平成30年度第3回堺市産業振興局指定管理者候補者選定委員会会議録
更新日:2018年12月5日
開催日時 | 平成30年9月13日(木曜) 午後1時開会 午後5時閉会 |
---|---|
会場 | 堺市役所 本館地下1階 会議室A |
出席委員 | 委員長 北野 武司(堺市総務局行政部行政管理課 総括参事役) |
欠席委員 | なし |
事務局 | 小走 伸吾(商工労働部 産業政策課長) |
案件名 | (1)堺市立勤労者総合福祉センター指定管理者候補者の選定に係る書類審査について |
会議資料 | (資料1)議事次第(PDF:70KB) |
開会
事務局
平成30年度第3回堺市産業振興局指定管理者候補者選定委員会を開催する。
定足数報告
委員会は委員全員出席で、委員定足数を満たしている。
応募団体との関係の有無報告
各委員及び親族に、応募団体の役員や団体との利害関係を有する方はなかった。
応募団体からの接触等の有無報告
各委員に対して、応募団体からの接触はなかった。
配付資料の確認
この資料は事前に各委員に配付し説明を行っている。
本日の案件確認
本日の案件について説明。
案件1 書類審査
委員長
第3回産業振興局指定管理者候補者選定委員会の案件の審議に入る。
案件1「堺市立勤労者総合福祉センター指定管理者候補者の選定に係る書類審査について」、まず所管課から「応募団体が募集要項で定められた応募に必要な要件等を満たしているかどうかの報告」及び「応募団体から提出のあった企画提案内容の概要」について説明をお願いする。
所管課
報告及び概要について説明。
委員長
所管課からの説明について、質問・意見はないか。
委員
<質問等なし>
意見交換
書類審査について意見交換を行う。
委員
<意見なし>
採点
採点を行う。事務局より採点方法について説明をお願いする。
事務局
採点方法について事務局より説明。
【資料5「選定審査方法について」参照】
採点
委員長
採点をお願いする。
<審査表回収>
審査表を回収し、集計に入る。
集計結果報告
<事務局から集計結果表を委員長及び委員へ配付>
委員長
集計結果を発表する。
第1位 C団体 合計307点
第2位 A団体 合計302点
第3位 B団体 合計287点
案件2 面接審査
委員長
案件2「堺市立勤労者総合福祉センター指定管理者候補者の選定に係る面接審査について」、所管課より応募団体への共通質問について説明をお願いする。
所管課
共通質問について説明。
【資料4「勤労者総合福祉センター面接審査の共通質問について」参照】
委員長
所管課からの説明について、質問・意見はないか。
織田委員
1番の質問は応募書類にも書いてもらっている部分であるが、それ以上に何か口頭で説明を求めるのか。書いているものをそのまま答えるのも良いのか。付加部分がなくてもマイナスと捉えなくてもよいか。
所管課
改めてお聞きするということである。マイナスとは捉えなくてよい。
委員長
共通質問については委員長が代表して質問する。
面接審査
<A団体入室>
事務局
A団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明。
事務局
応募書類に基づき、プレゼンテーションをお願いする。
A団体
A団体出席者紹介。
A団体のプレゼンテーション(15分)
委員長
引き続き質疑応答に入る。
共通質問事項1
(1)この施設の管理運営を通じて、どのような方針で勤労者福祉の向上を図ろうと考えているか。そのために、どのような労働福祉に係る講演会、講習会等、あるいは、自主事業等のソフト事業を実施する考えか。
A団体
企画書に記載のとおり、様々な自主事業で寄与していく。
委員長
共通質問事項2
(2)施設における基本的な人員体制、及び、舞台関係、設備関係、警備員等の配置人数や時間帯等について説明をお願いする。
A団体
企画書に記載のとおり、計11人。全員直接雇用。
委員長
共通質問事項3
(3)貴団体にとって、本施設の指定管理事業を担うことは、どのような意義やメリットがあるか。稼働率、利用者数などが計画どおりに推移せず、収支が赤字となる可能性がないわけではないが、そのような場合どう対応されるつもりか。
A団体
勤労者等のメリットになる事業を行うことで、社会貢献できる。収支については赤字の可能性は非常に少ない。
委員長
共通質問事項4
(4) 他の施設において、指定管理者としての運営実績があるとのことだが、貴団体が指定管理者として、運営を開始した後、どのような実績・効果があったか。具体的な数値等で説明をお願いする。
A団体
他の施設の例として、これまで講座がほとんどなかったが、数多く実施し、稼働率が約60%から約70%に上がった。
委員長
各委員から質問があればお願いする。
大西委員
大阪市の施設を管理されていると思うが、地域コミュニティの点でご苦労されている点は何か。また、堺の当施設を管理される場合どこに重点を置くか。
A団体
これまでのノウハウもあり成果をあげている。区役所とも情報共有して活動をしている。コミュニティとの親交は求められている部分であるが、我々であれば伸ばしていけると考えている。
重点はやはり稼働率アップ。稼働率を上げるため、チラシのポスティング、ポスターの掲示、SNS等地道に色々なツールを使い、稼働率も上がった。
今枝委員
もう一つ管理施設が増えるにあたり、常勤職員3人は既存の方で融通されるのか。
A団体
基本は新たに経験者を募集する。まずは前管理者からの継続雇用を検討し、いなければ新規で経験のある方を募集して採用する。
今枝委員
現在、当該業務に関わる従業員の男女の割合は。
A団体
1ヶ所は6人中2人、もう1ヶ所は6人中3人です。約半分ぐらい。
今枝委員
例えば自主事業であまり集客がなかったりした時の改善の提案を行うのも女性の方か。
A団体
企画立案には女性社員も配置している。
今枝委員
人員配置について、企画提案書記載の、常勤職員3人、非常勤職員8人とあるが、総括責任者・副責任者2人は常勤職員になるのか。常勤職員のもう1人の方は。
A団体
管理職員の中の1人で、(総括責任者・副責任者・管理職員が該当する)上から3人が常勤職員、下の8人がパート。職員の11人の一例として、1週間の勤務形態を記載している。
基本的には、館長・副館長がメインであと1人常勤職員が入るという形がとれると思う。
織田委員
収支計画について、経費の削減に向けては人件費を見直すと書かれているが、削減の効果は大阪市の指定管理者になった時にもあったか。
A団体
一時期なにか特殊な要因での残業もありえるが、時間管理がきっちりできていれば、基本的にこの貸館の仕事は残業が発生することはない。
<A団体退室>
委員長
面接審査を踏まえて、質問・意見はないか。
今枝委員
地域との連携などに関してはプラスだと思うが、人員に関して新たに雇用をするということで、施設管理にどれだけ経験された方を雇用できるのかという問題や、収支経費に関する考えも少し甘い印象。
塩崎委員
サンスクエアの周りに斎場や刑務所があるが、あまり地域の団体に頼りすぎるとどうか。常勤の方が常に二人いるのは、施設としては安心。
大西委員
施設管理の方は実績があり十分できると思う。勤労者施設の実績はないので、そこはこれから。
<B団体入室>
事務局
B団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明。
事務局
応募書類に基づき、プレゼンテーションをお願いする。
B団体
B団体出席者紹介。
B団体のプレゼンテーション(15分)
委員長
引き続き質疑応答に入る。
共通質問事項1
(1)この施設の管理運営を通じて、どのような方針で勤労者福祉の向上を図ろうと考えているか。そのために、どのような労働福祉に係る講演会、講習会等、あるいは、自主事業等のソフト事業を実施する考えか。
B団体
これまでのノウハウの蓄積を活用し、適正で実現可能な稼働率を維持した運営をしていく。ソフト事業については、雇用促進、スキルの向上を目的とした講座の実施や館のPR活動もしていく。
委員長
共通質問事項2
(2)施設における基本的な人員体制、及び、舞台関係、設備関係、警備員等の配置人数や時間帯等について説明をお願いする。
B団体
アルバイトを減らし非常勤を増やすことで、役割分担や責任の所在を明確にし、体制強化を図る。必要に応じて受付の人数も増やす。
委員長
共通質問事項3
(3)貴団体にとって、本施設の指定管理事業を担うことは、どのような意義やメリットがあるか。稼働率、利用者数などが計画どおりに推移せず、収支が赤字となる可能性がないわけではないが、そのような場合どう対応されるつもりか。
B団体
当団体と当施設の掲げる目的は同じであり、管理運営することで当団体のPR・会員拡大に繋がる。万一の赤字については自己資金で賄う。
委員長
共通質問事項4
(4)本施設において、貴団体が指定管理者として、運営を開始した後、どのような実績・効果があったか。具体的な数値等で説明をお願いする。
B団体
現管理運営の目標はかなり高かったが、一定の成果をあげた。
委員長
各委員から質問があればお願いする。
大西委員
平成5年の開設から今日まで、利用者としての意識やニーズにどのような変化があったのか。また、飲食提供サービススペースの提案がなかったので、何か変わるものの検討の余地がなかったのかどうか。
B団体
利用者の状況は、一般の方、勤労者、労働組合、その他と様々。会社の展示会、セミナーなどの活用も増加。講座後の自主サークル利用でのリピーターも増えている。
飲食提供サービススペースについては、自販機設置も検討したが、すでに全フロアに自販機を置いてあり、採算が合わないということで判断した。
今枝委員
常勤職員の4人が平日の昼間ということだが、夜間や休日等、非常時の対応はどのようにしているか。
B団体
常に何かあれば責任者に連絡が取れ、駆け付ける体制になっている。
今枝委員
受付主任の方と受付担当の方は役割が違うのか。
B団体
主任はチームを統括し、日々の配置を検討する役割になっている。
織田委員
堺市の稼働率の目標が45%、提案目標が50%となっているが、フェニーチェ堺が来年オープン予定で、影響を受けないか。
B団体
規模感に差があり、対象が異なると思っている。
織田委員
影響はほぼ受けないと考えているのか。
B団体
そのとおり。
<B団体退室>
委員長
面接審査を踏まえて、質問・意見はないか。
今枝委員
安定感はあるが、これまで来られてなかった方への刺激になるようなアピールが弱いかなと思う。
大西委員
継続してやっていくということだが、フェニーチェ堺ができるので、経費は相当努力しないといけない。
織田委員
飲食提供サービススペースの提案については、赤字負担を自分のところで回収するという点で難しかったのであろう。
塩崎委員
館長と非常勤職員2人を公募するということで、現職員から雇うのか新しい人を雇われるのか不明。
<C団体入室>
事務局
C団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明。
事務局
応募書類に基づき、プレゼンテーションをお願いする。
C団体
C団体出席者紹介。
C団体のプレゼンテーション(15分)
委員長
引き続き質疑応答に入る。
共通質問事項1
(1)この施設の管理運営を通じて、どのような方針で勤労者福祉の向上を図ろうと考えているか。そのために、どのような労働福祉に係る講演会、講習会等、あるいは、自主事業等のソフト事業を実施する考えか。
C団体
勤労者利用の割合が減少していることが課題と考えており、利用促進を図る。ソフト事業については、就業支援やスキルアップの事業を行い、創業支援については交流の機会を提供したい。
委員長
共通質問事項2
(2)施設における基本的な人員体制、及び、舞台関係、設備関係、警備員等の配置人数や時間帯等について説明をお願いする。
C団体
職員2~3人の常駐。午前・午後各3人、夜間は利用状況に応じて2~3人。舞台等は専門業者へ委託。
委員長
共通質問事項3
(3)貴団体にとって、本施設の指定管理事業を担うことは、どのような意義やメリットがあるか。稼働率、利用者数などが計画どおりに推移せず、収支が赤字となる可能性がないわけではないが、そのような場合どう対応されるつもりか。
C団体
勤労者に関わる施設運営のノウハウを生かせる。当施設は大阪で初となるという部分。赤字は会社として補てんする。
委員長
(4)他の施設において、指定管理者としての運営実績があるとのことだが、貴団体が指定管理者として、運営を開始した後、どのような実績・効果があったか。具体的な数値等で説明をお願いする。
C団体
ある施設では自主事業を20教室から80教室まで伸ばし、利用者数17,000人、稼働率23%増加。他の施設では、談話室を閉鎖し自主事業可能にしたところ、利用者数9,300人の増加。
委員長
各委員から質問があればお願いする。
大西委員
類似施設の運営をやられているが、施設管理に関わるマニュアルはあるか。あと飲食関係の提供についていくつか提案があるが、実際の実績はあるか。
C団体
マニュアルは社内システムで全施設共有できる。地域に応じたマニュアルは別途作る。
各種自販機は他施設でも設置しており、好評を得ている。
今枝委員
地域の野菜を使ったふれあい市の開催などは、どのような方策で地域や関係企業と連携し開催していくのか。
C団体
引き継ぎの段階で利用している方や地域の方にご挨拶して繋がりをつくっていく。実際、地域の農家の方や商工会議所の方にご協力いただいて一緒にイベントを開催している事例も多くある。ふれあい市についても、農協の方々などにご協力いただくという形を考えている。
今枝委員
事業が盛り沢山だが、蓋をあけたら実施できない物が出てくる可能性はあるか。
C団体
ニーズを把握したうえで一部変更する場合もあるが、基本的には実施する予定。
織田委員
本社が関東ということで、近年関西エリアを開拓されているが、エリアを広げていくときの苦労は。また今まで依頼している委託先なども離れると思うが、本社のバックアップ体制は。
C団体
本社所在地以外の施設のほうが多く、人をしっかり雇用できれば基本的にはどんな場所でも問題ない。
第三社委託については、地元の企業と、全国展開の企業と両面で依頼する。バックアップは関西エリアマネージャーが対応する。
<C団体退室>
委員長
面接審査を踏まえて、質問・意見はないか。
今枝委員
地元との連携と、どう活性化できるかというところが懸念だったが、地元の方を中心にということで、そこは払拭された。
<全体を通しての意見交換>
委員長
面接審査全体を踏まえて、意見等はないか。
大西委員
書類審査は基本的には3団体ともクリア出来ている。特にC団体はノウハウも実績もある。
A団体は、近くの大阪市でホール等の管理運営をしており、ビルの管理運営については間違いないかなと感じた。
B団体は従来から実績があるので、その実績は無視できない。今まで管理運営に携わっていたという部分でそれなりに評価した。
総合して堺にとってどうなのかなという視点で評価をした。
塩崎委員
今年は台風が多かった。A団体とC団体は常駐の方が常にいるが、B団体はアルバイトだけになる時間帯があり、そこが心配かなと感じた。
C団体は盛り沢山すぎて、本当に出来るのかなと心配がある。
今枝委員
現指定管理者は実績・安定感があるのかなと感じる一方、ニーズがこの間どのように変わってきたのか、その内容にはあまり回答がなく、今後、勤労者としても堺市としても、色々地域の方が求めていくことが変わっていく中で、その変化に対応できるのかという所を踏まえると、新しい刺激を入れることで活性化が図れるのではないかなという印象を持った。
織田委員
今回の募集にあたって、堺市の考えでレストラン事業を廃止していくということから、新しい視点で新しい事業を行い、館の利用者を増やしていく方策を求めていると感じているので、今までの実績に加えて、そういった視点で採点した。
採点
採点方法の注意点については先ほどと同様である。
採点をお願いする。
<採点>
審査表回収
審査表を回収し、集計に入る。
集計結果報告
<事務局から集計結果表を委員長及び委員へ配布>
案件3
それでは、案件3「堺市立勤労者総合福祉センター指定管理者候補者の選定結果について」、集計結果を発表する。
1位 C団体 書類審査307点、面接審査311点 最終合計点618点
2位 A団体 書類審査302点、面接審査300点 最終合計点602点
3位 B団体 書類審査287点、面接審査297点 最終合計点584点
1位の団体の総合計点数が満点の60パーセント以上に達しているため、1位の団体を堺市立勤労者総合福祉センター指定管理者候補者として選定する。
以上で本委員会を終了する。
閉会
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
このページの作成担当
産業振興局 産業戦略部 産業企画課
電話番号:072-228-7414
ファクス:072-228-8816
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館7階
このページの作成担当にメールを送る