受賞者挨拶 大賞 田内 基
更新日:2012年12月19日
今日の喜びをまず、天国におられる私の父と母に報告するのをご来賓の皆様にお許しをお願いします。
そして、私を永年にわたりご支援くださった
駐韓日本国大使 金山政英先生
衆議院議員 原田憲先生
全国社会福祉経営者協議会 吉村靫生先生
日韓宣教協力会 森山諭先生
在日韓国社会の指導者 金重根先生やすでに天国にめされた多くの支援者も「私たちの支援が無駄ではなかった」と喜んでおられると思います。
身に余る賞を頂きました。これは、これまで人間の幸福を願い、「故郷の家」づくりのために協力くださった皆様が頂いた賞だと思います。改めて深く感謝します。
平和は高い理想です。平和は人間の夢です。
平和は人間の幸福の基礎です。
私は韓国人の父と日本人の母の間に、韓国で生まれました。私の関心は、社会福祉と日韓親善です。
先日、韓国に行って法務局に寄ったら「外国人とともに発展する大韓民国」という大きな垂れ幕がありました。
在日韓国老人ホームを作る運動には多くの市民が参加しました。
在日コリアンは日韓の不幸な歴史認識を持つ市民、関東大震災の時は申しわけないことをしたと、贖罪の心で参加した人たち、日本と韓国が仲良くなることを希望する市民でした。
在日の同胞たちも共感して力強い支援がありました。「こころの家族」こそ、市民が作り、市民が発展させた市民福祉のモデルと言えます。
堺から始まった「故郷の家」づくりは、大阪、神戸、京都にでき、今度は東京だと公募に挑戦しましたが、挫折をし、力を失っていたとき堺市から吉報をいただき、新たに勇気を得ました。
私は、自由都市・堺市の平和貢献賞は、どんなにつらいことがあっても中断するなという励ましと受け止めさせていただきます。
最後になりましたが、第2回「自由都市・堺 平和貢献賞」を贈ってくださる竹山修身市長様と選考委員長の上田正昭先生を始め選考委員の皆様に心から敬意を表します。
また、駐大阪大韓民国 呉栄煥総領事様、松本光治堺市議会議長様、ご来賓の皆様、支援者の皆様に心から感謝します。
この受賞にあたり、「異文化は恵みのしるし、異文化共生は愛と平和への道、その開拓者を高く評価する社会に希望をいだく」という祝電をいただきました。
この喜びを「こころの家族」の役職員と「故郷の家」で生活する多くのハラボジ(おじいちゃん)、ハルモニ(おばあちゃん)とともに分かち合いたいと思います。
これからも弱い人の側に立つことを誓います。
カムサハムニダ。有難うございます。
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