このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
堺市
  • 音声読み上げ・文字拡大・ふりがな
  • サイトマップ
  • くらしの情報
  • 子育て・教育
  • 健康・福祉
  • 観光・歴史・文化
  • 産業・ビジネス
  • 市政情報


本文ここから

オムニバスドラマ「堺市博物館」

更新日:2014年10月24日

M=モノローグ
T=テロップ

○ 堺市博物館・通用口から廊下(真夜中)

真っ暗な通路に光る懐中電灯三つ。
照らしているのは、仲良しオバちゃん三人組の里子、和子、市子。
市子「あっさり開いたな」
和子「開いた開いた」
里子「なんかひんやりしてるな。オバケとか出そうやん」
市子「おるんちゃう? 古いもんばっかり置いてるし」
里子「市子ちゃん、もう、怖いこと言わんといて」
和子「声大きい」
市子「オバケのほうが怖がって逃げてくわ」
里子「あんた、えらい声弾んでへん?」
市子「そら、そうや。夜の博物館でときめく出会いがあるて占いに書いてあっ
たんやもん」
里子「せやからて、なにもこんな泥棒みたいな真似せんかて」
とそのとき、通用口から誰かの声がする。
和子「シーッ。誰か来るで」
声をひそめ、顔を見合わせる市子たち。
市子「こっちこっち」
と手招きし、里子と和子を呼ぶ。
壁にぴたっとくっつき、気配を消す三人。
中学生の彩華、美月、葉月、美砂が話しながら近づいてくる。
彩華「案外簡単に入れましたね」
美月「当たり前じゃん、裏から手回してるんだから」
とそのとき、ショーケースの中の行基が動いて、
行基「よっこらしょ。あ、こんにちはー」

T 第一話「行基の事情」

声をかけられ、驚いて立ち止まる中学生たち。
見ると、ショーケースの中の行基がしゃべっている。
驚いた顔で中学生たちを見ている市子。
里子「わ、行基がしゃべった」

行基
行基

和子「シーッ」
中学生たち、市子たちに気づかず、
彩華「高梨さんの言ったことが本当だったなんて!!」
美月「行基が動くなんて聞いたことなかった!!」
葉月「当たり前」
美砂「高梨の今日の運勢は一位だ」
美月「つまり、でっちあげたと」
行基「君たちはなんでこんな所にいるんですか?」
葉月「お前、ハンドルネームは?」
彩華「行基ですよ。小学校で習いませんでしたか?」
葉月「実は習いました」
行基「覚えててくれて光栄です」
美月「いや、あなたどう見ても行基じゃないでしょ」
行基「いや、実は深いわけがあって」
美砂「聞いてやろう」
行基「ありがとうございます」
彩華「いったいどういう事情が……?」
行基「実は、これが私の本業なんです」
美月「うわ、語りだした」
行基「お金がなくって……」

行基
行基

葉月「だから行基」
行基「このガラスケース内の警備、一晩三千円なんです」
美月「行基は関係ないんだってよ、高梨さん」
葉月「そんなはずは……」
彩華「でも、行基って何か持っていたような……?」
美月「そう、棒みたいなやつ」
行基「如意ですか? あれはダメなんですよ」
葉月「なぜだ」
行基「緊張して落としてしまいますから」
美月「わ、しょうもな」
葉月・彩華・美砂「(そろって)しょうもな!」
彩華「帰りましょう」
美砂「今度、行基を占いに来てやろう」
美月「しょうがない、暇な時に来てあげる」
葉月「さらば!」
行基「あ、さようなら?」
来た道を去って通用口へ向かう中学生たち。
気配を消していた市子たち、壁から離れ、見送る。
里子「今の子らしゃべってたん、何語?」
和子「そら日本語やろ」
里子「わかってるけど。意味不明やな」
和子「中二病いうやつちゃう?」
里子「中二病?」
和子「あのくらいの子らにしかわからんノリがあるんや」
和子、ぼうっとしている市子を見て、
和子「市子ちゃんとこの娘さんも、あのくらいやろ?」
里子「美月ちゃんな?」
市子「あ……うん」
里子「そういや、あの子ら、占いがどうたら言うてへんかった?」
和子「言うてた言うてた」
里子「あの子らも占い見て来たんやろか」
和子「その割に、あっさり帰ったけどな」
里子「親は何してるんや」
市子「……私」
里子・和子「え?」
市子「真ん中におった子、うちの娘」
里子「しょーもなって行基さんに突っ込んでた子? あれ美月ちゃん?」
市子「親が夜出歩いたら、ろくなことないな。はよ帰ろ帰ろ」
と行きかけると、目の前に犬型埴輪が飛び出す。
里子「うわ、何?」
和子「嘘!埴輪が動いてる!」

T 第二話「ハニワールド」

ショーケースから飛び出した犬型埴輪のポチが、

ポチ
ポチ

ポチ「ウ……ウゥゥ。ワォーン!!おいしそうなにおいがする!」
と里子のほうへ突進してくる。
里子「わ、私、来る前にステーキ食べてきた。そのにおいちゃう?」
和子「なんでそんなん食べてきたん?」
里子「タイムセールしててん」
ポチ「肉、肉、肉のにおい!」
と里子を追いかける。
里子「やめてやめて。犬苦手!」
と逃げる。
和子「え? どうなってるん? あれリモコン?」
市子「さあ……」
困った顔をした埴輪のコマニワが追いかけて、
コマニワ「おーい、ポチー。どこに行くの。待って~」

コマ二ワ
コマ二ワ

逃げる里子。追いかけるポチ。追いかけるコマニワ。
和子「市子ちゃん、写真」
市子「え?」
和子「埴輪が走り回ってるねんで。スクープや。カメラ、はよ」
市子「あ、うん」
あわててスマホを取り出す市子。
和子、奪って撮る、撮る、撮る。
里子「撮ってんと、助けて!」
と、急にポチが立ち止まる。
そこは、火縄銃の火灯かとうのショーケースの前。
火灯に向かって、吠えるポチ。
追いついたコマニワが、息を弾ませて、
スケニワ「どうしたんだ?」
コマニワ「スケニワ兄さん、ポチが……」
吠えるポチと、その先の火縄銃を見るスケニワ。

スケニワ
スケニワ

スケニワ「おや、この火縄銃は……もしかして……。(火灯に)あんた、昔、ポチを粉々にした火縄銃か?」
コマニワ「え? そうなの?」
なおも吠えたてるポチ。
コマニワ、火灯に詰め寄り、
コマニワ「ポチの体を見て。傷だらけでしょ? あんたが撃ったせいよ」
火灯「違うんだ!確かに撃ったのは私だが、撃つように仕向けたのは人間なんだ!」
コマニワ「え……」
火灯「私だって、撃ちたくて撃ったわけじゃない」
スケニワ・コマニワ「……」

火縄銃を見つめるはにわ

吠え立てていたポチが黙り、火打を見上げる。
コマニワ「ポチっ、どうしたの?」

答えず、吠え続けるポチ。

そこに、兄貴分の埴輪のスケニワが近づき、
火灯「どういう因果か、同じ博物館に納められて、いつか謝りたいと思っていた」
スケニワ「あんたも苦しんでたってわけか」

はにわ

コマニワ「どうする?」
とポチを見る。
ポチ、くるんと巻いたシッポを小さく振る。
コマニワ「ポチ……」
スケニワ「いい子だ」
とポチの頭をなでる。
コマニワ、火打に向き直り、
コマニワ「いいよって」
火灯「ありがとう」
そこに警備員が来る。
警備員「おや、こんなところにあったのか。誰が動かしたんだ?」
とコマニワを抱き上げようとして、
警備員「……ん? こんな笑ってたっけ? もっと困った顔をしていたような……気のせいか」
見届けた市子たち。
里子「なんか、ええもん見せてもろたな」
和子「うん」
市子「あかん、娘のこと忘れてた。はよ行かな」
と行きかけると、通用口のほうから懐中電灯の灯りが近づいてくる。
和子「あれ? また誰か来たで」

T 第三話「GYOKIE’S」

懐中電灯を手に近づいてくる侵入者。
侵入者「警備員は巡回中か……今のうちに高そうなもんを……」
とキョロキョロと周りを見渡す。
男の声「何してんねん?」
侵入者「えっ!? もしかして警備員?」
と振り返ると、すぐ後ろに行基がいる。
侵入者「あー、行基か……」
と一瞬ほっとしてから、
侵入者「ぎゃあーーー!」
と腰を抜かす。
行基「そんな大きい声出したら、警備員飛んで来るぞ」
侵入者「そ、そうですね……あはは……」
行基「早く立てよ。そんなとこ座ってたら風邪ひくぞ」
侵入者「えっ?あ、ありがとうございます。ところで、どうしてこんなとこ
にいるんですか? さっきまで誰もいなかったような……」
行基「まぁ、こんなとこじゃなんだし、展示室行こーぜ」
侵入者「は、はい。わかりました。(ブツブツ)ラッキー」
行基「(移動中)ところでお前、何しに来たんや?」
侵入者「えっ、あっ、え~~と~~? あっ!夜の散歩に来たんですよ!」
行基「そうかー。あっ! 暗いから足もと気を付けろよ」
侵入者が何かにつまづいて、こける。
行基「は~、だから言ったのに、ダサいなー」
警備員の声「今の音は何だ? また埴輪が逃げたか?」 
侵入者「えっ、誰? やっぱ来ちゃったか~、警備員」
と焦ると、そこに現れたのは埴輪。
行基「おぅ、ハーニワーじゃないか」
侵入者「ハーニワー?」
ハーニワー「おう、ギョーキー」
行基「久しぶりだな」
ハーニワー「そうだな。っていうか、23時間ぶりぐらいかな?」
二人が立ち話しているすきに、侵入者がごそごそして何かを盗む。
ハーニワー「おい、何してる?」
侵入者「へ?」
ハーニワー「お前、泥棒だろ!」
侵入者「見つかっちまった」
行基「ま、わかってたけど」
ハーニワー「また泳がせたのか?」
行基「余興だよ。こいつが何を盗むか見てみたくてね」
ハーニワー「ギョーキーって人が悪いよな」
行基「イベントがないと退屈でさ」
侵入者「何の話だ?」
行基「運が悪かったな。俺たち、バイトでここの警備やってるんだ」
侵入者「え?」
里子「埴輪の手も借りたい、いうやつ?」
和子「人手不足なんやなー」
ハーニワー「けーびいんさーん、どろぼーですよー!」
侵入者「ちっ」
と盗んだ何かを小脇に抱えて、逃げる。
警備員が駆けつけて、
警備員「待てー
と追いかける。
行基「あいつが盗んだもの、見た?」
ハーニワー「え? 何?」
行基「マーちゃん」
ハーニワー「マジ? よりによって、平成時代のなんちゃって埴輪?」
行基「シロウトだよな」
と笑い合っていると、激しくぶつかり合う音がして、
侵入者の声「ギャーッ。埴輪がーっ!」

はにわを落とす侵入者

○ 同・廊下

バラバラになった犬型埴輪を前にパニックの侵入者。
侵入者「埴輪がバラバラやーっ。お宝がーっ。せっかく盗んだのにーっ」
市子「あれいくらするんやろ?」
和子「弁償させられるんかな」
警備員、慣れた手つきで埴輪をくっつける。
侵入者「え!」
と驚いて涙が引っ込む。
市子「わ、くっついた」
和子「マグネットや」
里子「ようできてるわー」
市子「せや、こんなことしてる場合とちゃう。娘、娘」
和子「警備員さんに見つかる前に、はよ出よ」

○ 堺市博物館・前

市子たち三人が出てくると、美月が一人で立っている。
市子「おった、おった。ちょっと美月」
と近づいて、
市子「あんた、こんな夜中に何やってんの?」
美月、振り返らず、
美月「そっちこそ」
市子「あんたも見たんやろ、占い? 夜の博物館でドキドキする出会いがある、いうやつ?」
美月「まあ、そんなとこ」
市子「他の子らは?」
美月「美沙のお母さんが迎えに来た」
和子「ほんで美月ちゃんはお母さん待っててあげたん?」
里子「やさしいなあ」
美月「ちょっと静かにして」
一点を見つめている美月。
視線の先、若い男が行ったり来たりしている。
公務員のヤマモトである。

T 「第四話 駆け落ち」

和子「誰?」
里子「美月ちゃんの知り合い?」
答えず、男をじっと見ている美月。
市子「あんな男やめとき。不審者ちゃうん?」
美月「さっきからあの人、この前をうろうろしてるねん」
市子「なんで?」
美月「知らんわ」
市子らに気づかず、ブツブツ言っているヤマモト。
ヤマモト「うーん……ここで入ったら不法侵入……。でも彼女を迎えに行かないと……」
市子「彼女って誰?」
美月「なんでも私に聞かんといて」
冑の声「おい!!そこの怪しいやつ!!泥棒か!?」
里子「誰の声?」
市子「警備員さん?」
美月「静かに」
ヤマモト「え!?えぇっ!?ち、違……うこともないか…?」
冑の声「なんだ違うのか」
ヤマモト「あっさり信じた!?っていうかどこにいるんだ……?」
冑の声「ここだここ」
と声が近づき、冑が現れる。

冑

和子「冑が歩いてきた」
里子「もう驚かんけど」
ヤマモト「う、うわーっ!!なんだ!?亡霊!?」
冑「違う、違う。俺はただの冑だ」
ヤマモト「冑……?いや、冑がしゃべってもおかしいだろ!?てか外に出てるし!?」
冑「ちょっと風にあたりに来ただけだ。いいじゃねぇか」
ヤマモト「いいのかそれ!?」
冑、ヤマモトの顔をまじまじと見て、
冑「あ、あんた。誰かと思ったら……」
ヤマモト「え?」
冑「俺だよ俺!!」
ヤマモト「オレオレ詐欺かよ」
冑「ほんとに覚えてない?」
ヤマモト「ごめん」
冑「巫女埴輪の隣の冑だよ」
ヤマモト「あぁ、そういや、おったような……」
冑「まったく、巫女しか眼中にないんだな」
ヤマモト「……はい」
冑「照れるなって。ま、立ち話もなんだし、入れよ」
ヤマモト「え!?いいのか……不法侵入じゃ……?」
冑「いやいや、俺が許可してるんだからいいだろ」
ヤマモト「許してくれるのか、俺たちの仲を?」
冑「は?」
ヤマモト「……俺、実はあの巫女形埴輪と駆け落ちしに来たんだ」
冑「はぁ!?お前、まさか、そこまで……」
ヤマモト「あぁ、本気なんだ」
冑「……悪いことは言わないからやめといた方がいいぞ」
ヤマモト「……え? なんで? 彼女は俺の理想の女性だ!」
冑「たしかに、黙っていれば、な」
ヤマモト「黙っていれば……?」
冑「まぁ、当たって砕けてこいよ」
ヤマモト「砕けるとは決まってないよ?」
冑「いや、俺の予想じゃ、お前はボコボコにされるね」
ヤマモト「……行ってくる」
と中へ消える。
市子「どうする?」
和子「そら、ここは当然見届けるやろ?」
とついて行くオバちゃん三人。

美月も後からついて行く。

○ 同・中

ショーケースの中、涼しげな微笑みをたたえた巫女形埴輪。

巫女形埴輪
巫女形埴輪

ヤマモト、その前に進み出て、
ヤマモト「え、えーっと……巫女形埴輪さん……」
巫女「様よ!」 
ヤマモト「……へ!?」
巫女「巫女様と呼びなさい!!」
ヤマモト「あ、えっと……巫女様、俺と、その……駆け落ちしてください!!」
しばらくの沈黙があって、
巫女「嫌よ」
ヤマモト「えぇっ!?フ、フラれた……?」
巫女「まぁ、この私に目を留めた点については褒めてあげるけど。私はここの女王なの!!ここから出るなんて考えられないわ!!」
ヤマモト「そ、そんなぁ……」
と膝をがっくり折る。
巫女「だいたい、あなた、ストロークなさすぎ。こっちは悠久のときを生きてるの。いきなり駆け落ちしてくださいって言われてもね。自分の気持ちを急いで伝える男って情緒なさすぎ」
ヤマモト「巫女様……」
床に両手をつき、うちのめされて聞いているヤマモト。
里子「かわいい顔して、言うなあ」
和子「そこまで痛めつけたらんでも」
市子、美月を見ると、美月、違うところを見ている。
市子「美月? どこ見てるん?」
美月「どこ見ようと勝手やろ」
市子「……中二病」
美月「なんか言うた?」

○ 同・前

ぼうっとした顔でヤマモトが出てくる。
その後ろから出て来る市子たち。
ヤマモトを待ち受けた冑が、
冑「ほらな。わかっただろ? 黙っていれば、いい女なんだけどな」
ヤマモト、うっとりして、
ヤマモト「ほんと、いい女だよなー。俺が独り占めするのは、もったいない」
和子「うわ、立ち直り早っ」
冑「な、なんでウキウキしてるんだ?」
ヤマモト「俺たち、遠距離恋愛することになったんだ!!」
冑「はぁ!?」
ヤマモト「ゆっくり愛を育もうと彼女は言ってくれた。さすが、悠久のときを生きる女はスケールが違う」
里子「そんなこと言うてた?」
市子「前向きに解釈したら、そうなる?」
和子「前向きすぎやろ」
ヤマモト「ガラス越しの儚い両想い! なんてロマンチックなんだ……!!」

うっとりするヤマモト

と浮かれたステップを踏みながら、去って行く。
冑「……それでいいのか……っていうか、あのキャラ好きになれるのか……?」
あきれ顔でヤマモトを見送る冑。市子らを振り返り、
冑「お嬢さん方」
市子「ひゃっ」
里子「見つかってた?」
冑「お気をつけて、お帰りください」
と言い残し、館内へ消える。
ぽわんと頬を赤らめ、見送る市子たち。
里子「お嬢さん、言われてしもた」
市子「あの冑から見たら、私ら年下やし」
里子「ちょっとドキドキしたわ」
市子「もしかして、占いにあった『ドキドキする出会い』ってこれのこと?」
和子「犬型埴輪がバラバラになったんも、ドキドキしたけどな」
市子「ああ、あの磁石でくっつくやつ?」
里子「それ言うなら、犬に追いかけられたんが、いっちゃんドキドキしたわ」
和子「埴輪やけどな」
市子「娘が入ってきたんも、ドキドキしたけどな」
と美月を見て、
市子「やっぱし博物館は白昼堂々入らんとな」
美月「お母さん、ここって、年パスあったっけ?」
市子「年パス?」
和子「行き放題のチケット?」
里子「どうやろ。食べ放題情報はチェックしてるけど……」
市子「あんた、そんなにこの博物館気に入ったん?」
美月「気に入ったいうか……出会ってしもた」
市子「え? 出会ったて?」
美月「せやから……」
市子「もしかして、今の冑さん?」
美月「ちゃうわ。あんな若僧」
和子「わ、若僧て」
美月「もっとええ感じに枯れてる男前おったやろ」
市子「え? 誰やろ?」
顔を見合わせるオバちゃん三人。
美月「……行基や」
市子「ああ、行基な」
里子「行基行基」
オバちゃん三人、わかったようにうなずいてから、
里子・和子・市子「ええっ」
と美月を見る。

  • 作 ドラマティック堺さがしハンターの中学生のみなさん

井上綾音、金谷美里、川口真奈美、楠本容子、篠原千幸、高野綾、高見紗千恵、田中日菜乃、辻本友希乃、東照寺七海、仲野薫、二木桜子、野村幸子、藤間初穂、山下華加(五十音順・敬称略)

  • まとめ 今井雅子さん

関連リンク

「阪堺電車」を舞台に作成したシナリオはこちら (ワークショップ開催日 平成25年12月14日)

このページの作成担当

市長公室 広報戦略部 広報戦略推進課
電話:072-228-7340 ファックス:072-228-8101
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所本館5階

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで



以下フッターです。
Copyright © Sakai City. All Rights Reserved.
フッターここまでこのページの上へ戻る