9 特集 令和5(2023)年9月1日 ------------------------------------------------------------------------------------------- 令和4年度決算見込み 堺市の家計簿 令和4年度の決算見込みをお知らせします。詳しい決算状況は10月ごろ市ホームページに掲載します。 ※グラフの数値は、端数を調整しています。 問 財政課(☎228-7471 FAX228-7856) 堺市の決算状況を説明します 一般会計の収支は? 歳入総額 4553.8億円 76.6億円の黒字 翌年度へ繰り越すべき財源 9.9億円 歳出総額 4467.3億円 ●実質収支は76.6億円の黒字 実質収支は、累積の黒字(または赤字)のことで、年間収入から年間支出を差し引いて、次の年に繰り越して使うお金を除いた額です。 ●単年度収支は4.9億円の黒字 単年度収支は、令和4年度の実質収支(76.6億円)から令和3年度の実質収支(71.7億円)を差し引いた額です。令和3年度に比べて黒字の額が4.9億円増加しました。 歳入歳出は引き続き高い水準 歳入総額 歳出総額 (億円) 5000 4000 3000 2000 1000 0 (年度) H30 4053 4018 R1 4208 4182 R2 5118 5095 R3 4697 4615 R4 4554 4467 令和3年度からは歳入と歳出両方が減少していますが、引き続き新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰対策を実施したことにより、新型コロナウイルス感染症拡大以前と比較して高い水準です。 基金と市債の状況は? 基金残高は市債の返済のための積立てにより増加 将来の借金返済のためのお金を基金に積み立てたことなどで増加 減債基金 (満期一括償還分) その他 (億円) 1000 800 600 400 200 0 (年度) H30 735 336 399 R1 785 373 412 R2 831 396 435 R3 1097 442 655 R4 1129 488 641 基金は家計でいう貯金、市債は家計でいう借金のことです。基金全体は令和3年度から32億円増加しました。 臨時財政対策債残高、その他残高ともに減少 令和3年度に国から交付されたお金を活用した結果、借入額(臨時財政対策債発行額)が減少し、返済額が借入額を上回ったため減少 臨時財政対策債 その他 (億円) 6000 4000 2000 0 (年度) H30 4983 2302 2681 R1 5164 2445 2720 R2 5284 2573 2711 R3 5392 2789 2603 R4 5314 2767 2547 臨時財政対策債は、国が自治体に交付するお金が不足している場合に自治体が借りることができるお金で、その返済に必要なお金は、後に国が負担します。 近年、市債残高は増加し続けていましたが、令和4年度は減少しました。 経常収支比率は? 経常的な歳入の減少により上昇 (%) (年度) H30 99.5 R1 100.7 R2 100.8 R3 93.7 R4 102.4 経常収支比率は、「毎年常に支払わなくてはならないお金」が、「市税などの毎年常に入ってくるお金」に占める割合です。この割合が高いほど自由に使えるお金が少なくなります。 令和3年度は国から今後の臨時財政対策債の返済に備えたお金が交付されたため、一時的に割合が低下しました。令和4年度はそのお金を活用して臨時財政対策債の発行を抑えたため、割合が上昇しました。