平成30年度第6回文化観光局指定管理者候補者選定委員会会議録
更新日:2018年11月28日
開催日時 | 平成30年10月26日 午前9時30分~午後5時00分 |
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会場 | 堺市役所 本館3階会議室(財政局会議室) |
出席委員 | 委員長 戸奈 章(総務局行政部行政管理課総括参事役(指定管理・内部統制担当)) |
欠席委員 | な し |
事 務 局 |
小川 学(観光企画課長補佐) 外 |
所 管 課 | 清水 秀行(スポーツ施設課長) 外 |
案 件 名 | (1)堺市立美原総合スポーツセンター指定管理者候補者選定に係る書類審査について |
会議資料 | 会議次第(PDF:44KB) |
開会
事務局
平成30年度第6回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会を開催する。
定足数報告
事務局
委員会は全員出席で、定足数を満たしている。
応募団体との関係の有無確認
事務局
応募団体と関係のある委員はいないことを確認する。
応募団体からの接触の有無等
事務局
各委員に対して、応募団体からの接触等はなかったことを確認する。
配布資料の確認、案件確認等
事務局
本日の審議案件は
(1)堺市立美原総合スポーツセンター指定管理者候補者選定に係る書類審査について
(2)堺市立美原総合スポーツセンター指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について
(3)堺市立美原総合スポーツセンター指定管理者候補者選定に係る面接審査について
(4)堺市立美原総合スポーツセンター指定管理者候補者の選定結果について
(5)堺市金岡公園体育館等指定管理者候補者選定に係る書類審査について
(6)堺市金岡公園体育館等指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について
(7)堺市金岡公園体育館等指定管理者候補者選定に係る面接審査について
(8)堺市金岡公園体育館等指定管理者候補者の選定結果について
本日の審議結果は、事務局から堺市に書面で報告する。
また、会議録は、非公開部分を除いて、堺市ホームページにて公開する。
案件審議(案件1)
委員長
第6回堺市文化観光局指定管理者候補者選定委員会の案件の審議に入る。
案件1「堺市立美原総合スポーツセンター指定管理者候補者選定に係る書類審査について」応募団体から提出のあった「応募書類が募集要項に定められた応募に必要な要件を満たしているかの報告」及び「企画提案内容の概要」について所管課から説明をお願いする。
所管課
応募団体は2団体であり、両団体ともに応募に必要な条件を満たしていることを説明。
企画提案内容の概要について説明。
委員長
何か質問・意見はないか。
永田委員
スポーツ用品販売について、公募条件では3平方メートル以内となっているが、A団体の提案には常設が3平方メートルと移動販売が3平方メートルとある。また、B団体の提案では5平方メートルとある。これについてどうとらえているか。
所管課
公募条件は3平方メートル以内なので、A団体B団体ともにそれ以上で考えているのであれば認められない。提案書だけでは分かりかねるので、質疑応答でご質問願う。
永田委員
わかりました。
藤本委員
両団体の自主事業(1)の還元提案について、B団体は5年間で約600万円の納付。A団体は40万円の納付。これだけ差が大きいとどうとらえたらいいのか。
委員長
この金額の差は何か。
所管課
B団体の自主事業の収支計画を確認すると、自動販売機収入200万円前後で見込み、その半分を納付するという提案である。
委員長
自動販売機はそこまで利益出せるのか。
所管課
経費がほぼ発生しないので、基本的に利益は出る。
委員長
B団体の自動販売機収入見込みはA団体より50万円ほど高い。ここまで収益が伸びなければ、この金額は納付できないということか。
所管課
自動販売機の収益の50%を納付するという提案なので、必ずしも見込み通り納付できるとは限らない。質疑応答でご確認願いたい。
委員長
他に何か質問、意見等ないか。
委員
<質問・意見等無し>
委員長
それでは書類審査の仮採点を行っていただく。事務局から仮採点にあたって注意事項の説明をお願いする。
事務局
採点にあたっての注意すべき事項を説明(選定審査表、資料2)
委員長
それでは、書類審査の仮採点をお願いする。
案件審議(案件2)
委員長
次に案件2「堺市立美原総合スポーツセンター指定管理者候補者選定に係る面接審査にかかる基本質問について」事務局より説明をお願いする。
所管課
面接審査の基本質問について説明(資料4-1)
委員長
何か質問、意見等ないか。
委員
<質問・意見等なし>
委員長
資料4-1の内容を基本質問として、私が代表して質問することでよいか。
委員
<異議なし>
委員長
次に面接審査の流れについて説明をお願いする。
事務局
面接審査の流れについて説明(資料3)
案件審議(案件3)
委員長
次に、案件3「堺市立美原総合スポーツセンター指定管理者候補者選定に係る面接審査について」に入る。
応募団体
<応募団体(A団体)入室>
事務局
応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明。
応募団体出席者の紹介と応募書類に基づくプレゼンテーションをお願いする。
応募団体
プレゼンテーション(15分)
質疑応答
委員長
プール天井改修工事のため、平成31年度、4カ月程度プールを閉鎖する予定にしているが、当施設はプール利用者が多いことから利用料金の減収や利用者の減少が予想される。回復策としてどのような方策を考えているか。
応募団体(A)
プールの閉鎖中、会費の割引対応を実施する。また、会員が戻る際の手続きを簡素化するための休会制度を設ける。加えて、現在毎週木曜日が休館日であるが、プール閉鎖期間中は臨時開館とする。
委員長
各委員から質問はないか。
藤本委員
現指定管理期間中、利用者を3万人増加させたということであるが、これは新規の利用者が増えたのか、既存の利用者の回数が増えたのか。
応募団体(A)
正確な数字を今示すことはできないが、両方増えている。トレーニングルームの月会員数が増えていることから新規が増えていることも確認できる。
田中委員一方、収益は年間で2%収益を増やすとしているが、どのように収益を増加させるのか。
藤本委員
今回の提案で利用者増が最も見込める提案は何か。
応募団体(A)
立地的に他の施設に比べて堺市民の利用割合が低いので、堺市民の利用を増加させる提案に力を入れている。具体的にはウェルカムチケット、市民無料開放デーなどである。
藤本委員
事業の収益にかかわってくるが、プール閉鎖期間でどのくらいの利用者が休会されると考えているか。
応募団体(A)
会員は10%休会し、そこから復帰する方が80%ほどと見込んでいる。
ただ、他にもプールの都度利用は当然減収となるし、自主事業のスイミングスクールの生徒たちはかなりの退会と見込んでいる。そのあたりは精緻に計算し、収支計画を作成した。
西村委員
ウェルカムチケットはどうやって配布するのか。
応募団体(A)
他市の類似施設でも実施しているが、美原区の市民課に転入手続きを行う際に、堺市の冊子であるとかを配布しているので、その中にウェルカムチケットを入れていただくように市と相談して行いたい。
田中委員
茶道教室の提案について、今回新たな提案で、トレーニングルーム横のスペースで行うようであるが、ダンス教室であれば20人はできるところを、参加予定人数5人となっている。このことについて説明ください。
応募団体(A)
時間帯は、夕方のスタジオプログラムの後の空き時間に行う。人数は道具に限りがあるので5人としている。
永田委員
我々はスポーツ専門企業ではあるが、堺市の歴史など、なじみの深いものを学ぶことで、堺市民の利用促進につながるという意図で提案した次第である。
自主事業(1)スポーツ用品販売で、常設と定期移動販売会とあるが、この趣旨をご説明いただきたい。
応募団体(A)
常設の商品とは別に、需要が多い時期に、皆様の目の届くところに在庫を置くのが移動販売会という位置づけである。
永田委員
3平方メートル以内という規定があるが。
応募団体(A)
常設の販売はカウンターの上にスイムキャップやゴーグルを少し置いているだけなので、ほとんどスペースは使わない。従って定期移動販売会を実施しても十分3平方メートル以内に収まる。
永田委員
わかりました。先ほど現指定管理期間中、利用者を増やしたとのことであったが、平成29年度は減少している。要因は何か。
応募団体(A)
競合店が近隣に出店したことが要因ととらえている。全国的に小型のフィットネスの出店が増えているが、次期指定管理期間で回復させるように考えている。
永田委員
人員の配置について、常時最低何人いるのか。
応募団体(A)
責任者1人、受付2人、プールが1~3人、トレーニング室が1人。合計6・7人は常勤で勤務している。
委員長
以上で質疑応答を終了する。
応募団体(A)
<応募団体(A団体)退室>
応募団体(B)
<応募団体(B団体)入室>
事務局
応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明。
応募団体出席者の紹介と応募書類に基づくプレゼンテーションをお願いする。
応募団体(B)
プレゼンテーション(15分)
質疑応答
委員長
プール天井改修工事のため、平成31年度、4カ月程度プールを閉鎖する予定にしているが、当施設はプール利用者が多いことから利用料金の減収や利用者の減少が予想される。回復策としてどのような方策を考えているか。
応募団体(B)
プール以外の施設は利用可能であるので、そこの利用促進を図る。それでも初年度の収益は赤字になる見込みであるが、5年間の中で収益改善し、市に利益還元する提案をしている。
藤本委員
今の質問に関連して、どの提案をメインに4カ月間のプール閉鎖を補うのか。
応募団体(B)
どれがメインでというよりは、トレーニングルーム、スタジオの教室、テニスコート、多目的グランドでのトップアスリートによるイベント、スポーツ大会などでにぎわいを創出するなどして補っていく。
藤本委員
4カ月間で離れたプール利用者をどうやって呼び戻すのか。そのあたりはどうお考えか。
応募団体(B)
近郊にプールのあるフィットネスクラブがないため、現在の利用者に周知を徹底し、改修後にプール利用者が回復するような取り組みを行う。
永田委員
堺市民の利用促進について、どのように考えているか。
応募団体(B)
我々西区の家原大池体育館の現指定管理者であるので、そちらの施設と連携し、新規利用者を取り入れたい。
永田委員
利用料金は値上げするのか。
応募団体(B)
消費税相当分程度のみ値上げしたい。
永田委員
スポーツ用品販売について、5平方メートルとあるが、上限は3平方メートルである。誤りか。
応募団体(B)
誤りです。
永田委員
では、売上の見込みも変わってくるのではないか。
応募団体(B)
2平方メートル減ったくらいでは、売上が変わることはないので問題はない。
永田委員
わかりました。
田中委員
提案にあったプールの水を飲料水に使える機械というのは高価なものではないのか。収支計画書に盛り込んでいるのか。
応募団体(B)
リースで計上している。
田中委員
コンピューターグラフィックスレッスンであるジョイビートを提供するという提案があるが、ヨガやエアロビクスなども実施しているスタジオで、どの時間帯にどういう運用で行うのか。
応募団体(B)
当該施設には2つのスタジオがあるが、第1スタジオはこれまで行っていたプログラムを継続して行い、小さい第2スタジオでジョイビートを流しっぱなしにする予定である。従っていつ利用者が来ても参加できる運用を考えている。
田中委員
人数はどのくらい入るのか。
応募団体(B)
レッスンの内容にもよるが、15人から20人である。
田中委員
では参加者の人数制限も行うということか。
応募団体(B)
参加者が多いようなら入れ替え制など臨機応変に対応する。
永田委員
トップアスリートを呼んでイベントを行うとあるが、どの程度の頻度で実施するのか。
応募団体(B)
オリンピアンを招いてのイベントは年1回程度であるが、セレッソのサッカー教室などは頻繁に実施したい。
藤本委員
家原大池体育館との共通利用券を提案しているが、料金システムはどう考えているか。
応募団体(B)
他市で同様の提案をしているが、そこでは購入先の施設の売上としている。詳細は市と協議する。
藤本委員
当該施設の利用者は地域柄高齢者が多いが、共通利用券を利用される方をどのくらいの数見込んでいるのか。
応募団体(B)
家原大池体育館の利用者がプールのある当センターに来られる可能性が高いと見込んでいる。ただ、センターは毎週木曜日休館のため、木曜日に家原大池体育館に来られる利用者もいる。両方うまく利用促進できればと考えている。
委員長
以上でB団体に対しての質疑応答を終了する。
応募団体(B)
<応募団体(B団体)退室>
委員長
書類審査及び面接審査を踏まえ意見交換を行うが意見等あるか。
永田委員
B団体の共通利用券はどのくらい利用されるか数字は示してもらえなかった。
藤本委員
アイデアとしては面白い。
委員長
休館日が違うから、メリットはある。アイデアとしては面白い。他市でも実施しているなら、理論上は可能か。
藤本委員
家原大池体育館と美原総合スポーツセンター間の移動の利便性が良ければメリットはある。
委員長
所管課としてはどう考えているか。
所管課
いくつか疑義があるが、他市で実施しているなら検討の余地はある。
条例に定められていないため、通常の料金として徴収するのは不可能。自主事業などでの工夫が必要。
永田委員
どちらの収入になるのかという問題もある。
所管課
それについても議論が必要。選定されたらできる限り提案内容に沿えるようにしたいが、条例上整理が必要である。
永田委員
この共通利用券が堺市民の利用者増加策に当たるとは思わない。
委員長
A団体は近隣に類似施設ができたから利用者減ったと言っていたが、B団体は近隣に類似施設はないと言っていたがどういうことか。
所管課
フィットネスクラブはいくつかあるが、プールのある施設は無いのでそういう意味かと。
委員長
わかりました。
他に所管課として、懸念等あるか。
所管課
両団体とも、大きな懸念事項はない。
永田委員
現指定管理者は数字など、当然ながらきちんと把握できている。休会制度も評価できる。
プール休館に対する危機意識が高く、堺市民の利用促進策も市の意図をよく把握している。B団体は新規のため共通利用券など面白い点はある。これをどう評価して点数にするか。
藤本委員
この施設が月会費制というのが、A団体にとって強み。
委員長
他になければ書類及び面接審査をふまえて採点をお願いする。
集計結果発表
事務局
<集計結果一覧表を委員長及び各委員に配布>
案件審議(案件4)
委員長
それでは、案件4「堺市立美原総合スポーツセンター指定管理者候補者の選定結果について」の集計結果を発表する。
第1位 A団体 総合得点:314点
第2位 B団体 総合得点:287点
この結果、総合計得点が満点(400点)の60%に達しており、かつ得点の最も高いA団体を堺市立美原総合スポーツセンターの指定管理者候補者として選定する。
<昼休憩>
案件審議(案件5)
委員長
案件5「堺市金岡公園体育館等の指定管理者の選定に係る書類審査について」応募団体から提出のあった「応募書類が募集要項に定められた応募に必要な要件を満たしているかの報告」及び「企画提案内容の概要」について所管課から説明をお願いする。
所管課
応募団体は4団体であり、応募に必要な条件を満たしていることを説明。
企画提案内容の概要について説明。
委員長
何か質問・意見等はないか。
委員
<質問・意見等なし>
委員長
それでは委員間で意見交換を行っていただく。
委員
<質問・意見等なし>
委員長
それでは書類審査の仮採点をお願いする。
案件審議(案件6)
委員長
それでは、案件6「堺市金岡公園体育館等指定管理者候補者選定に係る面接審査の基本質問について」所管課より説明をお願いする。
所管課
面接審査の基本質問について説明(資料4-2)
委員長
何か質問、意見等ないか。
委員
<質問・意見等なし>
委員長
面接審査の基本質問について、承認することに異議はないか。
委員
<異議なし>
案件審議(案件7)
委員長
それでは、案件7「金岡公園体育館等指定管理者候補者選定に係る面接審査について」に入る。
応募団体(C)
<応募団体入室(C団体)>
事務局
応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明。
応募団体出席者の紹介と応募書類に基づくプレゼンテーションをお願いする。
応募団体(C)
プレゼンテーション(15分)
質疑応答
委員長
本市では第2次堺市スポーツ推進計画を策定し、総合目標として20歳以上の市民の週1回以上のスポーツ実施率の向上をめざしている。市民のスポーツ実施率を高めるため、指定管理者としてどのような取り組みができるか、お答え願う。
応募団体(C)
20歳以上の方がスポーツに親しむための場所をどのような場所でどのように確保するかを考えていく必要がある。イベントを少しずつでも行っていくことで体育館の認知度を高め、利用者にまず足を運んでいただくきっかけをつくり、スポーツに参加していただく機会を増やしていきたいと考えている。
委員長
各委員から質問はないか。
永田委員
現指定管理者からC団体に代わった場合、現在の問題点をどのように改善できるか。
応募団体(C)
金岡公園体育館には有効活用できるスペースがある。それらを利用して新しい事業をしていきたい。バーベキューやラウンドフィットネスの事業として提案している。
永田委員
自主事業で提案されているバーベキューについて、実現可能性は検討しているか。
応募団体(C)
公園の中は難しいという認識であるが、火気を使用しなければいいのか、火気を使用しても限定されたスペースであれば大丈夫なのか等、市と相談していく。場所は、小体育室横の芝生広場を想定している。
永田委員
第三者への委託を減らして、自社の社員を使うことによってコスト削減を図るという提案をされているが、自社の正社員を雇うほうが人件費は高くなるのではないか。
応募団体(C)
自主事業の教室事業については、外部講師だと交通費等も含め一本の教室につき幾らという契約になるが、体育館で勤務しているスタッフはひと月幾らという契約であり、教室数が多ければ自社スタッフで行うほうがコストを抑えられる。
永田委員
わかりました。
警備については、24時間有人警備ではなく、機械警備を行うのか。
応募団体(C)
機械警備を行う。現在警備員が在中している出入口については、シルバー人材センターへ様々な業務の一部として委託し、警備は機械警備にすることを考えている。
藤本委員
金岡公園体育館で他施設と同じように展開できること、新しく展開できることについてより具体的に提案内容を説明いただきたい。
応募団体(C)
健康相談室は使用頻度が少ない。提案しているラウンドフィットネスは、軽い機器を使用するため、体力測定を行う際は、機器を移動させて従来の使い方ができ、その従来の使用をしないときには、ラウンドフィットネスを行う。
また、会議室についても、使用していない時間帯は、コンピュータグラフィックスを使用したレッスンプログラムであるジョイビートを設置したいと考えている。こちらも別の場所へ設置・移動させることが可能であるため、臨機応変に使用可能であると考えている。
委員長
他に質問等はないか。
永田委員
様式4-17の利用料金収入と様式5-1の収支計画書の利用料金収入の数字が異なっているが、何か理由があるのか。
応募団体(C)
様式4-17は誤り。様式5-1が正しい。
永田委員
わかりました。
様式4-17の、テニスコートの夜間照明を増設するという提案であるが設置後の所有権は、どのように考えているか。
応募団体(C)
所有権は市に移転させる。従って、リースではなく割賦で考えている。本来なら全面に照明設置したかったが、そこまでは予算が見込めなかったため、まずこの5年間で半分の3面に夜間照明をつけて利用者を増加させる計画である。
永田委員
指定管理期間5年での割賦か。
応募団体(C)
その通りである。
藤本委員
総合型地域スポーツクラブとの連携協力への支援と記載あるが、具体的な支援や連携協力の実績等あるか。
応募団体(C)
関東で当施設と類似した施設があり、そこで総合型地域スポーツクラブと連携している。
藤本委員
どういった連携か。
応募団体(C)
可能な限り優先的に施設を確保する、新規でつくられる総合型地域スポーツクラブの手続きの補助等である。
藤本委員
家原大池体育館でも行っているのか。
応募団体(C)
家原大池体育館で実績はない。
藤本委員
わかりました。
委員長
以上で質疑応答を終了する。
応募団体(C)
<応募団体(C団体)退室>
永田委員
小体育室横の芝生広場は公園条例対象外施設になるのか。
所管課
公園の一部なので、体育館を含め全て公園条例が適用される。指定された場所以外での火気は禁止されている。現状金岡公園体育館ではバーベキューは認められていない。ただし、金岡公園以外の公園で認められている場合もある。
委員長
では例外的な取り扱いを受ければ可能ということか
所管課
公園監理課が判断することになるが、事前に公園監理課に問い合わせたところ、現時点で金岡公園において火気使用を認める予定はないとの回答であった。
金岡公園には公園管理者が常駐しておらず、近隣住民のことも考慮するとバーベキューを公園監理課が認めない可能性が高い。
永田委員
どこまで調べて提案しているのかを確認したかった。
仮に事前に質問があれば、利用可能かどうか所管課は回答するのか。
所管課
質問は全て文書で受付、文書で回答する。その質疑応答は公開される。バーベキューを提案しようとしていることを、ほかの応募者に知られたくないため、質問しなかったのではないか。
委員長
一般的に市民であれ事業者であれ、条例の解釈について所管課が聞かれれば回答するのは当然。公園監理課に直接問い合わせれば他の応募者に知られることなく質問できた。
永田委員
わかりました。
委員長
次の団体の面接を始める。
応募団体(D)
<応募団体入室(D団体)>
事務局
応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明。
応募団体出席者の紹介と応募書類に基づくプレゼンテーションをお願いする。
応募団体(D)
プレゼンテーション(15分)
委員長
質疑に入る前に、事務局から確認事項がある。
事務局
様式12において、代表団体であるD-a社は法定雇用率以上の障害者を雇用していると回答しているが、提出されたD-a社の平成30年6月1日時点の障害者雇用状況報告書によると雇用率が2.15%となっている。
障害者の法定雇用率は、平成30年4月から2.2%に引き上げられているため、法定雇用率を下回っていることとなるが、どちらが正しい回答か。
応募団体(D)
雇用状況報告書の数字が正しい回答です。
事務局
承知しました。
質疑応答
委員長
本市では第2次堺市スポーツ推進計画を策定し、総合目標として20歳以上の市民の週1回以上のスポーツ実施率の向上をめざしている。市民のスポーツ実施率を高めるため、指定管理者としてどのような取り組みができるか、お答え願う。
応募団体(D)
トップアスリートを呼び、イベントやスポーツ教室を通じてスポーツをするきっかけを提供し、少しずつ利用者を取り込んで、スポーツ実施率の向上につなげる。
永田委員
トップアスリートによるイベントはどれぐらいの頻度で実施する予定か。
応募団体(D)
大きなイベントは年1回以上と提案している。
永田委員
当施設において、現在管理運営している指定管理者の問題点及び改善点をどうとらえているか。また貴団体が管理運営することによりそれらをどう改善するのか。
応募団体(D)
報告書を確認したところ、赤字教室も見受けられる。我々は他の施設で同様の教室をやっており、独自のプログラムを行うことで収支上も健全な運営ができる。教室に関しては我々のほうがより最新の知見を生かしたスポーツ教室を実施できると考えている。
応募団体(D)
補足すると、我々は60年以上にわたって様々な大会や教室を行ってきた。子どもから高齢者まで多様なコンテンツ、ノウハウを豊富に持っている。また、2020東京オリンピックゴールドパートナーであるので、確かにイベントそのものは年に1回しかできないかもしれないが、そういった情報をどんどん提供することで、スポーツの機運を高め、地域のスポーツ振興に寄与していきたいと考えている。
永田委員
広告事業は実施しないとあるが、理由はなぜか。
応募団体(D)
他の自治体で民間広告を出して市民から苦情があった。公共施設の場に民間広告を掲載することについて懸念があり、今回の提案では見送った。
永田委員
わかりました。トレーニング機器について、トレッドミルを3台増やすとあるが、今3台あるのを新しくするという意味か。
応募団体(D)
募集要項の仕様にはトレッドミルの入替は1台であったが3台とも入れ替える。
藤本委員
様式4-17の利用者満足度について、初年度85%、その後、平成35年度には93%以上と目標設定されているが、何を根拠にしてこの数字を算出したのか。
応募団体(D)
現指定管理者様の特徴でもあるが、90%以上の満足度を達成している。我々が管理して、そこから下げるわけにはいかないので、そこを最低ラインとして目標値を設定した。先述した内容を活用して、市民の方に満足していただけるサービスを提供し、目標達成したい。
応募団体(D)
当社が管理している他の施設でも80%の利用者満足度は最低条件という認識である。90%は越えたいというのは、社としての指針としてある。それくらいの目標達成ができないようなら我々がこういった施設に取り組む価値がないと考えている。若干高いかもしれないが、利用者に満足していただけるような対応をとっていきたい。
藤本委員
対応の中で満足度を上げるためのポイントはどのように考えているか。
応募団体(D)
現在は受付には人が立たれていないが、そこを必ず人を配置するなどして、コミュニケーションを活発にさせて、明るい、もう一度来たくなるような施設にしたい。
また、トレーニングマシンのリニューアル、営業日の拡大、利用料金の値下げ、そういったところで満足度を上げていきたいと考えている。
また、健康相談室に私どものスポーツ工学研究所からスキルのある人間を派遣し、月に1回予約制で、市民のいろんなスポーツに対する相談や講習会なども検討している。
永田委員
人員配置について、現在受付に人が立ってない状況を改善したいとのことであるが、常時施設にいる人数は何人くらいにするのか。シフト表を確認すると8人から10人は必ずいるという体制にするのか。
応募団体(D)
その通りである。
永田委員
確認するが、開館日は増やすとなっている。人も増やし、日数も増やせば人件費は上昇するのではないか。
応募団体(D)
収支計画はシフトを想定して組んでおり、全く問題はない。
永田委員
わかりました。先ほどの藤本委員との質疑の中であったが、D団体のスポーツ教室は他とどう違うのか。
応募団体(D)
例えば介護予防の体操について、我々は兵庫県下の5施設でトライアスという通所介護型の施設を直営でやっている。そこで行っている介護予防のプログラムを、その設備がないところでも使える形にアレンジしたものを提供することで、歩行が早くできるようになった等の結果も出ている。そういう知見に基づいた指導をできるというところは我々の一つの強みである。
他にも例えば縄跳び等のプロとも我々は契約しており、彼らの教室は好評を得ている。そういったことも取り入れて、市民のニーズに合った形での提供をやっていきたい。
また、いかに継続してスポーツをやっていただけるかということが非常に大きいと考えている。トップアスリートのような普段会えない方に会えるとモチベーションが上がるので、彼らを活用して我々しかできない教室を継続的に実施していきたいと考えている。
永田委員
わかりました。
藤本委員
構成団体にD-b社が入ったことによる特徴は何か。
応募団体(D)
当社は指定管理者の案件を全国に46件携わっており、それらの情報を集約して、より品質向上に向けた取り組みを行っている。また、その他修繕、改修についてもD-b社ビルは全国に数千ビルあり、それを管理してきた蓄積があるので、そういった知識、経験を本施設に活用できると考えている。
藤本委員
施設管理以外で、利用者に対して特段の提案はないということか。
応募団体(D)
今回の提案で具体的にはない。
藤本委員
利用料金を先ほど野球場は2,000円から1,800円に値下げするとあったが、なぜ200円値下げするのか。
応募団体(D)
他施設に比べて野球場は利用率が低かったため、利用率を上げるための一つとして提案している。
藤本委員
200円でどの程度利用者増加を見込めるか。
応募団体(D)
PRのきっかけとして行いたい。野球だけでなく、高齢者がゲートボール等いろいろな競技を行っているので、もっとPRすれば利用率は向上できると見込んでいる。
田中委員
介護予防体操について、通所介護施設で利用していたものをアレンジするということであるが、通所介護施設は、比較的歩くのが困難な方を対象にしており、体育館利用者とは対象が異なるのではないか。どういう方を対象に集めるのか。
応募団体(D)
当施設で実施する場合、もう少し元気な方たちを対象にする。従って内容もそれに伴って変更する。他の類似施設で同様のプログラムを提供している例があるので、対応できると考えている。
委員長
以上でD団体に対しての質疑応答を終了する。
応募団体(D)
<応募団体(D団体)退室>
委員長
次の団体の面接を始める。
応募団体(E)
<応募団体入室(E団体)>
事務局
応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明。
応募団体出席者の紹介と応募書類に基づくプレゼンテーションをお願いする。
応募団体(E)
プレゼンテーション(15分)
質疑応答
委員長
本市では第2次堺市スポーツ推進計画を策定し、総合目標として20歳以上の市民の週1回以上のスポーツ実施率の向上をめざしている。市民のスポーツ実施率を高めるため、指定管理者としてどのような取り組みができるか、お答え願う。
応募団体(E)
貴市の理念になっている「いつでも」「どこでも」「いつまでも」、これを大事に、手軽に気軽に施設を利用できるよう、敷居の低い施設管理を目指す。
そのために、施設の存在意義や教室プログラムを明確に市民の皆様にお伝えするために、情報の発信に力を入れて進めていきたい。
藤本委員
現在管理されている実績の例として3施設について利用率が向上しているとの記載があるが、実績が上がったのは3施設という意味か。他の施設はどうか。
応募団体(E)
他施設も利用率は向上しているが、その中で大阪市の3施設が一番大きい故、抜粋した。
藤本委員
上がった一番大きな要因は何か。
応募団体(E)
我々が最も重要視しているのは接遇である。また新規の来場者をふやすため、様々なスポーツイベントを行い、施設を周知させることにより利用拡大に努めている。
藤本委員
わかりました。
永田委員
50円のコインロッカー利用料金をリターン式にするという提案について、現状のコインロッカーで可能か。
応募団体(E)
当社で費用負担し、新たなコインロッカーを導入する。
永田委員
人員の配置について、14人で予定しているが、14人でこの全営業時間を回せるのか。一人当たりの勤務時間が長いのか。
応募団体(E)
社員については8時間勤務。午前と午後のシフトで、アルバイト、パート等を含め事務所内は3人常時在中。トレーニングルームに2人を配置。合計5人常時勤務を予定している。陸上競技場及び、テニスコートで不測の事態があった場合は、体育館の3人が対応に当たる。トレーニングルームの2人のうち1人が、マルチスタッフとしてどこでも対応できるような教育を行う。
永田委員
現指定管理者が管理運営している中で、問題点や改善点は何か。貴社が管理運営すればどのようによくなるか。
応募団体(E)
現指定管理者と我々との違いは、トレーニングルームの指導である。資格を持った者を常時配置し、利用者にいつ来ていただいてもトレーニングの方法等、アドバイスができる体制をつくるというところが現指定管理者と違うところである。
永田委員
その人は常勤職員ということか。
応募団体(E)
その通りである。
永田委員
指定管理料が年間5,900万円とかなり安い提案である。
応募団体(E)
収支計画の中で、初年度は収支赤字も覚悟して算出している。その中で、自主事業で利益を出していきたい。
永田委員
それにしても、何が要因でそこまで安くできるのか。人件費が安いのか。
応募団体(E)
現指定管理者の人件費が4,700万円ほどになっている。我々は1,000万円ほど人件費を安く試算している。
永田委員
人件費をそれだけ安くしても、問題なく人員配置ができるということでよいか。
応募団体(E)
その通りである。
田中委員
スポーツ教室等は、これまでの教室は引き継ぐとあるが、新たに何か教室を考えているか。
応募団体(E)
現指定管理者の教室について、一旦は全て引き継ぐ。その中で問題点を整理しながら改廃していく。新規で考えているのはダンス系。現在はキッズダンス、ヒップホップダンス等は実施していないため、利用者の声を聞き、状況を見ながらやっていきたい。
藤本委員
現スタッフの継続雇用の保障と提案されているが、現指定管理者の人件費の単価が高いのであれば、低く抑えるためには、雇用するけども、単価を下げるという意味か。
応募団体(E)
想像であるが、現指定管理者は社員とアルバイトとで金額単価がずいぶん違うのではないか。現場のスタッフ、アルバイト雇用については、面談の上、継続をさせていただくが、我々が提示する単価と大幅に変わることはないと認識している。
藤本委員
いずれにしろ、こういう地産地消とフェアトレードの二大方針は、計画の収支の中でやっていけるという理解でよろしいか。
応募団体(E)
その通りである。
委員長
以上でE団体に対しての質疑応答を終了する。
応募団体(E)
<応募団体(E団体)退室>
委員長
次の団体の面接を始める。
応募団体(F)
<応募団体入室(F団体)>
事務局
応募団体に対し、委員の紹介並びに面接審査の進め方について説明。
応募団体出席者の紹介と応募書類に基づくプレゼンテーションをお願いする。
応募団体(F)
プレゼンテーション(15分)
質疑応答
委員長
本市では第2次堺市スポーツ推進計画を策定し、総合目標として20歳以上の市民の週1回以上のスポーツ実施率の向上をめざしている。市民のスポーツ実施率を高めるため、指定管理者としてどのような取り組みができるか、お答え願う。
応募団体(F)
気軽にスポーツができる機会の提供が必要と考えている。今回、ライフステージに応じたスポーツ教室、中でも取り組みやすいランニング、ウォーキング教室を提案しており、また卓球教室、バドミントン教室も夜間の時間に開催し、利用しやすいように提案している。他にも、時間がない方のために、好きな時間に利用できるトレーニングルームの利用促進を図りたいと考えている。トレーニング講習の回数を増やすなど、気軽にトレーニングルームが利用できる環境を提供し、スポーツの習慣化のきっかけづくりとしたいと考えている。
応募団体(F)
補足すると、第2次堺市スポーツ推進計画の調査の中で、今後やりたいスポーツについて、1位が散歩、ウォーキングで59%、2位が器具を使った筋力トレーニング及び有酸素運動である。これらを踏まえ、次期指定管理期間はトレーニングルームの強化を図りたいと考えている。
永田委員
現指定管理者として、当施設の問題点や課題をどのようにとらえているか。また次回指定管理者に指定されれば貴グループではどのように改善するか。ご回答願う。
応募団体(F)
近年の夏場の暑さ対策が課題ととらえている。例えば陸上競技場を利用の団体は、夏場に競技会、特に中・長距離を昼間の時間帯に行うのは危険という認識である。従って来年度からは利用者ニーズにこたえるべく、夕方に中・長距離の記録会を開催できるように、陸上競技場の時間延長等を実施する予定である。
永田委員
それは利用者がこの日に延長して欲しいと言えば、柔軟に対応する予定か。
応募団体(F)
原則大会については、1カ月前に主催者と打ち合わせをすることになっている。その時点で主催者と開催時間について協議し、柔軟に対応する予定。これまでも緊急の場合は延長に応じている。
永田委員
わかりました。現在の施設の中でスペース的に有効活用できると考えられることはないか。
応募団体(F)
有効活用できるスペースは、案としては持っている。ただ、実際そこが教室等で有効活用できる場として適しているかどうかは市と相談しながら進める必要がある。今回の提案の中でもスケートボード教室は、大体育室北側のスペースを活用して実施したいと考えている。
永田委員
例えば健康相談室等が有効に活用されてないという現状はあるのか。
応募団体(F)
日々の利用について、教室の血圧測定等で看護師がおり、教室前に血圧を測っている。従って、有効活用できていないという認識はない。
永田委員
もっと利用できるかもしれないが、今回は提案はされてないということでよいか。
応募団体(F)
イベント等の際に相談室を利用して、簡単な体力測定会等は開催しているので、引き続き行っていく。
永田委員
わかりました。受付に常時人はいないのか。
応募団体(F)
基本的には立つようにはしているが、状況に応じて呼び鈴があるので、そこで押していただいて対応している。
永田委員
その点に関して、課題とか改善点であると考えているか。
応募団体(F)
特に課題と認識していない。アンケートにそういったことを記載された例もない。
永田委員
わかりました。
スポーツイベント等の開催と提案されているが、どのぐらいの頻度で実施する予定か。
応募団体(F)
イベント等の開催について、体育館を知ってもらうことを目的に、また利用者に対する還元として、体育館フェスタを年に1回は開催している。体育館フェスタにかわって、今回ビクトリークリニックを提案しているが、大きいイベントとしては年に1回である。
藤本委員
現在、指定管理者として管理運営されて、今期の最大の実績というのを1つ、2つ上げるとすると何になるか。
応募団体(F)
毎年2%の利用者の増加はこの4年間続けており、目標を達成した。
藤本委員
その達成できたポイントは何か。
応募団体(F)
教室の内容である。それに広報活動。4年ほど前から地域や学校にビラを配布するなど、地道な広報活動も実施した結果、利用者は4年間で51万人から55万人に増えている。
藤本委員
利用者満足度について、市が求めている水準は85%以上とあるが、現在は何%か。
応募団体(F)
平成29年度の利用者満足度は90%弱である。体育館の職員の対応としては、90%以上の満足度を得ている。
藤本委員
次回の目標値としては少し下方修正したということか。
応募団体(F)
前年比を上回ることを常に目標としている。提案の最低限の目標設定というところで、85%以上は絶対にクリアすべき最低限の目標としている。実際には常に100%を目指して、90%、95%を維持していくと考えている。
藤本委員
目標は85%以上で記載しているが、実際は前年度を上回ることを常に目指していくということか。
応募団体(F)
その通りである。
田中委員
スケートボード教室を提案されているが、スケートボードはできる場所が限られているので、公の場所でできるのは利用者に喜ばれる。先ほどスペースの有効利用をされるということを述べていたが、どの場所でされるのか。屋内か。
応募団体(F)
屋外である。体育館の裏に屋根のついた場所があり、指定管理区域内のため、使うことは可能と考えている。現在は自由に人が往来できる場所となっており、大会時に選手が雨宿りしたり日陰で休憩したりしている。そこを有効利用する。
田中委員
通行の邪魔になることはないか。
応募団体(F)
問題ない。
藤本委員
基本方針で、「する」「みる」「ささえる」「ととのえる」ということで説明あったが、「みる」のところの具体的なものというのは何か。
応募団体(F)
堺ブレイザーズとは強固な絆がある。市の応援もあるが、ホームゲームを金岡公園体育館で開催している。他にはエヴェッサや、バスケットの全国大会、ハンドボールの日本リーグの開催などが挙げられる。代表団体であるF-a社は堺体育協会の事務局も担っているので、各団体と友好な関係にあり、そういったルートを通じて大きな大会を誘致するように努めている。
藤本委員
わかりました。
永田委員
他市や他の指定管理者がどういった管理運営をしているかの情報収集等は行っているのか。
応募団体(F)
政令指定都市の体育協会で研究協議会を定期的に行っている。他の体育協会で我々と同様スポーツ施設を管理している協会も数多くあるので、情報共有しながら地域でそれぞれ管理の仕方の違いや、ニーズの情報収集を行い参考にしている。
また、構成団体であるF-b社は全国での運営実績があり、各都道府県のF-b社の競合他社の提案書なども情報収集し、社内でそれらに対する勉強会も定期的に開催し、何が一番地域に合致しているか常に研究している。
永田委員
それがF-a社とF-b社と組まれている強みということか。承知した。堺体育協会と強いつながりがあるということであるが、それは管理運営するうえで強みと言えるのか。
応募団体(F)
大会の運営等、意思疎通ができる点や、先述した大会の誘致で違ってくる。
体育協会の事務局をしていることはスポーツ振興にとって、我々の団体としても大きな財産である。
永田委員
わかりました。
田中委員
新提案のスポーツ教室であるが、チアダンス、フットサル、スケートボード、これらが今人気と見受けられる。実施時間について、夜間となっているが、照明等、問題ないか。
応募団体(F)
照明については、移動式のものを準備する。また、指定管理区域とはいえ、公園内であるため、教室開催時はコーンなどで範囲を限定し、安全面に配慮する。
田中委員
原池公園にスケートボードパークがあるが。
応募団体(F)
今回提案のスケートボード教室は幼児、初級者を対象としている。レベルが上がってくれば原池公園のスケートボード教室等を紹介する。
委員長
以上でF団体に対しての質疑応答を終了する。
応募団体(F)
<応募団体(F団体)退室>
委員長
それぞれの審査を踏まえ、意見交換、ご質問等々、約20分行う。
田中委員
スケートボード教室する場所は問題ないか。
所管課
問題ない。建物の軒下にそういうコンクリートのフリースペースがある。
委員長
コンクリートが割れたりしないのか。
所管課
今想定しているレベルはそこまで激しく使用しないのではないか。階段やコンクリートが欠ければ当然補修を求める。自主事業であるから当然指定管理者負担で修繕になる。
委員長
いろんな公園でスケートボードは禁止になっている。公園利用者に危険等はないか。
所管課
人通りがある所ではないのは確かであるが、教室でやると、普段から勝手にやり出す人が出てくることは懸念される。
委員長
子どもがその教室を見たら、ここはスケートボード禁止ではないと理解する。
所管課
そのあたりは検討課題になる。
委員長
4団体の面談が終わって、どういう印象か。各団体それぞれ特色を出しているように見えた。
藤本委員
見せ方がもったいないところもある。
永田委員
人員の配置で、例えばE団体は14人で、一方でD団体は21人で、F団体は16人、どのぐらいで回せるのかが不明。F団体は実績から具体な勤務形態の記載はあるが、他の応募者は記載がないので、どうなのだろうかと。
委員長
金岡公園体育館で全国大会、あるいは近畿大会などの大会は行っているのか。
所管課
行っている。過去にも国体の柔道競技の会場として利用もされた。また、レスリングの大学生の大会も毎年夏休みに行われている。バスケットボールのインターハイの大阪予選の決勝もやっている。
むろん運営そのものは各団体が行うが、運営サポートは経験値も必要である。
永田委員
そこは重要な点である。
委員長
先ほどのF団体の説明では、「いつでも」ではなく、相談があれば時間延長や早朝の対応に応じるということであった。
所管課
その通り、これまでもそういった対応をしてきている。
委員長
ほかに何か質問、意見等ないか。
委員
<質問・意見等なし>
委員長
それでは、書類及び面接審査をふまえて採点をお願いする。
集計結果発表
事務局
<集計結果一覧表を委員及び各委員に配布>
案件審議(案件8)
委員長
堺市金岡公園体育館等指定管理者候補者の選定結果について、集計結果を発表する。
第1位、F団体、312点。
第2位、C団体、303点。
第3位、E団体、290点。
第4位、D団体、288点。
この結果、総合得点が満点(400点)の60%に達しており、かつ得点の最も高いF団体を堺市金岡公園体育館等指定管理者候補者として選定する。
閉会
委員長
本日の案件の審議は全て終了した。
以上で本日の委員会を終了する。
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