス感染症拡大防止のためステイホームが呼びかけられたことから、「アセアンで撮った」または「日本で撮影したアセアンを感じることのできる」写真を2020年6月26日から8月7日の日程で公募し、118作品の応募があった中から50作品を展示しました。
アセアンフォトコンテスト2020の審査結果について
募集作品の中から外部審査員により、以下のとおり入賞作品が決定しました。
なお、入賞作品(13作品)の応募者には表彰状及び記念品を送らせていただきました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
審査員
板見 浩史 一般財団法人日本フォトコンテスト協会 代表理事 (敬称略)
応募総数
118作品
入賞作品(13作品)
最優秀賞(1点)
タイトル Sky of full stars
撮影場所 タイ チェンマイ
撮影者コメント
私が生まれ育ったタイのチェンマイでは毎年ロイクラトン祭りの時コムローイを一斉に夜空へ打ち上げる風習がある。これはブッダに感謝を届けるという意味も込められている。一斉にコムローイが夜空に打ち上がると瞬く間に夜空がコムローイで埋め尽くされる。この光景はまるで満点の星空を見ている感覚だ。
審査講評
たくさんのランタンが夜空に浮かぶ有名なお祭り。下から見る写真は多いですが、上からの撮影はあまり例がありません。ドローン撮影でしょうか。珍しさのみならず迫力あるスケール感と臨場感が見事。拡大して鑑賞すると作品の魅力がさらに際立ちます。ピント、露出、シャッタータイミングもそれぞれ絶妙で、撮影前のアイデアと実行力の勝利とも言えるでしょう。
優秀賞(2点)
タイトル 朝の僧侶
撮影場所 タイ バンコクからアユタヤへ向かう電車の中
撮影者コメント
朝早くから支度をして、アユタヤへ向かった。ふと目を覚ますと、日の光に輝く僧侶の姿。神秘的で美しく只電車に揺られる不思議な時間。今でもたまに思い出す夢のような時間。無意識に押したシャッターは、現実であったことを教えてくれる。
審査講評
混み合う電車の中で偶然撮ったとは思えないほどの優れた人物写真です。高潔な印象の僧侶へのスポットライトも幸運で、周囲の人物の省略と露出コントロールも秀逸。まるで映画のワンシーンのように完成度が高いと感心しました。きっと写真の神様が降臨してきたのですね。
タイトル 輝く少女達
撮影場所 インドネシア バリ島カイマニス
撮影者コメント
バリ・ヒンドゥー教最大のお祭り「ニュピ」、毎年3月30日頃 日本と違いバリ独特の暦に従いますが、、。その前夜祭「オゴオゴ祭り」が村々単位で行われます。日本での大晦日でしょうか。巨大な張りぼての悪魔が村中を練り歩きます。その一部として民舞が披露され 口火を切る民舞を少女たちが担います。着飾った少女たちの高揚感を感じました。
審査講評
これから踊りの出番なのか、やや緊張気味の少女たちの表情が初々しいですね。ワイドレンズで接近し、ストロボ発光で群像を夕闇から浮き立たせた手法が冴えています。さらに空の残照と背景の群像シルエットが画面に立体感を出し効果を上げてくれました。
優良賞(10点)
タイトル 突然のスコール
撮影場所 タイ バンコク マハナコン展望フロア
撮影者コメント
突然遠くから訪れるスコールの壁、別世界に飲み込まれる日常を、マハナコン展望フロアから撮影しました。
タイトル 平日のスコール
撮影場所 フィリピン
撮影者コメント
スコールが降った時はどうすることもできない。それは平日の昼間の仕事中でも。
自然には為す術がないことをフィリピンの人は、日常で感じている。災害が起こった時にしか、そのことを感じれない人たちとの時間の流れ方の違いを感じました。
タイトル 憧れの地シュエダゴォン・パヤー
撮影場所 ミャンマー シュエダゴォン・パヤー
撮影者コメント
過去ミャンマーのヤンゴンを旅した時の1ショットである。ヤンゴン市街を見下ろす丘の上に建つ、ミャンマーで最も高貴なる仏塔、シュエダゴォン・パヤーを訪れた。夕刻にも関わらず、境内は信仰深い多くのミャンマー人で溢れ、全ての信仰者は中心の黄金の塔に向かい参拝を行う。塔の頂が見えないことで、塔の果てしない高さが強調されている。中央の女性は何度も何度も礼拝を繰り返して強い願いの存在がこちらにも伝わってきた。
タイトル 夏のハロン湾
撮影場所 ベトナム ハロン湾
撮影者コメント
奇岩や島々が無数に散在しているハロン湾。
その中の小島に波静かな海水浴場があり、沢山の人たちが海水浴を楽しんでいた。
タイトル ビルマの祈り
撮影場所 ミャンマー
撮影者コメント
訪れた寺院の裏側。あまり人も来ない場所でしたが、良い光が入っており、ジッと誰かが来るのを待ちました。静かな時間でした。
タイトル 青空理容室
撮影場所 ベトナム Lang Chuong村
撮影者コメント
カフェも居酒屋も何から何まで路上に並ぶ、ベトナムの“路上文化”の一つ、道端の床屋さんでの一コマ。待っているお客さんもほのぼのと、時間がゆっくり流れる雰囲気が伝われば幸いです。
タイトル わが道
撮影場所 タイ バンコク カオサン通り
撮影者コメント
バンコクのカオサン通りで、人を気にせずにゆったりと気持ちよく寝転んでいる猫を見て思わずシャッターを切りました。
タイトル 夕焼けの親子
撮影場所 タイ プーケット
撮影者コメント
プーケットのパトンビーチで最高の夕焼けに出会った。
あっという間の光景であったが子供連れのカップルと沖に停泊しているクルーズ船、そしてパラセーリングを1枚に収めることが出来た。
タイトル 疾走
撮影場所 ベトナム ホーチミン市人民委員会庁舎
撮影者コメント
フランス領時代の名残であるホーチミン市人民委員会庁舎。その前を走り去る無数のバイクに、フランス領から独立を果たしたベトナムの人々の力強さを感じました。一見ベトナムとは思えない光景ですが、まさに「現代」を感じさせるのではないでしょうか。
タイトル 初めて目にするフルーツカービング技術
撮影場所 タイ チェンマイでのナイトマーケット
撮影者コメント
数年前に家族旅行で立ち寄ったチェンマイでのナイトマーケットにて、繊細な手作業に間近で食い入るように凝視する私の娘をよそに、フルーツカービングを高い集中力をもって進める女性を撮影しました。このような伝統技術が若い女性にもきちんと受け継がれていることに少し感動を覚えました。
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